永井大介にチャンスが到来!
今回のSGオートレースグランプリは初日から衝撃が走った。連戦連勝を続けていた青山周平が、まさかのスーパーハンデ。近年のSG競争の常識を覆すハンデ構成でシリーズが展開されてきた。3日目までは白星がなかった青山だが、準決では会心の走りを見せ1着。見事に優勝戦までたどり着いてみせた。
準決では波乱が続出。9Rこそ永井大介と高橋貢で順当に決まったが、10Rでは8枠の内山高秀が先頭を奪取すると、追走する佐藤貴也をシャットアウトして快勝。3連単では88万円台の高配当を付けた。11Rは早川清太郎が4着止まりで、伊藤信夫と有吉辰也の決着で3連単15万円の配当。SGの準決でここまで荒れるのは珍しいのではないか。
優勝戦は0、10のハンデ構成。0ハンは内から内山高秀、有吉辰也、金子大輔、佐藤貴也、伊藤信夫、高橋貢、永井大介。そして、単独10線に青山周平。
まずレースのカギになるのは0ハンのスタート争い。ここは全盛時の切れ味が戻った有吉がトップスタートを切りそう。これに乗って行くのが佐藤貴、そして永井。他は差のない争いだが、外寄りの高橋貢は永井に抑え込まれると厳しい序盤争いになるか。青山は前を叩いて行くまではなさそう。
有吉の逃げでレースが展開されそう。準決でもそこそこのタイムが出ており、簡単に後続に抜かれる事はないだろう。それでもエンジンにちょっとでも差があれば、インから突っ込んでいく選手は表れる。2、3番手に付ける佐藤貴や永井が隙をうかがう。準決のタイムでは永井が上位で、先に有吉を交わしていくのは永井とみた。そこで当ブログでの本命には永井を推す。
相手は青山。SGの優勝戦でスーパーハンデからの競争になるのは近年にないケース。同大会は3連覇がかかっており、本人も意識せざるを得ないだろう。10周戦になるのが好材料となるのは青山のみ。最後まで諦めない走りで、奇跡を起こして見せるか。次は同体で有吉と佐藤貴。レース序盤は有利に進められそうだし、どちらもインコースを締め上げて走るのは得意。永井や青山が序盤でもたつくようなら、そのまま押し切りも十分。最後に伊藤信。日に日にエンジンは上向いており、独走に入れる展開になれば大駆けも十分。
◎永井大介
○青山周平
△佐藤貴也
△有吉辰也
▲伊藤信夫