新年山陽第1弾は3日間の短期決戦!
今回出場するS級は9人だけの予定だが、各選手とも調子は上向きでハイレベルな戦いが見られそう。A級の中でも虎視眈々と優勝を狙う選手がいるので、連日レースは盛り上がりそうだ。
地元ランクトップは前田淳。前走は伊勢崎で優出していた。初日2着、準決1着で優勝戦まで進むと、優勝戦では4着とやや失速。前を走る車を抜けずに終わってしまった。しかし、ここ最近の流れを見る限り、エンジンは悪くない。武器であるスタートの切れも上々で、今節も地元勢のリーダーとして存在感を示しそう。同じ優勝戦に乗っていたのは岡部聡。安定感が代名詞の岡部だが、2連勝で優出すると優勝戦では7着だった。展開的に厳しくなったため、この着だったがエンジン自体は高い位置で推移している。そつのない走りで上位進出は必至。松尾啓史も前走は伊勢崎だったが、準決5着で優勝戦までは進めなかった。ただし、それ以外の2日間は1着と、エンジン悪いわけではない。
浜野淳は今年初出走。前走は年末の川口スーパースター。大晦日の王座決定戦まで進出し7着だった。7着とは言え、スーパースターの王座決定戦まで残ったのだから、それだけでも素晴らしい内容。今年を占うべく、初日の走りには大いに注目したい。
角南一如は前走が飯塚のGI。準決までは進んだが、シリーズを通してあまりパッとしなかった。角南の成績の傾向としては、シリーズ序盤よりも後半の方が良くなることが多い。走路状況に影響を受けやすいコース取りのため、角南が通るコースが食いつき出すシリーズ後半の方が好走が多いのだ。
外来のS級はいずれも前走が飯塚のGI。最も成績が良かったのは篠原睦。3連勝で準決に進むと、準決も2着で突破。優勝戦では3着に食い込んだ。篠原もだいぶ安定感が出てきている。もちろん武器のスタートも健在。レース序盤から素早い動きを見せてくれそう。次いで、成績が良かったのは岩見貴史。シリーズを通して1着はなかったが、成績をまとめて準決に進出すると2着で突破。優勝戦は5着だった。こちらも速攻を得意としている。久門徹は初日から2連勝で好発進したが、シリーズ後半は失速。松本やすしはシリーズを通して全くいい所がなかった。
A級ではあるが藤岡一樹の勢いが良い。前走の飯塚GIでは4連勝で優出。優勝戦では8着に終わったが、GIで4連勝を挙げるのは至難の業。昨年末あたりから急激に状態を上向かせている。また、中野光公も前走の地元で優出し3着。不安視されているスタートがだいぶ改善されてきた。他でエンジン良いのは金子和裕、水崎正二、片岡賢児、竹中修二あたり。
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主な出場予定選手
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前田 淳〔山陽 S-13(27期)〕
岡部 聡〔山陽 S-16(19期)〕
浜野 淳〔山陽 S-21(24期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-23(26期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-14(26期)〕
久門 徹〔飯塚 S-25(26期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-44(29期)〕
松本 やすし〔伊勢崎 S-42(32期)〕