久々にSG優勝チャンスの永井大介!
川口オートレース場で行われているスーパースターフェスタ2018も最終日を迎えた。4日間の激闘を終え、SS王座決定戦、SSシリーズ戦ともに優勝戦のメンバーが出揃った。王座決定戦をメインに、SSシリーズ戦の方も簡単に展望していく。
王座決定戦の枠番選択では、選択順1番の永井大介が1枠へ。2番の青山周平が3枠へ。3番の池田政和が2枠、4番の木村武之が4枠、5番の高橋貢が5枠、6番の丹村飛竜が6枠、そのまま順番に入っていくかと思われたが、7番の鈴木圭一郎が8枠を選び、最後の選択順だった新井恵匠が7枠に入れた。
今節、スタートが良く切れている印象あるのは青山。そして、永井や木村もダッシュを決めるシーンがあった。今回SS王座決定戦に初めて出場となった丹村も、連日スタートの切れは良かった。
この優勝戦でも恐らく3枠から青山が先行。もしくは最内の永井が突っ張るか、木村が内枠勢を抑えて行くか。枠不問でスタート切れている丹村が一気に先頭に立つか。
ここでは青山の先行を想定して展開を進めていく。青山は本人も気にしているように、トライアル戦では逃げてもペースが上がっていなかった。完全に納得いくような仕上がりにはなっていないのだ。それにも関わらず、インを締め上げる走法で粘りのレースを見せている。トライアル戦の8周回まではまだいいが、優勝戦で10周回になると苦しい状況が長くなるのでゴールまで持つかどうか。
青山を追って行く1番手は永井か木村。永井が青山にジカ付けできれば、道中で仕掛けポイントが生まれてきそう。必死に封じ込む青山のインにぶち込むか、もしくは外から捲りを決めていくかでハナに立ちそう。永井が逃げる展開を作れれば、2日目に出した上がりタイム3・322を再現させる独走で、後続をブッチ切りそうだ。そこで当ブログの本命には永井を推す。
相手は青山。スタート争いを制していきそうなので、そのままの逃げ粘りは十分。整備で乗り味がよくなれば、4日目までとは違って、ペースを上げる走りもできそう。3番手には木村。今節はまだ1着がないが、2日目には好タイムを出した永井と死闘を演じている。ここ一番で勝負強いタイプで、トップスタートを切れれば逃げ切れるし、3番手までに発進できれば道中で鋭い仕掛けを炸裂させてくるかもしれない。
4番手は鈴木。今節は、いつになく苦しい競争を強いられている。3日目には走りに焦りが出て後退。まさかの8着も経験している。しかし、最後までエンジンを上向かせるべく大整備に取り組んだので、本番までにエンジン一変の可能性も残している。仕上がった時の試走タイムの目安だが、2番時計を出した人に対して2つ以上の数字をマークしての1番時計だそうだ。最後に丹村。今節はこのシリーズ初出場ながらスタートも道中も臆することなく、のびのびと走れている。一発大穴を開けるならこの選手だ。
◎永井大介
○青山周平
△木村武之
△鈴木圭一郎
▲丹村飛竜
次にSSシリーズ戦。0メートルオープンの優勝戦となったが、ここでは準決1着の中で予選中の成績が良い順から選択。続いて、準決2着の成績が良い選手から選択。
実際に選択した順に、滝下隼平が1枠、佐藤摩弥が3枠、田村治郎が2枠、三浦康平が4枠、内山高秀が5枠、山田達也が6枠、越智尚寿が7枠、小林瑞季が8枠に入った。
エンジンが最も良いのは滝下。今節4日間を終えて3勝を挙げる充実っぷり。準決では3・370の上がりタイムをマークした。しかし、そのタイムを上回ったのが佐藤摩の3・350。これは自身の自己最高タイムだそうだ。今節も武器であるスタートが冴えに冴え渡っており、準決でも他車を置いて出るダッシュを決めた。
優勝戦でも0オープンから先行する可能性が高く、その後の独走でもペースが上がっているので本命に推したい。相手は、その佐藤摩に乗って出そうな三浦。準決では上がり3・367をマークするなどエンジンも急上昇。道中の動き次第では逆転もありそう。
次が滝下。最内でスタート包まれる恐れはあるが、4~5番手までに出られれば十分勝負圏内。8周回になるのを好材料に、脅威の巻き返しを見せそう。他では内山、田村も序盤の位置取り次第では怖い存在になってくる。外枠の3車は展開的にも機力的にも厳しい戦いになりそう。
◎佐藤摩弥
○三浦康平
△滝下隼平
△内山高秀
▲田村治郎