今回は通常の勝ち上がりに加え、25期期別戦も盛り込まれている!
今年に入り各地区で行われている期別戦。今回の伊勢崎開催では25期戦が組まれている。花の19期の後の期の中では、最も選手層が厚いと言われている25期。全国ランクナンバー1の永井大介を軸にハイレベルな戦いが展開されそう。25期戦と通常の開催を分けて、有力選手の近況を追ってみる。
まずは通常開催。先のSG日本選手権で準優勝になった高橋貢が中心になりそう。今年は大きなタイトルを獲っていない高橋だが、まだまだ技術の衰えを感じさせないところをSGでは見せることができた。今回はSGの時より選手層が大幅に薄くなることにプラスして、25期生が別枠の企画に走るため更に有利な状況。不動の優勝候補に挙げられる。
それに少しでも抵抗すべく選手は、25期以外のS級勢。地元では浅香潤、飯塚から竹谷隆、山陽から佐々木啓、船橋から池田政和のいづれも23期生。この4人はSGではあまり良くなかったので、早急なエンジン立て直しが必要。走りとしてはスピード豊かな面々なので、エンジンさえ並以上に仕上れば高橋を苦しめる存在になれる。
S級以外では辻大樹が好調。川口一般開催で優勝すると、その後は地元のSGを補充選手として2走した。ここでも3着、1着と良い走りを見せていたので、いい流れが続いていると言える。スタートも早く、雨走路も得意とする。素早い抜け出しからの速攻を見せてくれそうだ。浜松の笠木美孝はやや上向きな感じ。こちらもスタートは早いので速攻に期待したい。地元では笠原三義や田中哲が前走の地元開催で優出している。特に、田中の方はここ何節もエンジンが安定している。三浦康平は先のSGで序盤活躍。持ち味のスピードを見せつけていた。
25期戦は永井が圧倒的に抜け出た存在。先のSGでは準決で惜しくも3着になり、優勝戦には進めなかった。しかし、今年に入ってからの充実っぷりは流石のモノで、晴れ雨問わず強烈な走りを見せてくる。
地元の25期は岩沼靖郎が好調。前走の地元開催ではしっかり優出し3着。潜在能力はかなり高く、特にスピードレースで真価を発揮できる選手。独走に入ってしまえばかなりペースを上げられる。他に、竹本修や中野光公などもエンジンの仕上がり次第では競り合いに参加してくる。
川口からは森且行や若井友和らが参戦。若井は落車明けになるので初日の試走に注目。森はSGでも結果が出ていなかったが、試走タイムは出ていたのでエンジン本体は悪くないか。山陽の岩崎亮一はSGの準決で3着になり、優出はならなかったがエンジンはマズマズの状態。伊勢崎走路との相性も良い。飯塚からは有吉辰也が参戦するが、マダマダ本来の走りは取り戻していない様子。A級に陥落したが東小野正道がS級復帰に燃えている。浜松では遠藤誠が25期でランク最上位。近況はソコソコの動きを見せている。武器のスタート力を活かしたいところ。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
浅香 潤〔伊勢崎 S-31(23期)〕
永井 大介〔船橋 S-1(25期)〕
森 且行〔川口 S-10(25期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-16(23期)〕
池田 政和〔船橋 S-22(23期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-24(25期)〕
竹谷 隆〔飯塚 S-42(23期)〕