GIIウィナーズカップが開幕!
10月6日から10日の日程でGIIウィナーズカップが行われる浜松オート。穏やかな天候が続きそうで、良走路での競争が多くなりそう。各地区からS級選手を2~3名迎え入れるが、地元勢はその牙城を守れるのか。
地元エースは鈴木圭一郎。前走のSGでは準決でスタート失敗し6着。優勝戦には進めなかったが、それ以外のレースは全て連対していた。普通にスタートを切れれば、自在の攻めで先頭まで行ける機力はある。この大会は2018年に制しており、3年ぶりの優勝を目指す。
前走のSGで優出していた地元の選手は伊藤信夫と佐藤貴也。伊藤信はその優勝戦で4番手スタートを決めたが、そこからレース道中で順位の変動はなく4着ゴール。前を走る3車ともそれほど差がなく走っていたので、エンジン的にはかなりの仕上がりにある。佐藤貴は優勝戦で5番手発進。そこから一時、番手を落としたが、最終的には5着でゴール。それでもSGで優勝戦に進めたのだからエンジン的にはいい部類。
他で地元の有力者は金子大輔や木村武之など。金子は、SGの準決は4着で優出ならず。ただし、それ以外の4走は1着2本を含む、全てのレースで車券に絡めていた。試走タイムも尻上がりに良くなっていたので、エンジン面は問題ない。木村武もSGの準決は4着だった。ただ、シリーズを通してみれば気配は悪くなかった。今回の大会は前年覇者。連覇を狙って初日から気合満点で臨むはず。
外来S級で最も注目なのは荒尾聡。前走の地元SGでは準優勝だった。先頭を走る青山周平を最後まで抜けずにいたが、エンジン的には荒尾の方が強めだった。その時の動きを今回も出せれば、浜松勢を打ち負かす一番手になれる。スタートの切れや道中の捌きも全く問題ない。
中村雅人と黒川京介、有吉辰也も前走のSGでは優出していた。中村雅は6枠から好スタートを切れず、後方で競り合う形になり6着の結果。黒川は4枠からの競争だったが、スタートで先立ち。いきなり最後方になり、そのまま8着ゴールだった。SG優勝戦ではエンジン仕上がったメンバーが多く、それを抜くのは厳しかったが、予選準決などを見ると、中村雅は自分の走りができていたし、黒川も成長した姿を見せていた。有吉は優勝戦で7枠から好ダッシュを見せたが、内枠勢の抵抗にあい、1周バックでは好位置に付ける事はできなかった。ただ、全盛期ほどとまでは言えないながらも、少しずつ強い有吉が戻りつつある。
他では早川清太郎、佐々木啓などが実力者。早川はSGの準決3着で優勝戦までは進めなかったが、エンジンは高い位置で保てていた。今回は追い込むレースが多くなるが、しっかりとインから進撃して行けるだろう。佐々木は底力が高い選手だが、近況はエンジンの仕上がりに一抹の不安がある。以前のような機力を取り戻せれば、レース後半に番手を上げるシーンが見られるだろう。
※10月4日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-8(24期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
中村 雅人〔川口 S-5(28期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-6(29期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-13(23期)〕