GIIオーバルチャンピオンカップ開幕!
今年3度目の飯塚開催は、いよいよ記念レースとなる。GIIで外来のS級はそれほど参戦しないが、各地区を代表する選手が来場し、シリーズを盛り上げる。
地元S級でトップは荒尾聡。前走は伊勢崎GIで、準決まで進んだが4着の結果。納得いくシリーズにはならなかったが、5走とも試走は30を切っており、エンジン面は悪くなさそうだった。その時の分まで今回は奮起したいところ。
浦田信輔、田中茂、久門徹なども前走は伊勢崎GIだった。その中で浦田が優勝戦まで進出した。優勝戦では試走25を出し、序盤の展開もうまく作れていたが結果的には6着。それでもこの開催ではスタートが切れていたので、今回も楽しみは十分。田中茂や久門もエンジン的には十分戦えそうな雰囲気があった。
篠原睦は前走の地元一般開催では優出できなかったが、その前の節では準優勝の結果。エンジンはマズマズのところで推移している。その開催で優出したのは滝下隼平、松尾隆広、東小野正道、水崎正二など。滝下はこの時期の走路にエンジンがマッチしており、前々走の地元では圧倒的なタイムをマークして優勝。スピード戦で存在感を遺憾なく発揮している。
外来で最も注目なのは鈴木圭一郎。前走の伊勢崎GIでは珍しく優勝戦まで進めなかった。ただし、初日に試走24をマークするなど、連日試走タイムは出ていた。今回も整備の方で苦心することはなさそうで、乗る方に集中できる。その鈴木圭と実質的な師弟関係にあるとも言える中村雅人も来場。中村雅も前走は伊勢崎GIで、優勝戦までは進めていないが、ある程度で成績でまとめられていた。昨年末のSSトライアルの初日で落車した悪影響は完全に払拭できている。
伊勢崎からは早川清太郎、新井恵匠が登場。早川は前走の地元GIで優出。優勝戦は3着だったが、優勝した浅香潤との差を詰めることができたのは早川のみと言ってもいい。レース後半の鋭い追い込みは健在で、今回も追い込むレースで見せ場を作る。新井恵は優勝戦に乗れなかったが、ここ数節はいい流れで来れている。
他では丹村飛竜、森且行などがS級として参戦。丹村は山陽のエースとして確固たる地位を築き上げてきている。スタート、スピードの両面に磨きがかかり、混戦でも強い気持ちで突破できている。森は例年どおり、冬場のこの時期に活躍が目立っている。前走の地元では準優勝の結果で、その時の上がりタイムは驚異の3・343をたたき出した。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-5(27期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-7(26期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-20(23期)〕
田中 茂〔飯塚 S-22(26期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
中村 雅人〔川口 S-3(28期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-10(29期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-13(29期)〕