今度こそは、と優勝に執念を燃やす青山周平!
前回の伊勢崎オートは高橋貢の連続優勝で幕を閉じた。伊勢崎では連続で準優勝となってしまった青山周平は優勝に飢えていることだろう。今回は高橋貢が不在。絶好の優勝チャンスだ。
先述のとおり青山は前回の伊勢崎で準優勝。その前の川口GIIでは優勝戦まで進み4着。更にその前は地元で準優勝。優勝しきれてはいないが、優勝戦には堅実に進出しており、エンジン自体は悪くない。地元一般開催では今や天敵となっている高橋貢がいない今節は、何が何でも優勝にこぎつけたい。
地元のS級は他に内山高秀と田中賢が参戦予定。内山は5月3日の落車以来のレースとなり動向は不透明。初日の試走が大きなポイントになりそう。田中は少しずつ上向きのムードが出ているが、完調にはまだ遠い状態。ただ、最悪の状態は脱しているので、一気に良化するその瞬間は狙い撃ちしたい。
外来S級は3者の予定。飯塚から参戦する田中茂はエンジン状態が並。完全に中の中で、いい方ではない。それでもナイター開催なら、タイヤに負担がかかりやすい田中の走法には向いているハズ。どちらかと言うと混戦の方が持ち味を発揮しやすいだろう。山陽からは佐々木啓と人見剛志が来場。佐々木もエンジン状態は並といったところ。人見は前走の川口では、そこまで悪い動きをしていなかった。
地元A級では岩田行雄と栗原俊介が、前走の地元開催で優出。どちらも白星こそなかったが、ある程度で成績をまとめていた。開催間隔が開いておらず、初日から快走を見せることができる状況。ハンデ的に魅力ある北爪勝義と石川岳彦もエンジン状態は良く、3着までに絡むケースが増えている。
外来A級では山陽の長田恭徳が前走の川口で優出してきた。まだ走りに安定感はないが、ここ一番での大駆けが魅力。人気薄になるようなら注意したい1車だ。同地区の丸山智史も近況は自力がアップしている。スピード戦でも混戦でも対応できている。
B級では独走力がある近藤裕保や山中充智が、0ハン単騎に置かれるようならレースを引っ張っていける。新人ではデビュー直後に遅れを取っていた高橋絵莉子がようやく良くなってきた。コース取りとグリップの開閉が巧くなり、車券の対象になってきている。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-28(26期)〕
田中 賢〔伊勢崎 S-46(29期)〕
田中 茂〔飯塚 S-25(26期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-26(23期)〕
人見 剛志〔山陽 S-36(28期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 A-21(15期)〕
長田 恭徳〔山陽 A-67(32期)〕
浜松から強力車が飯塚へ来襲!
今回は地元飯塚勢がメンバー構成のメインになるが、浜松からの来場車が多く、更に好調な選手が多数参戦する。全国ランク1位の鈴木圭一郎を筆頭に金子大輔、佐藤貴也の29期コンビ、ほかにも調子を上げているA級陣が怖い存在。地元飯塚勢は総力を挙げて迎え撃つことになる。
伊勢崎遠征に行っている今期飯塚ランクトップの荒尾聡の穴を埋める一番手は浦田信輔。前走の浜松では力を出し切れず優勝戦までは進めなかった。しかし、その前の地元戦ではしっかりと優出していたので、地元に帰れば強力な走りを取り戻せるハズ。篠原睦は前走の浜松では準優勝だった。それも初日から3連勝を決めての優出。オール連対でシリーズを締めた。今回に向けて追い風になることは間違いない。篠原が準優勝だった浜松の優勝戦には桝崎陽介も乗っていた。エンジン自体はずっと高い位置で推移しており、あとは乗り手がどれだけ展開を作れるかが大きなカギだった。それが前走の浜松ではうまくできていた印象。
一時は成長著しかった鐘ヶ江将平だが、近況は伸び悩んでいる雰囲気。ただし、まだまだ秘めたるポテンシャルは計り知れず、ちょっとした起爆剤があれば総合戦力をパワーアップしてくるハズ。有吉辰也、東小野正道の25期コンビはやや低迷。それでも有吉はエンジンが折り合うシリーズもあるので、初日の走りには注目したい。岩見貴史も近況はやや元気がない。どこかで上昇のキッカケを掴みたい。
強力浜松勢のトップに立つ鈴木圭一郎は、前走の地元では優勝戦まで進み3着。優勝こそできなかったが、エンジン的には上々の位置に付けている。速い走り、力強い攻めができるだけではなく、若手ながら整備力にも確かなモノを持っている。よほどの事がない限りは今回も優勝戦まで進んできそうだ。佐藤貴也は絶好調。今年は4月にSG初戴冠すると、前走の川口GIIでも優勝を決めてきた。この後も良い流れが続きそう。同期の金子大輔は川口GIIでは優出できなかった。しかし、シリーズを通してみればエンジンはマズマズのところで推移していた。中村友和は前走の地元で初日から連勝。高いスピード力を誇っている。
伊勢崎からはS級として早川清太郎と新井恵匠が参戦。早川は前走の地元では3連勝で優出。優勝戦は3着だったが、エンジンは高いレベルにある。新井は前走の川口GIIではイマイチだった。
A級では久門徹、越智尚寿、笠木美孝、柴田健治が前走の浜松で優勝戦まで進んでいる。特に柴田はその前の飯塚で準優勝の結果を残しており、好調の波に乗れている。
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主な出場予定選手
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浦田 信輔〔飯塚 S-10(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-17(26期)〕
鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-30(31期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
金子 大輔〔浜松 S-5(29期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-9(29期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-8(29期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-14(30期)〕