佐藤摩弥が先行逃げ切りを図る!
フレッシュな闘争心が交錯するGII若獅子杯争奪戦。初日から激しいバトルが展開されていたが、準決でも大きな波乱が待っていた。
まず11R。全国ランク1位の鈴木圭一郎が圧倒的な人気を背負っていたがが、1周バックストレッチでの他者の落車の影響があり、厳しい状況に。そこから追い込みを見せたが、健闘むなしく4着。そして、12Rでは試走後に降雨。一番人気は青山周平だったが、急なコンディションの変化に対応できず、3着入線。優出を逃してしまった。
優出したのは地元から丸山智史、丹村飛竜。伊勢崎から新井恵匠と吉原恭佑。川口から佐藤摩弥と小林瑞季。浜松から渡辺篤。飯塚から岩見貴史となった。
準決の上がりタイム1位は地元の丸山だ。元々持っていたスピード力に、近況は捌きもプラスされ、総合戦力は大幅に高まっている。今回も初日から全てのレースで車券に絡む活躍。優勝戦でも人気になりそう。しかし、当ブログでの本命には佐藤摩を推す。
優勝戦のメンバーの中で最もスタート力を有しているとみるのは佐藤摩。次いで岩見や吉原。あとは差のない争い。優勝戦は佐藤摩がトップスタートを決めそうだ。準決ではそこまでスピードに乗らなかったが、2日目の若獅子ドリームでは上がり371の好タイムをマークしている。仮にペースが上がらなくても、インを抑える走法にシフトチェンジして最後まで抜かせない。佐藤摩が2つめのGIIタイトルを獲得するか。
相手は丸山。今節はここまで好リズムで来れている。準決の上がりタイムを再出させる事ができれば、初めての記念レース制覇も不可能な事ではない。地元の声援を全身に受け、レーサー人生で最高の走りを見せてくれるかもしれない。次に新井恵。新井は今回、初日からオール連対で来ている。安定感がだいぶ高まっており、道中の走りにも余裕が感じられる。あとはスタートでどこまでの位置に付ける事ができるかどうか。
4番手には渡辺を挙げる。準決は2着になったが、先頭を走る佐藤摩を追い回す勢いがあった。優勝戦で8周回になる事は、渡辺にとって有利に働くだろう。最後に丹村。今回出場している若獅子杯争奪戦は、29期以降の選手による戦い。丹村は岩見と同じくで29期で最年長の期。豊かな経験と、地元走路でのアドバンテージを味方に付けての力走も十分。
◎佐藤摩弥
○丸山智史
△新井恵匠
△渡辺篤
▲丹村飛竜