エンジン好調なのは川原剛、捌きでは中野憲人が上位だ!
山陽で行われているプレミアムカップと日程が重なる関係で、今回の川口ナイトレースはS級やA級上位は不在。A級中堅以下による戦いになる。気温が上がりつつある昨今だが、ナイトレースの時間帯は走路温度が下がってくるので、スピードあるレースが展開される。
出場する中でランク最上位は中野憲人。通常ならプレミアムカップに出場していてもおかしくない実力者だが、最近では最重ハンの10M前で走る事が多い。スタートさえ叩かれなければ、自分のリズムで走れるので展開的には楽になっている。更に今回は最重ハン勢は不在なので、最後方からのレースがメインになる。スタートの心配なくレースに臨めるのは精神的に楽。レース道中の捌きは問題ないので、力強い追い上げを見せてくれそう。
前回の川口で優勝戦まで進んでいたのは高塚義明。結果は6着だったが、準決までの3走はオール2着。ハンデ位置を生かしての好走が目立っていた。優出後なので本人のリズムは悪くない。川原剛は前々走の地元で準優勝すると、その後の浜松でも優出していた。課題のスタートにも一定の改善が見られ、レース道中はスピードに乗れていた。エンジン状態は良い。
その浜松優勝戦には平塚雅樹と深谷俊太も乗っていた。平塚は優勝戦で0ハンに6車並んだ内から4番目の枠だったが、ここでは見事にトップスタートを決めていた。そのまま押し切るかに見えたが、道中で渋沢憲司と田村治郎に交わされて3着入線。それでも試走は29出ていたのでエンジン面は良好。深谷は2番手スタートを決めたが、そこから後退して5着の結果。ただし、近況は成長が著しいので初優勝を迎える日も近そう。今回はメンバーが手薄なので、その絶好のチャンスと言える。
福村唯倫はエンジン堅調。ここ10走中7回の連対。その内訳は1着が1回、2着が6回。圧倒的に2着の方が多く、連下の狙いが妙味となるか。広瀬勝光も着取りが偏っている。近10走中8回の車券絡みがあるが、1着と2着が1回ずつ。3着が6回と、3着になる結果が多くなっている。
軽ハン勢では丸山浩信と吉田幸司の伸びが良さそう。丸山は直線での進み方が良く、コーナーで多少スピードが落ちても直線でグンと車を押し進める事ができる。吉田幸は変わらぬスタート速攻からの粘り込みが光っている。
※3月14日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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中野 憲人〔川口 A-61(24期)〕
福村 唯倫〔川口 A-91(25期)〕
広瀬 勝光〔川口 A-104(30期)〕
丸山 浩信〔川口 A-162(20期)〕
川原 剛〔川口 A-178(26期)〕
高塚 義明〔川口 A-192(29期)〕
平塚 雅樹〔浜松 A-100(31期)〕
深谷 俊太〔浜松 A-141(34期)〕