青山周平が断然の優勝候補だ!
今回はS級選手が9名の予定でやや少数。A級やB級に好調な選手がいるが、それでもS級の底力はハンパではない。特に青山周平の大きな壁を崩すのは容易ではない。
青山周平の前走はSGオールスター。初日から着実に成績をまとめて優勝戦まで進出していた。重走路となった優勝戦では、追い込み届かず2着止まりの準優勝だった。SGの大舞台で準優勝なのだから状態が悪いわけがない。常にエンジンは高いレベルで保たれているし、乗り手の積極性も全く変わってない。今回も初日から飛ばしていきそうだ。
対抗格筆頭は早川清太郎。前走は浜松で優勝戦まで進んでいた。重走路の優勝戦では末着になってしまったが、良走路の予選準決では早川らしい鋭い攻めが決まっていた。今回、青山と対決するとしたら恐らく優勝戦。ハンデ位置としては有利な場所からの競争になるので、先手の攻めで抜け出し大きなリードを作りたい。
その浜松優勝戦には岩田行雄と伊藤信夫、藤波直也も乗っていた。ここで優勝したのは藤波。A級ながらレース序盤で主導権を握ると、そのまま追撃を許さず逃げ切ってみせた。予選準決の良走路も軽快な動きを見せていたので、今回も奮闘できるはず。特にハンデが据え置きなら、同期の青山にも抵抗できるか。岩田は予選準決を1着で優出を決めた。優勝戦は試走タイムから物足りず後退していったが、現在63歳ながら気合の走りができている。伊藤信は苦手の重走路で優勝戦5着だったが、今年はおおむね良走路では好走を見せている。
他にS級で有力どころは新井恵匠、内山高秀、田村治郎、金子大輔など。内山と田村は勝ちきれないレースも多いが、エンジン的には堅調。新井は本来の走りができていないが、何かのきっかけで再び果敢な走りを取り戻したいところ。金子はSG以来の競争。冷静なレース運びが売りなので、後方からの競争になってもしっかりと追っていける。
A級では地元の三浦康平と鈴木聡太が、前走の川口で存在感を示していた。三浦はスタートが切れていたし、鈴木聡も好枠を生かした競争ができていた。浜松のA級ではSGオールスターで優出した鈴木宏和が注目の存在。他にも柴田健治、山浦博幸、辰巳裕樹、岩科鮮太などは動き活発。
※5月5日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-3(29期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-20(30期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-25(26期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 S-28(15期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-34(30期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-4(24期)〕
金子 大輔〔浜松 S-11(29期)〕