今年初の飯塚ミッドナイト開催!
今年は2月に試験的に山陽オートでミッドナイトレースが開催されたが、元々行われていた飯塚オートでは今年初めてのミッドナイトレース。飯塚オートは、昼間ではあるが3月5日に開催を終えたばかり。その時に活躍していた選手も今回は参戦しており、その動向に注目される。
今回出場する中で最もランクが高いのは鐘ヶ江将平で、Sの34位。この鐘ヶ江こそ、前走の直前地元開催で優勝した選手だ。4日間開催で初日は2着、そこからは1着を3本重ねて見事優勝をもぎ取った。鐘ヶ江は数節前まで、長らく軽いスランプに入っていた印象があるが、近況は脱出の兆しが出ていた。そこへきて今回の結果。31期と、まだ若手の部類でこれからの伸び代も十分。ひとつ大きな壁を乗り越えてパワーアップした鐘ヶ江を見せてくれそうだ。
S級の参戦はもう一人。桝崎陽介だ。桝崎の前走は直前の地元開催。予選を順調に突破し優勝戦まで進出。そのレースでは、先駆けを決めた鐘ヶ江を終始マーク追走していたが、最終的には交わすまで行かず準優勝。悔しいレースになったが、優勝戦で2着に入れるのだからエンジン的には悪くない。20線の角度があれば枠ナリにスタート切れることも証明した。今回は鐘ヶ江へのリベンジなるか。
他はA級とB級の予定。A級1位は鈴木宏和。前走の川口ではイマイチな結果に終わったが、近況はスタート力だけでなくスピードも増している。後方から抜いて行くレースでも上位に食い込むようになってきた。今回出場する選手の中では上位級の総合力があるので、優勝争いに参加してくる可能性は高い。
前走で優出していたのは浅田真吾や仲口武志。浅田は今回と同じ飯塚で優出。予選、準決は速攻力を遺憾なく発揮していた。優勝戦も絶好の位置に置かれたが、抜け出す前に後続に捕まり後退。今節はハンデの変動が気になるが、前走と同じく最重ハンの10M前に置かれれば今回もチャンス。仲口は前走の川口で優出。初日から2着を3本重ね、優勝戦では6着だった。仲口も浅田と同様に、最重ハンの10M前に置かれていれば車券の対象になってくる。
他にも、ミッドナイトレースで無類の強さを発揮している滝下隼平、前走も飯塚で走っていた松本やすし、岡松忠などに注目。
B級では、スタートに不安ある相馬康夫だが、軌道に乗るとA級に匹敵するスピードを見せることもある。その時は、いったん後方に下がっても怒涛の巻き返しに期待できる。また、島田健一は積極果敢な走りが身上。後ろから無理やりに抜いてくる選手には必死の抵抗を示すケースが多い。稲原良太郎は成績が安定しない傾向あるが、ツボに入ったときは大駆けが決まることもしばしば。
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主な出場予定選手
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鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-34(31期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-35(28期)〕
鈴木 宏和〔浜松 A-1(32期)〕
浅田 真吾〔浜松 A-41(27期)〕
岡松 忠〔山陽 A-2(17期)〕
西村 龍太郎〔山陽 A-67(25期)〕
滝下 隼平〔飯塚 A-8(28期)〕
松本 やすし〔伊勢崎 A-25(32期)〕