まだまだ続く飯塚オートのリレー開催!
29日が最終日だった飯塚オートのナイターだが、30日から再びミッドナイトレースが始まる。出場選手はほぼ、連続での戦いになる。前回で動きが良かった選手が今回も活躍しそうだが、整備で立て直してくる選手もいるだろうから予想は簡単にはいかない。
前回のナイターで優出しての参戦は田中茂、森本優佑、田中進、藤川幸宏など。田中茂は今回出場する中で最もランク上位。近況はエンジンが安定しており、田中茂らしい走りができている。前回よりも出場選手が減り、メンバーが手薄になる今回はチャンス倍増。優出はノルマになるし、優勝争いにも参加してくるだろう。
森本はここ最近、着実に力を付けている。元々、車速はある方だったが、ここにきて完全にスピードレーサーの仲間入りができている。走路温度が下がる事に加え、新走路となった飯塚オートでのびのびと走れている様子だ。田中進も同様に、スピードが出やすい条件で好成績を残せている。走り的にもスピードが乗りやすい大きなコース取りなのが特徴。反面、差しをほぼ使わないスタイルは、番手を上げにくい局面もしばしば。そういった時にどう対処してくるか。藤川は以前ほどレース後半のタレが少なくなった。現在は最重ハンの20M前で走っているが、前回の準決などは上がり3・374を叩き出していた。今のハンデ位置でこのタイムを出されたら、後ろから追う選手にとっては酷なもの。今回はハンデ重化があるのかどうかは注目ポイント。
地元S級は田中茂の他に久門徹、岩見貴史、別府敬剛、重富大輔。久門は前走では平凡な成績に終わったが、その前の浜松GIでは優勝戦まで進んでいた。エンジン自体は悪くないので、ちょっとした調整で上向かせてくる可能性はある。岩見も前走はイマイチだったが、その前の山陽では優出し3着。武器のスタートが決まれば、一気に展開が楽になる。別府は前走で準決6着。ただし、その前までは連続優出しており、今回で再び流れを引き戻せるか。重富大はコーナースピードの豊かさが持ち味。ミッドナイト、新走路の2点は重富大にとって有利に働く。
外来S級は渡辺篤と岡部聡。渡辺は調子にムラが大きいタイプ。前走ではいい所がなかったが、今回は急に良くなるケースも十分。エンジンが良くなればレース序盤から積極的に仕掛けていくだろう。岡部は以前ほどの安定感は見られていないが、随処で捌きの巧さを見せている。混戦で最大の能力を発揮できるタイプで、今回のようなスピード戦にどう対応してくるかは見もの。
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主な出場予定選手
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田中 茂〔飯塚 S-22(26期)〕
久門 徹〔飯塚 S-28(26期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-32(29期)〕
別府 敬剛〔飯塚 S-38(23期)〕
重富 大輔〔飯塚 S-39(27期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-31(31期)〕
岡部 聡〔山陽 S-44(19期)〕
藤川 幸宏〔飯塚 A-91(29期)〕