連続開催でヒートアップしている飯塚オート!
5月9日にナイター開催が終わったばかりの飯塚オートで、今度は10日からミッドナイトレースが始まる。参加するのは前回出場していた選手の中から数十名。レースの時間帯は変わるが、その時の流れが今回にも影響を与えそう。
今回出場する中で、ナイター開催で優出していたのは5人。佐々木啓、岡部聡、越智尚寿、内山雄介、竹中修二だ。佐々木は昨年の中盤からずっとエンジンが安定している。節によって多少の変動があるとはいえ、おおむね中堅上位で推移している。岡部は長らく低迷が続いていたが、前回からようやく良くなってきた。捌きの方は変わらず、混戦になればなるほど持ち味を出せる。エンジンが並以上になってきた今は、特に狙い目だ。越智は初日から連勝を決めて優出。今はハンデ位置が最重ハンの10M前に置かれている。その状態が続く限りは好成績を残せるだろう。内山は安定して成績を残せるほうではないが、ツボに入ったときの爆発力は強烈。竹中は、最重ハンの20M前に置かれているが、近況は粘り強さが出ている。
実力的に上位なのは篠原睦。前走では準決4着で優勝戦には進めなかったが、その前のSGでは優出し3着に食い込んでいる。エンジンもある程度の位置にはあり、今回はメンバー的にも優勝のチャンス。速攻が冴え渡っているのは岩見貴史。前走では準決4着だったが、武器のスタートは切れている。そこからの素早い攻めが最大の武器であり、今回も夜空の流星のごとく走路を駆け抜けるだろう。
田中茂、桝崎陽介、滝下隼平といったあたりも悪くない。田中茂は近況、着がまとまっており、あまり出る方ではない試走タイムもよく出ている。攻めの追い足は全く問題ないので、最後方からでもきっちりと首位を視界に捕えていく。桝崎は機力の変動が少ない方で、今はよく噴いている。レース序盤の仕掛けがもう少し早くなれば、成績がもっと上向いてくるはず。滝下もレース序盤は鋭い方ではないが、後半になるほどに威力が倍増してくる。藤岡一樹は良化の兆しが出ていたが、前走では再び失速。元々はかなりのスピードを持っている選手なので、早めに本来の姿を取り戻したい。
B級では展開を味方に奮闘する秋吉忠幸、独走力が魅力の西村昭紀、速攻が決め手の松尾学、粘り強さがある浜田忠司、一発力が怖い中原誠、岡本信一などに注目したい。
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主な出場予定選手
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篠原 睦〔飯塚 S-19(26期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-33(29期)〕
田中 茂〔飯塚 S-34(26期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-36(28期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-44(28期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-9(23期)〕
岡部 聡〔山陽 S-41(19期)〕
藤岡 一樹〔山陽 S-48(29期)〕