ナンバー1、2がシリーズを締める!
今回の浜松一般開催はS級選手が少なめ。しかしながら、全国ランク1位と2位が参戦し、シリーズの核を形成していく。その反面A級、B級の層が厚く、勢いのある選手もチラホラいるので優勝争いは簡単にはいかないか。
全国ランク1位の鈴木圭一郎は、前走の伊勢崎で落車。初日から連勝を決め、準決も2着で優出したが、その優勝戦では序盤で早々に落車し戦線離脱。その影響が心配されるが、出場するとなれば万全の状態で臨んでくるハズ。ただし、初日の試走は特に注意して見ておきたい。
ランク2位は佐藤貴也。前走は飯塚一般開催で優出していた。優勝戦は20線に6車並んだ大外からの競争で、必死の追い込みも3着止まりだったが、初日から連勝を決め、シリーズ通して全て車券に絡む安定感を見せていた。今年は3回の優出があるが優勝はゼロ。この辺で今年の初優勝を決めておきたいところだろう。
他に地元S級は伊藤信夫と渡辺篤。伊藤信の前走は飯塚一般開催。ここでは準決5着で優出はならなかったが、それ以外の3走は2勝を含むオール連対。エンジンの推移としては悪くない。渡辺の前走は今回と同じ浜松。ここではシッカリと優出を果たした。このレースは重走路で、苦手としていない走路ではあったが追い込みが利かず7着。良走路に関しては初日に試走25を出すなど、気配は良さそうだった。
外来S級は松尾啓史のみの予定。松尾の前走は伊勢崎一般開催で、準決7着だったが、他のレースでは1着が2本あったし、その前の伊勢崎GIIでは優勝戦まで進んでいたので、エンジン状態はおおむね良好と言える。
今回の浜松は、伊勢崎一般開催から転戦となる選手が多いが、その開催で優勝した生方将人と準優勝だった吉田恵輔が参戦。生方は嬉しい自身初優勝を完全Vで達成した。逃げるレースで今節も活躍できそうだが、ハンデ重化は必至で、その影響は大きくなりそう。吉田恵も初優勝を目指して激走したが、惜しくも届かなかった。今回こそ初優勝を決めるか。
伊勢崎からは伊藤正真にも注目したい。前走の地元ではイマイチだったが、その前の当地浜松で初優勝を決めた。相性のいい走路で再び活躍が期待される。
山陽からは前田淳、藤岡一樹といったビックネームも来場。今はA級にランクされているが、実力的にはS級となんらそん色ないモノを持っている。特に、藤岡は長らく続いた軽いスランプを脱出している。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-2(29期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-29(24期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-38(31期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-17(26期)〕
前田 淳〔山陽 A-5(27期)〕
吉田 恵輔〔伊勢崎 A-34(29期)〕
生方 将人〔伊勢崎 A-185(27期)〕