前回の山陽で活躍していた選手に注目!
直前にSGが行われており、今回はS級選手が不在。前回の山陽開催から転戦の選手が多く、その時の動きが参考になる。注目の選手を挙げていく。
今回出場する中で地元ランクトップは桜木公和。前走の山陽では優勝戦まで進めなかった。エンジン的にも上積みが欲しい状況だが、今節の中では底力上位なので、車群のインを突いて先頭まで進んでいきそう。スピード戦よりも混戦で持ち味を出せる選手だ。ランク次位は東小野正道。前走は初日から連勝を決めていたが、肝心の準決は4着。優出を逃してしまったが、エンジン的にはまずまずといった状態。前走の分まで今回は気合を入れてくる。高宗良次は、前走で思うような結果が出なかったが、地元ではエンジンが折り合いやすくなるので今回は注目。
前回の山陽で準優勝だったのは阿部仁志。エンジンはこのところずっと良い。デビューしてから準優勝は11回あるが、優勝はまだない。しかし、その機運は高まっているので、今回で悲願の初優勝を決めるか。
他に山陽で優出していたのは竹谷隆、春本綾斗、穴見和正など。竹谷は今のエンジンに乗り換わってから成績が上向いている。以前のスピードが戻りつつある。重走路での競争も巧く、突然の雨でも対応できるのは大きな強み。春本は冬が終わってから調子が上がらないでいたが、夏場になって状態が良くなってきた。エンジンが良くなると積極的な走りができるタイプだ。穴見は今、直線の伸びが良い。昔から変わらぬイン走法で車群を縫っていけている。
穴見と同じく山陽の実力者は岡部聡。7月初頭まではエンジンも良かったが、ここ5節は調子が上がらないでいる。それでも整備には熱心に取り組む方なので、今回あたりで再浮上のキッカケを掴むかも。逆にエンジンが良さそうなのは西村義正。前走の準決こそ7着だったが、それ以外の3走は全て1着だった。
B級では川口裕司、長田稚也に注目。川口は現在B級にランクされているが、スピードだけならA級となんら変わらないモノを持っている。捌きの面でも以前より成長が見られている。長田稚は前走の2日目だけ5着だったが、それ以外の3走は全て1着。確実に走力がアップしている。また、古城龍之介は3節前から1級車に乗っている。その前までの不振が嘘のように好成績を収め続けている。それだけ1級車のパワーは強力だということの証か。
※8月12日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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桜木 公和〔飯塚 A-22(24期)〕
東小野 正道〔飯塚 A-24(25期)〕
高宗 良次〔飯塚 A-26(32期)〕
竹谷 隆〔飯塚 A-59(23期)〕
阿部 仁志〔飯塚 A-82(29期)〕
岡部 聡〔山陽 A-12(19期)〕
穴見 和正〔山陽 A-21(12期)〕
春本 綾斗〔山陽 A-166(31期)〕