S級選手不在で優勝争いは難解!
この開催の直後にSGがある関係で、S級選手は一人もいない。A級選手でさえ24名の予定で、むしろB級選手がメインとも言える。番組構成としては、初日と2日目までは各レースA級選手2名、B級選手6名で組まれる予定。A級選手が順当に追い込むのか、それともB級選手の健闘があるのか。
地元A級で調子が良いのは間中大輔と吉田祐也。共に前走の地元開催では優勝戦に乗っている。間中はエンジンが良いのに加えて、ハンデ位置が良いのも好成績の要因。そろそろハンデが重くなる可能性もあるので、初日の番組には注意を払いたい。吉田は最重ハンの10M前で走っているが、ハンデ位置的に最内に置かれる事が多い。枠ナリスタートを死守して快速を発揮している。他でも篠崎実が元気一杯の走りを見せているし、山際真介もスピード感ある走りができている。ランク的には秋田貴弘が最上位だが、前走はイマイチだった。それでもエンジンさえ折り合えばスピードに乗って走ることができる選手。
外来勢で最も注目なのは伊勢崎の松本やすし。1級車に乗り替わったばかりの前走浜松一般開催では完全優勝を決めた。元々、素質の高い選手で評判だったが、1級車に乗って才能を開花させた形。この勢いで今回の大会でも大暴れするかもしれない。船橋の森谷隼人や鈴木将光は前走の企画レースで2級車に乗っていた。今回は1級車に乗り戻りだが、グリップの開けっぷりが良くなっている可能性大。新井淳はS級にいてもおかしくない実力の持ち主なので、連日車券に絡んでくるだろう。
今回多く参戦するB級選手の中でも、気にかけたいのは32期の選手達。岸萌水を除き、前走あたりから1級車でのレースになっている。この時期は特に成長が著しいので、どの選手からも目が離せない。
特に、浜松の中村友和は前走の地元開催で準優勝。優勝戦は先述の松本やすしに先行され、振り切られてしまったが、後ろからやってくる先輩勢は何とか振り切ることができた。更に、地元の益春菜は前々走の優勝に続き、前走でも良い走りを見せていた。船橋の中山光も逃げ展開なら快速を発揮できる状態。浜松の岡谷美由紀は1級車になってから、車券に多く絡むようになった。伊勢崎の藤本梨恵は前走の最終日に落車してるのでやや不安残り。初日に試走には注目したい。
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主な出場予定選手
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秋田 貴弘〔川口 A-52(23期)〕
掛川 和人〔川口 A-65(22期)〕
高塚 義明〔川口 A-68(29期)〕
柴山 信行〔川口 A-88(19期)〕
森谷 隼人〔船橋 A-40(29期)〕
番田 隆弘〔山陽 A-64(24期)〕
新井 淳〔伊勢崎 A-98(23期)〕
松本 やすし〔伊勢崎 A-231(32期)〕