今回出場する地元のランクトップは鐘ヶ江将平!
今回の飯塚は、浦田信輔、篠原睦などが不在で、地元を守る飯塚ランク最上位は鐘ヶ江将平。近年、メキメキと力を付けており、いつ記念を制してもおかしくないほど成長している。SGホルダー田中茂と共に、地元の牙城を守れるか。対する外来勢は山陽と浜松から好調な選手が襲来。気になる選手を挙げていく。
まず地元のS級は4人参戦予定。先述のとおり鐘ヶ江が今回のランクリーダー。前走の浜松では予選モレしてしまったが、4日目に1着を取り意地を見せた。今年はこれまで2優出の1優勝。その優勝は今月10日のミッドナイトレース。スピードタイプなだけに、少しでも食い付く走路の方が力を出せるが、近況は熱走路でも柔軟に対応している。もちろん雨走路もよくこなすので、天候によって走りが左右されやすくはない。爆発的なスピードからの猛追撃に期待したい。
鐘ヶ江と双璧をなし、外来勢を迎え撃つのは田中茂。こちらも4月の飯塚開催で優勝を決めるなど、動きはマズマズといったところ。スタートはやや不安定なので、記念などのオープン戦よりも今回のようなハンデ戦で持ち味を最大限に発揮できるだろう。他の地元S級は、滝下隼平と新村嘉之だがエンジン状態はイマイチ。
外来S級で調子が良いのは、岡部聡と角南一如。ともに、前走の地元一般開催で優出した。準決は不安定な走路だったが、見事に乗り切っての優出。流れとしては悪くない形で今回に臨める。緒方浩一も同じ開催を補充選手として参加。格下相手ではあったがシッカリと結果を残していた。浜野淳は今年3月に川口で落車してからは調子を落としている。
浜松からは佐藤貴也がS級として参戦。前走の地元GIではイマイチな結果に終わった。むしろA級ではあるが、藤波直也、山浦博幸、中村友和らが優出しており、こちらの方が勢いはある。山浦は最重ハンの10M前で快走を見せていたし、藤波は最重ハンの内枠から良い飛び出しを決めていた。中村もスピードを生かした攻めで上位に食い込んでいた。
前回の飯塚開催で優出したのは田中進、岡松忠、辻大樹。岡松と辻は、その後に山陽で走っている。山陽では、もう一つの結果に終わったが、再び飯塚走路でのレースになれば前回のような走りができるかもしれない。
最後に動き急上昇なのは松尾隆広。直前の山陽一般開催で久々に優勝した。これが自身2度目の優勝となったのだが、初優勝は2級車時代。1級車になってからは初めての優勝となる。これをキッカケに良い流れを作りたい。
______________________________
主な出場予定選手
______________________________
鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-14(31期)〕
田中 茂〔飯塚 S-21(26期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-45(28期)〕
新村 嘉之〔飯塚 S-46(27期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-15(29期)〕
岡部 聡〔山陽 S-28(19期)〕
浜野 淳〔山陽 S-31(24期)〕
角南 一如〔山陽 S-38(27期)〕