永井大介に選手権Vの大チャンス!
浜松オートで行われている第53回SG日本選手権オートレースは優勝戦のメンバーが出揃った。初日からオール0Mオープンで行われてきた最終決戦。優勝戦で栄冠のゴールを迎えるのは...。
優勝戦のハンデ位置は最内から金子大輔、早川清太郎、永井大介、有吉辰也、荒尾聡、鈴木圭一郎、青山周平、滝下隼平となった。枠番選択により位置が決まり、1番選択順の金子が最内に入り、その後は内から順に決まり、7番選択の滝下が8枠に入り、最後に青山が7枠になった。
大事なスタート争いだが、単純なスタート力だけを考えると青山が上位か。滝下は、この中に入るとスタート力はだいぶ劣勢。他はほぼ差がなく、金子もやや劣勢の部類かといった感じ。
枠番を加味したスタート争いは3枠の永井が飛び出すとみた。これに有吉が乗っていく。早川が内で踏ん張るか。荒尾、鈴木圭、青山と出て行きそう。
いきなり先頭を走る事になると見ている永井は今節、エンジンの仕上がりが良い。特に、準決では道中で青山と競り合う形になったが、上がりタイムは337を叩き出した。最終レースだった事もあるが、レース道中で捌く展開でありながら、この数字はかなり驚異的。優勝戦でも独走に入れば誰も追ってこれない。有吉が2番手スタートなら、後続をブロックしてくれそうで尚更、展開が向いてくる。仮に、トップスタートを切れなくても、今の永井は道中で交わしていける機力がある。そこで当ブログでの本命には永井を挙げる。2015年以来の選手権Vを目指す。
相手は有吉。準決では一杯の走りのようにも見えたが、上がりタイムを見ると339。優出メンバーの中で2番目のタイム。もしも永井を抑えて出るようならチャンスが巡ってくる。もちろんトップスタートではなくても、中盤で前を走る車に隙があれば、しっかりと捌いていける技量がある。次は荒尾。やはりスタート力は脅威で、トップスタートも十分ある。近況は10周戦でのスタミナも強化されている印象。3番手までに出る事ができれば、十分勝利を手繰り寄せることができる。選手権初制覇に燃えている事だろう。そして、鈴木圭。準決の動きを見る限りでは、エンジンの仕上がりを欠いているが、優勝戦までに上積みができれば上位進出は可能。最後に金子。スタート争いは微妙な面あるが、最内から突っ張っていけるようなら怖い存在。エンジン面はかなり良さそうだ。全国ランク1位の青山は、準決の動きを見ると厳しそうだった。よほどの上積みが必要。
◎永井大介
○有吉辰也
△荒尾聡
△鈴木圭一郎
▲金子大輔