今年最後のレースは飯塚ミッドナイトで!
大晦日の23時30分に行われる優勝戦。今年最後のレースを飾るのは飯塚のミッドナイトだ。S級は5人参加予定で、他はA級が多数。特別にエンジン状態が突き抜けた選手は不在で、誰にでも優勝チャンスが訪れる。
出場する中でランクトップは重富大輔。前走の山陽では、初日に1着を取ったものの、その後はイマイチな結果に終わった。ただし、重富の走法的に、ミッドナイトの時間帯でタイヤが食いつくのは好材料。地元走路と気象条件を味方に、今回は優勝候補筆頭に挙げられる。スタートにやや不安はあるが、今回のメンバーなら最重ハンの大外に置かれることが多いだろうから、むしろその心配は薄らぐ。レース後半の伸びを生かして車券に貢献しそうだ。
次位は桝崎陽介。前走の山陽ではしっかりと優出していた。シリーズを通して白星はなかったが、安定感ある走りで車券に絡むシーンは多かった。重富と同様、スタートを含めて序盤は不安定だが、追いアシは確かなので、今回のメンバーなら優出はノルマと言える。今年、成長を見せた選手の一人に数えられるのは高宗良次。まだまだ、攻めに関しては粗削りな面はあるが、それを補って余りあるスピードは魅力的。インが混み合えば、大外を豪快に捲って番手を上げていきそうだ。別府敬剛はエンジン好調の部類。前走の山陽GIでは優勝戦まで進出していた。その優勝戦では不安定走路で3着と、まずまずの結果。準決では試走28を出すなど良走路でもエンジン気配は良さそうだった。
外来で唯一S級としての参戦は岡部聡。前走の地元では優勝戦まで進めなかったが、準決以外のレースでは3着以内にまとめるなどエンジン面は悪くなさそうだった。レース展開を冷静に分析し、的確な攻めで上位に進出してきそうだ。
地元のA級では田中正樹と井村淳一が動き活発。共に前走の地元で優出している。優勝戦で6着だった田中正は、予選準決で連勝を決めての優出。井村は準決で快走を見せていた。両者ともミッドナイトレースのような冷える走路は得意としているので、連続優出も十分あり得る。
山陽から来場の岡松忠も、前走の地元で優出していた。優勝戦は5着だったが、4日間シリーズで2勝を挙げる活躍っぷり。勝ちパターンであるスタートからの速攻が決まっており、今回も見せ場を作ってきそうだ。
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主な出場予定選手
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重富 大輔〔飯塚 S-27(27期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-35(28期)〕
高宗 良次〔飯塚 S-37(32期)〕
別府 敬剛〔飯塚 S-39(23期)〕
岡部 聡〔山陽 S-46(19期)〕
岡松 忠〔山陽 A-2(17期)〕
中尾 貴志〔飯塚 A-52(31期)〕
吉田 恵輔〔伊勢崎 A-34(29期)〕