今シリーズは飯塚VS山陽の様相!
前回の飯塚オートはナイターでプレミアムカップが行われた。今回は昼間の3日間開催となるが、前回で優勝戦まで進んだ選手は不在。前回に力を出し切れなかった選手にとっては、立て直しのシリーズになりそう。
今回出場する地元のランクトップは篠原睦。プレミアムカップでは初日から3着が続き、準決でも3着で優出はならなかった。ただ、最終日は1着で締めており、シリーズを通して全て車券に絡めていた。エンジン自体は高位で推移。今回はメンバー的にも優勝戦まで進む可能性が高い。
ランク次位は浦田信輔。前走では初日からエンジンが仕上がらず、最後まで中間着を並べていたが、今回は大幅にメンバーが軽化されるので、上位争いに参加してくるのは間違いない。ハンデ戦で最後方から追い込んで行く走りを見せてくれるはず。有吉辰也は前走の3日目に反則妨害。勝ち上がり権利を失ってしまったが、残りの2走はともに連対。最終日は試走32が出ていたので、エンジン的には戦えるレベルにある。他に動きが良かったのは岩見貴史と久門徹。どちらもスタート一気からの速攻を得意としている。
外来S級は山陽のみ。その中でランク最上位は佐々木啓。前走のプレミアムカップでは思うような結果を残せなかった。それでも試走は32近辺を出し続けていたので、エンジンが大幅に崩れているわけではない。今回は安定感ある追い込みで上位着を狙ってくる。
松尾啓史も前走では納得いく結果にはならなかった。試走タイムから物足りない数字だったので、今回はエンジン状態を上向かせたい。気配が良さそうだったのは西村龍太郎や角南一如。西村龍はシリーズ中、4回車券に貢献できていた。良い時の軽快な走りが見られていた。角南は優勝戦まで進めなかったが、その前までは3節連続で優出していた。そのエンジン状態は続いている様子。
A級では阿部仁志が前走のミッドナイトで準優勝。惜しくも初優勝はならなかったが、そろそろその機運は高まっている。落ち着いたレース運びが魅力の選手だ。
山陽勢のA級では吉松憲治、松井大和、青木隆浩が前走の地元ミッドナイトで優出。特に吉松は初日から3連勝を決めるなど、活発な動きを見せていた。
B級では34期の川口裕司に注目。今期はB級にランクされているが、スピードだけならA級に匹敵するモノを持っている。ハンデ的に恩恵があるB級のうちに自身4度目の優勝を達成したいところ。
※7月29日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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篠原 睦〔飯塚 S-13(26期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-18(23期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-22(25期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-32(29期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-9(23期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-17(26期)〕
西村 龍太郎〔山陽 S-38(25期)〕
角南 一如〔山陽 S-41(27期)〕
青山周平が気分一新で臨むシリーズ!
前回の伊勢崎オートは、プレミアムカップの裏開催といった趣でメンバーも薄かったが、今回はS級陣が戻ってきた。伊勢崎勢は5名、川口勢は6名参加予定。
青山周平は、前走のプレミアムカップでは2日目にまさかの反則妨害。早々と勝ち上がり権利を失ってしまった。しかし、残りの3走は全て1着と、全国ランク1位の意地は見せた。エンジン的にも全く不安はない状態で、今回は仕切り直しの一戦。再び快進撃を見せてくれるだろう。
その青山と伊勢崎トップ3を組むのは早川清太郎、高橋貢の両者。早川はプレミアムカップで優出。早川らしいアグレッシブな走りが見られていた。その前も地元で優出。6着だったが、そこまでは6連勝を決めていた。青山を脅かす一番の存在はこの早川だ。高橋貢はプレミアムカップではイマイチの結果に終わった。しかし、地元伊勢崎はGII稲妻賞で優勝して以来のレース。今節も落ち着いたレース運びで優勝戦までは進出してくるだろう。
他に地元S級は内山高秀と田村治郎。内山はプレミアムカップでは中間着が多かった。ただ、エンジン自体は着ほど悪くはない印象。田村はプレミアムカップを含めて近況は調子が上がっていない。どこかで立て直しの狼煙をあげたいところ。
川口から来場するS級でランクトップは佐藤摩弥。直近は飯塚でプレミアムカップ、GIIと走っていたが、最近の佐藤摩は飯塚走路との相性が最悪。なかなか思うような走りができていない。それでも最終日は白星を挙げたので一応、今回への弾みにはなった。同様に小林瑞季も4日目までイマイチだったが、最終日に白星。飯塚に行く前までは良かったので、再び好調の軌道に乗せたい。
平田雅崇はプレミアムカップで1着2本。エンジン的には戦えるレベルにある。佐藤裕二、岩田裕臣らはエンジン的にもう一つ。整備で上昇を図りたい。山田達也はプレミアムカップでは全く振るわなかった。ただ、その前までは上位着を重ねていたので、走路が変われば動きが戻るかも。
S級以外では前回の伊勢崎で優出していた選手がちらほら。岩沼靖郎は優勝戦3着。予選準決もオール連対で、調子を上向かせている。千葉泰将、宍戸幸雄、田中哲、石川岳彦なども優出組。千葉は地力を考えればハンデ位置が魅力。早めに独走に入れば番狂わせも十分。宍戸と石川岳はスタートに不安あるが、道中回り出すと渋太さを発揮できる。田中哲は攻撃力が売り。前が混み合っていても強気に突っ込んでくる。
※7月28日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-3(29期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-10(22期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-25(26期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-15(31期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-19(24期)〕
平田 雅崇〔川口 S-23(29期)〕
小林 瑞季〔川口 S-36(32期)〕
永井大介がプレミアムカップ9度目の優勝!
飯塚オートで行われていた特別GIプレミアムカップは、川口の25期・永井大介が制した。この大会と相性がいい永井は、これで9回目の制覇。最後に制したのは2018年だったが、プレミアム男の復活劇となった。
試走は鈴木圭一郎が一番時計で28。次いで金子大輔が31、早川清太郎と永井大介が32、伊藤信夫と荒尾聡と佐藤貴也が34、新井恵匠が36だった。
0オープンで肝心のスタート争いは新井がフライング。再発走となった。2度目のスタートは7枠から永井が行きかけたが、最内の伊藤信が1コーナーを先に回る。荒尾が2番手を死守し、永井は3番手につける。鈴木圭は後方からの競争になってしまった。
先頭を走る伊藤信は序盤からペースを上げていく。荒尾は進みが甘く、伊藤信に離されてしまう。やがて永井が荒尾を攻略。今度は永井が伊藤信を追っていく展開。周回は十分に残っていて、徐々に伊藤信との差を詰めていく。伊藤信は走るコースが小さくなってくる。そして、7周バックストレッチで永井が伊藤信を捲る。そのまま残りの周回を走行し、永井が1着でゴールを決めた。2着は伊藤信。3着には粘っていた荒尾が入線した。鈴木圭は、さすがに序盤の展開が悪く、追い込んでいくも4着入線が一杯だった。
久しぶりに強い永井が戻ってきた。記念レースは、2019年に浜松のGIゴールデンレースを制してから縁遠くなっていた。青山周平や鈴木圭一郎が頭角を現すと、大舞台で苦しいシーンが多くなっていた。しかし、オートレースと向き合う姿勢は変わらなかった。常に良いエンジン作りを目指し、勝利への渇望に飢えていた。その結果が今回の勝利へとつながった。これでGIは25度目のV。GII、SGを含めると53度目のV。まだまだ強い永井を見せ続けてくれることだろう。
34期勢の活躍がありそうなシリーズ!
今回はプレミアムカップ直後のミッドナイト開催とあって出場する選手はA級中堅以下とB級となる。難解なシリーズになりそうだが、その中でも特徴のある選手や好調な選手がいて、車券を買う際には参考になる。気になる選手をピックアップしていく。
今回出場する中で地元ランク上位は林弘明。近況のエンジン状態はパッとしないが、捌きだけを考えれば今回の中では上位級。後方から追い込むレースが多くなるが、レース終盤までにはしっかりと上位に進出してくるだろう。西村義正はエンジン状態がまずまず。前走の川口でも4走して2回の連対があったし、その前の地元GIIでも好走を見せていた。林と同じようにレース後半になって番手を上げてくる。逆に速攻タイプは五所淳。近況は大崩れする事が少なく、ある程度の着でまとまっている。ハンデが10M前の選手が数車並んでいても、スタートで叩いていく可能性がある。
他に地元A級では松生信二と矢野正剛に注目。松生は成績がエンジン状態に左右されやすいが、逆に言えばエンジン良い時は狙っていける存在。矢野は安定感に欠ける面あるが、時折り見せる大駆けは魅力十分。
外来で有力なのは上和田拓海。前走となる地元では準優勝。その前の地元ナイトレースでも準優勝で、近況は上位着で安定している。今回はメンバーも軽いので、そろそろ優勝を決めそうだ。高石光将もエンジン状態は良い。前走は地元で優出。初優勝の期待がかかっていたが結果は6着。それでも今はハンデ位置が有利だし、スタートの切れも良いので今回こそは栄冠を掴み取るか。
B級では池田康範が前走の川口で優勝。0ハンに3車並んだ最内からしっかりと先行。そのまま押し切ってみせた。エンジン、乗り手ともにリズムは絶好調だが、今回はハンデ重化が必至。その影響がどこまであるのか。
松尾彩は前走の伊勢崎で準優勝。惜しくも初優勝はおあずけになったが、初日から連勝を決めていたように、走りのレベルは数段アップしている。スタートの切れも良いので、いつ優勝を決めてもおかしくない。その同期の信沢綾乃も近況の動きは活発。前走の地元4日間開催では、初日の重走路こそ6着だったが、その後の良走路3走は1,1,2着と車券に貢献できていた。
※7月23日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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林 弘明〔山陽 A-83(24期)〕
西村 義正〔山陽 A-98(17期)〕
五所 淳〔山陽 A-111(23期)〕
上和田 拓海〔川口 A-110(34期)〕
高石 光将〔川口 A-172(28期)〕
池田 康範〔山陽 B-3(21期)〕
松尾 彩〔山陽 B-39(34期)〕
信沢 綾乃〔川口 B-79(34期)〕
前回の好調車が今回も活躍か!
浜松オートは24日にアーリーレースが終わったばかりだが、今度は昼間の通常開催が行われる。アーリーで活躍した選手の多くが参戦するが、飯塚から好調車が多く来場。また、B級選手でも優勝争いに参加してきそうな気配もあり、優勝争いは難解なものになる。
前回のアーリーレースで優出したA級は斎藤正悟、落合巧、山脇孝志、木村直幸など。斎藤正は今年2月の始めから長期欠場していたが、6月に戦線復帰。その後もなかなか調子が上がらないでいたが、ようやく前走で優出の結果を出してきた。これまでの分もこれから巻き返していきたい。
落合は今年2度目の優出だった。前回は優勝だったが、今回は4着。それでも着実に走力を増しており、上位陣を脅かす存在になりつつある。山脇は初日から連勝で優出。優勝戦も2着に入り準優勝だった。昔からスピードには一定の高評価があり、特に独走に入れる展開になると番狂わせが頻発する。エンジン状態は良さそうなので、今節も期待できる。木村直も初日から連勝で優出し6着。今年の序盤は苦しんでいた時期もあったが、5月あたりから良化のムードが出ていた。それが前走で優出という結果を生み出した。
他に地元A級では鈴木健吾、岩科鮮太、岡谷美由紀などが好調。鈴木健は前走でも追い込むレースができていた。スピード面なら今回も上位級で、最後方からの競走でもレース終盤には1着争いに加わってくるだろう。岩科は前々走の山陽GIIで優勝したが、前走もまずまずの動きを見せていた。イン一本の走りで混戦を切り裂く。岡谷も前走では車速に乗った捲りが決まっていた。今回もメンバーは手薄なので、アウトから攻め上げていける。
飯塚勢では中村杏亮と青山文敏が優勝しての参戦。中村杏は前走の伊勢崎で完全優勝を達成した。今年に入ってからは5回の優出中、3回の優勝がある。記念レースでも通用する技量を身に付けており、今がまさに成長期。この勢いは当分続きそう。青山文は約17年ぶりの優勝。鋭いスタートからの速攻は健在で、まだまだ見せ場を作れる。
丹村司は前々走の浜松で優勝。その後は地元で1節を消化。再び浜松での競走なので、前回の動きが出れば期待できる。竹中修二と吉松優輝は前走の地元で優出しての参戦。流れとしては悪くない。
B級では鈴木章夫と米里崇徳に注目。鈴木章は前走の地元で優出し3着。好スタートを見せ、3周目までは先頭を走っていた。後続の展開によっては優勝も感じさせた。もし、優勝となれば公営競技最高齢記録になるのは間違いない。米里も前走で優出し5着。優出回数が増えているので、自身初優勝を迎える日もそう遠くはない。
※7月24日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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斎藤 正悟〔浜松 A-70(24期)〕
落合 巧〔浜松 A-75(33期)〕
山脇 孝志〔浜松 A-194(28期)〕
木村 直幸〔浜松 A-223(27期)〕
中村 杏亮〔飯塚 A-86(33期)〕
青山 文敏〔飯塚 A-126(16期)〕
鈴木 章夫〔浜松 B-22(2期)〕
米里 崇徳〔浜松 B-87(34期)〕