今回も混沌模様の4日間シリーズ!
今回の川口も直前にSGが行なわれている関係で、S級選手とA級上位の選手は不在。前回のお正月開催同様、A級中堅以下の選手による戦いになる。前回優勝したのはB級の川原剛。今回も参戦しており、連続優勝がかかっている。もちろん他の選手にとっても、今回は優勝の絶好の機会なので、初日から気合満点の走りが見られそう。
前走で優勝して今回参戦するのは先述の川原と、伊勢崎の米里信秀。川原は単なる逃げ展開ではなく、片野利沙や小林瑞季にスタートで叩かれながらも、レース序盤の勝負所をしっかりモノにしての優勝。エンジン面は最高潮で、乗り手も乗れている。ただ一つの懸念材料はハンデ。前回の優勝でハンデ重化は避けられないか。米里の優勝戦は、0ハンからトップスタートを決めての押し切り。ただし、快速派の筒井健太や攻めが強烈な伊藤正司らを抑え切っての優勝なので喜びもひとしお。米里は試走タイムが出ない傾向あるが、レースでは渋太い走りを見せるので注意が必要な一車。
川原が優勝したレースに乗っていたのは先述の片野と小林、それに福村唯倫、山際真介、秋田貴弘、塚本浩司の6車。片野と小林は初優勝のチャンスで果敢に仕掛けたが川原に、はね除けられてしまった。エンジン面は問題ないだけに、今回は前回のリベンジといきたい。秋田は4日間の全てのレースで試走30を切る機力を見せつけていた。山際も優勝戦は試走29と好仕上がり。この両者は大きめなコース取りでスピードを乗せてくる。福村は展開の一瞬の隙を突くのが得意。準決などの重要な場面で存在感を示してきそうだ。塚本は、このところ成績が安定しており、いきなりの独走に入れる展開なら残り目十分。
米里が優勝したレースに乗っていたのは伊藤正司、北渡瀬充の2車。優勝戦では最後まで米里を差せなかった伊藤だが、試走27が出ていたようにエンジン面は上々。北渡瀬は優勝戦7着だったが、それ以外の3日間は全て車券に絡む活躍。ハンデの変動がなければ、今回も活躍できる。
前回は成績イマイチだった岩田裕臣だが、今回のメンバーの中では実力上位。足回りの不安さえ払拭できれば、優勝戦まで進出してくる可能性は高い。準決で8着だった武藤博臣は、それ以外の3走で全て1着とエンジンは好調。スピード面なら今回の中で上位級だ。
他に外来では、レース道中的確な捌きで番手を上げてくる林弘明、試走タイム以上にレースで渋太く乗る野田光宏、鋭いスタートからの速攻が光る青山文敏あたりに注目が集まる。
B級では、ブロックが巧い長谷川啓が成績をまとめているし、独走に入るとペースが上がる相馬康夫に確変の兆しあり。新人では黒川京介が3連勝中。泉田修佑も力を付けてきている。
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主な出場予定選手
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掛川 和人〔川口 A-37(22期)〕
山際 真介〔川口 A-53(26期)〕
林 弘明〔山陽 A-49(24期)〕
木村 義明〔伊勢崎 A-83(22期)〕
伊藤 正司〔伊勢崎 A-130(20期)〕
米里 信秀〔伊勢崎 A-218(19期)〕
青山 文敏〔飯塚 A-91(16期)〕
野田 光宏〔浜松 A-169(24期)〕