今年は異例の稲妻賞!
新型コロナウィルス感染予防のため、選手の移動に制限がかかり、今回出場する選手は地元伊勢崎と川口、そして浜松のみ。飯塚と山陽からは選手があっ旋されていない。通常、記念レースともなると全国から強力な選手が集結するのだが、今の社会状況を考えると止むを得ない。バトルの激しさは変わらないので、CS放送やインターネットでレースを楽しみたい。
前回の稲妻賞覇者は青山周平。青山は前走の地元一般開催を欠場しているので、SGオールスター以来の出走となる。その時はしっかりと優勝戦まで進み2着。準優勝の結果を残してきた。レース序盤の展開が良くない中、必死の追い上げを決めての結果なので内容は大いに価値がある。昨年に続き、このタイトル連覇を狙ってくる。
早川清太郎は前走の地元4日間開催で完全優勝を決めた。飯塚のSGではイマイチだったが、やはり地元での強さは強烈。稲妻賞は2016年に制しており、その時以来の優勝を目指す。高橋貢は前走の準決4着で優出を逃した。この時は道中で木村武之と競り合ってしまったのが敗因だが、初日から連勝を決めていたようにエンジン自体は悪くなさそうだった。以上、伊勢崎3強が優勝候補に挙げられる。
他に地元S級で状態が良いのは吉原恭佑や新井恵匠など。吉原は前走の準決は5着だったが、それ以外は好走。新井は前走で優出。優勝戦は内線突破で失格になったが、準決までの3走は全て2着。
地元勢はA級にも注目選手が多い。前走の地元で準優勝だったのは芝崎茂信。もう少しで優勝までありそうな走りだった。その優勝戦で3着だったのは木村享平。大きなコースを回って車速が上がっていた。4着だったのは山中充智。初日から3連勝を決めていた。5着だった佐久間健光や、6着だった竹内正浩も今回のシリーズを盛り上げそう。
外来S級は8者の予定。川口からは若井友和、大木光、鈴木清、森且行。各車ともおおむね好調で、特に大木光は好調時の動きが戻ってきた印象。森は冬場の方が得意なので、走路温度が上がってくるこの時期にどこまで合わせてこれるかがカギ。
浜松からは佐藤貴也、金子大輔、木村武之、渡辺篤の4者。佐藤貴はSG以来の出走。その時はいい所がなかったので、今回は挽回の競争になるか。金子と木村武は伊勢崎連続参戦。両者とも準決3着で悔し涙を飲んだので、今回はリベンジを期したい。渡辺篤もSG以来。一度波に乗ると手が付けられなくなるタイプだ。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-3(29期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-5(22期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-18(32期)〕
若井 友和〔川口 S-8(25期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-11(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-15(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-17(26期)〕