開催ラッシュの飯塚、今回はミッドナイト!
12月3日に優勝戦が終わったばかりの飯塚オートで、今度はミッドナイトレースが開催される。3日のレースで優勝した荒尾聡は不参加。更にS級は3名のみと、A級やB級選手にもチャンスが生まれ、混戦ムードに拍車がかかる。ちなみに今回は7車8R制で実施される。
地元唯一のS級は鐘ヶ江将平。前走は11月17日が最終日の地元3日間開催で、予選道中をしっかりとこなし優勝戦まで進出していた。この優勝戦でフライングを切ってしまった点は気がかりだが、その前の山陽ミッドナイトでも優勝戦まで進んでいたし、エンジンは高い位置で安定していると言える。若手の部類ではあるが、今回は地元のA級B級選手を引っ張っていく存在になる。
外来S級は山陽から丹村飛竜と藤岡一樹。丹村の前走は地元のGIIで初日から連勝。更には準決も1着を取り、優勝戦まで進出していた。優勝戦は不安定な走路で序盤の位置取りが悪く、番手を上げることができず5着に終わった。ただ、シリーズ中の良走路ではソコソコのタイムをマークしていたので、エンジン面は悪くなさそう。藤岡は地元のGIIの後に、今回と同じ飯塚で昼間のレースに出走していた。初日は白星を挙げたが、準決と最終日はいい所がなかった。初日の走りを安定してできるようになると成績も上向いてくる。
A級で最も注目なのは緒方浩一。前走となる地元GIIで、自身2度目の記念V。優勝戦は得意の不安定走路で気持ち良さそうに走っていた。シリーズ中の良走路でも試走29を出すなど、スピード面での良化が図れている。このまま勢いに乗ってくるか。
松尾隆広、池田康範なども気配はいい。松尾は前走の地元では2、3、3着で全て車券に絡めていた。更にその前の地元ミッドナイトではブチ走路で優勝も果たしている。今回と同じレース場、時間帯で、地元ミッドナイト連続優勝を狙ってくる。池田は12月3日の飯塚優勝戦に乗っていた。結果は8着だったが、優勝戦まで進めるのだから状態はいい。
他ではS級に匹敵するスピードの持ち主の重富大輔や、近況は捌きの腕を上げている丸山智史、ハンデ位置を生かしての好走がある今田真輔などにも注目したい。B級では、一発力がある青嶋裕治と岡本信一、レース序盤でリズムに乗れれば軽快な逃げを見せる猪熊龍太にも注意が必要だ。
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主な出場予定選手
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鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-20(31期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-23(29期)〕
藤岡 一樹〔山陽 S-46(29期)〕
重富 大輔〔飯塚 A-26(27期)〕
松尾 隆広〔飯塚 A-51(28期)〕
緒方 浩一〔山陽 A-8(30期)〕
丸山 智史〔山陽 A-15(31期)〕
池田 康範〔山陽 A-217(21期)〕