伊勢崎ナイターが早くも始動!
今年の伊勢崎ナイターは4月11日の開催から始まる。ミッドナイトとも異なる時間帯のレースで、更に第1Rと第12Rとでは走路温度の差が大きくなる。当然、いいエンジンを作るのも難しくなり、いち早くセッティングを掴んだ選手が有利になる。近況は地元伊勢崎勢に好調な選手が多く、地元主導型のシリーズになるか。
伊勢崎で3期ぶりにランクトップに返り咲いたのは高橋貢。その状況に応えるべく、前走の飯塚GIIでも気を吐いていた。初日こそ5着だったが、そこからはオール連対の準優勝の結果になった。優勝戦では、2番時計の永井大介に3つの差をつける試走タイムをマークし、整備力の高さを見せ付けていた。レースでも冷静かつ、鋭い追い込みを見せていた。レース場と時間帯は変わるが、長年走っている地元のナイターとあって期待度はマックス。優勝候補の一人に挙げられる。
その高橋貢に待ったをかけるのは青山周平、早川清太郎、新井恵匠といった伊勢崎上位陣を形成する面々。青山はプレミアムカップ以来の実戦となるが、そこでは準優勝の結果を残した。トップスタートを決めたものの中村雅人に捌かれてしまったが、そのあとはしっかりと走り切り2着。エンジン状態は悪くなかった。早川はプレミアムカップの後の地元3日間開催で、オール1着の完全優勝を達成。こちらもエンジン状態はかなり良い。新井恵はプレミアムカップで優出し5着。その後の地元戦では優出できなかったが、1着が2本ありエンジンは高い水準。
他にも地元S級陣では、前走で乗り戻った松本やすしが、いきなり成果を出し優出。内山高秀や西原智昭、吉原恭佑、田中賢といったあたりもエンジン状態はマズマズ。
外来S級は4者の予定。その中でランク上位は浦田信輔。前走の地元GIIでは初日に快勝を見せたが、その後はやや失速。代名詞である安定感が欠けている状況だが、エンジンが仕上がった時の攻めは強烈。初日の試走タイムが大きなカギを握る。イン走法を着実に身に付けているのは川口の大木光。小さいコース取りでもスピードに乗せることができている。同期の山田達也は、レース前半の攻めは相変わらずだが、後半の追い込みは全選手にとって脅威。山陽から唯一S級として参戦は岡部聡。伊勢崎走路とは相性が良いので、キッチリと合わせてくるか。
A級では、大月渉が前走のミッドナイトで嬉しい初優勝を挙げている。山陽の藤岡一樹はプレミアムカップで優出すると、その後の伊勢崎でも優出。完全に好調の波に乗れている。他にも猿谷敦史、仲田恵一朗、桜井晴光、中山透、押田和也、佐久間健光などが前走で優出しての参戦で上り調子と言える。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-3(22期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-4(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-5(29期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-12(30期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-13(23期)〕
大木 光〔川口 S-17(28期)〕
山田 達也〔川口 S-26(28期)〕
岡部 聡〔山陽 S-35(19期)〕