新年度GI第一弾・平成チャンピオンカップ開幕!
4月から新年度になり、オートレースは全5場体制になった。早くも各レース場で1回ずつ開催が終わり、新年度初の記念レースが山陽で開催される。今年で22回目を数える平成チャンピオンカップ。各地から強豪が集結し、その技量を競い合う。
前回、山陽の開催で優勝したのは松尾啓史。優勝戦はハンデ位置的に有利ではあったが、しっかりとそれを生かしての優勝。確かな技術に裏づけされた見事な走りを見せた。エンジン自体も仕上がり良く、今回の大会に良い形で臨める。その優勝戦で4着だったのは浜松の伊藤信夫。こちらは優勝戦で4着だったが、同じレース場で連続参戦となるのは大きなアドバンテージとなる。前回以上の動きに仕上げてくるか。
ほぼ地元勢での争いになった川口開催を制したのは若井友和。不安定走路だったとは言え、船橋からの移籍組で永井大介や中村雅人、更に池田政和を振り切っての優勝は大きな価値がある。エンジン自体は良いので、あとは山陽の走路に早く合わせられるかがカギだ。永井は予選2連勝できたものの、優勝戦では3着止まり。ただし、良走路に関してはエンジン問題なさそう。君和田裕二の状態が安定している。若井が優勝したレースでも、中盤までは先頭を走っていた。エンジンが良いところで安定しているのもあるが、乗り手の方も走りが良くなっている。更に、この優勝戦では須賀学も乗っていた。強引な攻めは期待できないが、エンジン状態ナリの走りはできるベテラン選手だ。
直前の飯塚開催で優勝した久門徹は今回参戦していないが、そのレースで準優勝になった篠原睦、3着になった中村友和、4着の越智尚寿、5着だった西村義正は参戦する。篠原はこのところエンジンがずっと良い。得意のスタートも決まっており、序盤から素早く仕掛けて行ける状態にある。中村友は課題だったスタートが多少良化中。元々、スピードには定評があり、スタートが良くなってくれば記念レースを制してもおかしくないくらいの実力の持ち主。越智と西村義は今節のハンデがカギ。前走では最重ハンの10M前で走っていた。今回も同じ位置なら活躍ができる。
直前の伊勢崎はオール地元勢による戦いだった。ここで久々に優勝を飾ったのは戸塚尚起。しかも、完全Vを達成していた。デビューしてからすぐに一線で戦っていたが、ここ数年は思うような走りができず、ついには最重ハンの20M前が定位置になっていた。そこでもなかなか白星につながらなかったが、ここに来て大きな結果を残した。ハンデが重くなるのは想定されるが、この勢いに乗って今回も大暴れしたいところ。その戸塚を追い切れず、優勝戦3着に終わったのが高橋貢。そして、5着だったのが西原智昭。田村治郎も優勝戦に乗っていたが反則をしてしまった。
前走で優勝戦に乗ってない選手でも、荒尾聡や金子大輔、田中茂、青山周平などが参戦しており、ハイレベルな戦いが見られそう。もちろん地元勢も浜野淳、佐々木啓、岩崎亮一らが奮起するのは間違いない。
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主な出場予定選手
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浜野 淳〔山陽 S-11(24期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-12(23期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-18(25期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-2(22期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-3(31期)〕
永井 大介〔川口 S-5(25期)〕
金子 大輔〔浜松 S-6(29期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-8(27期)〕