鈴木圭一郎が山陽でのGI初制覇を狙う!
山陽の第52回GIスピード王決定戦も優勝戦の日を迎えた。予選中は有力どころが苦しみ、軽ハン勢の活躍が目立ったが、準決では10Mハンデが重化。矢野正剛が元々のハンデが最重ハンの20M前だったため、準決では最重ハンの10M前へ。それ以外の選手は最重ハンと並び、10Mオープンのレースが3個、0Mに矢野10Mに7車のハンデ構成のレースが1個の準決戦となった。
準決でも実力者が苦しむシーンが多く見られたが、それでも鈴木圭一郎、高橋貢、早川清太郎といったところは順当に勝ち上がりを決めた。単独0ハンだった矢野も会心の走りを見せ優勝戦進出。復調途上の藤岡一樹、緒方浩一らも近況の波に乗り優出。地元のS級では岩崎亮一が意地を見せ優出となった。優勝戦は0Mに矢野、10線は内から藤岡、緒方、岩崎、新井恵匠、早川、高橋貢、鈴木圭一郎となった。
0ハンの矢野はスタート残すだろう。独走が得意な矢野なので、序盤で10線勢にやられることはないか。レース前半でどこまでペースを上げられるかが大きなポイント。10Mは角度があるだけに外枠勢は不利。内からほぼ枠ナリの発進になるとみた。紛れがあるなら、大外から鈴木がカマシ気味に出て行く可能性がある程度。
矢野の逃げを追って行く一番手は藤岡、緒方といったあたり。復調している両者ではあるが、現状のスピードは矢野と互角で、追走はできても仕掛けるまでは行かないか。準決で矢野を捕えた新井なら8周戦を生かして交わすまである。もちろん、その外3車もスピード的には矢野の逃げを捕まえられるだけの走力がある。縦長の展開になりそうだ。
当ブログでの本命には鈴木を推す。内枠勢を何車か包んで行くスタートを見せ、レース序盤で先頭まで行かないにしても、いい位置に付けることはできる。8周戦でのスタミナに関しても、最も若い鈴木なので問題ない。エンジンの仕上がりも万全。仮にスタート8番手からのレースになっても、怒涛の追い込みで首位を奪取するとみた。
相手には岩崎を挙げる。準決では好ダッシュを見せ、岩崎らしいレース運びを披露した。この優勝戦も位置的には悪くなく、早い段階で先頭に立てれば大きなリードを作れるハズ。次に高橋貢。7枠からのレースで展開的には厳しくなるが、そこは百戦錬磨の猛者。前を走る車の隙を突いて、ジワリジワリと番手を上げて行きそう。エンジンの仕上がりも悪くない。そして藤岡。10線の最内は魅力大。矢野をマーク追走から一発で差し込めれば、自分の展開に持ち込み逃げ切りまである。最後に早川。課題のスタートはだいぶ良化し、ある程度の位置に付けられれば強烈な突っ込みで上位に進出できる。
◎鈴木圭一郎
○岩崎亮一
△高橋貢
△藤岡一樹
▲早川清太郎