26期期別戦もあり、今節は楽しみ2つ!
今節は通常の勝ち上がりに加え、26期生のみによる戦い、26期期別戦が組まれている。26期と言えば2級車時代から数々の伝説的レースを生み、センスの高い選手が多い期。これまでの実績で言えば木村武之が一歩抜け出ている。すんなりと木村が26期代表になるのか、はたまた他の選手がその座を脅かすのか。
まずは通常の開催から。今節の最も注目すべき選手は、全国ランクナンバー1の青山周平。前走の地元開催では優勝戦まで進んだものの、厳しい展開になってしまい5着に終わってしまった。しかし、その前の山陽GⅠではしっかり優勝していたし、エンジン自体は悪いわけではないので今節も中心選手となるだろう。また、川口からは高橋義弘が参戦。前走の地元GⅠではシッカリ優出。ハンデ位置的に優勝もありそうだったが、優勝戦では仕上がりを欠いていた。それでも今回のような一般開催なら機力は十分。活躍してくれるだろう。
これら外来S級を迎え撃つ地元勢のリーダーは金子大輔。前走の川口GⅠではイマイチな結果に終わったが、その前の地元開催では久々に優勝を決めていた。今回も地元走路でのレースなので、調子を取り戻す可能性は大。同期の佐藤貴也は前走の飯塚ナイターで優出。エンジン状態は良いので、金子と共に地元の牙城を守る存在になる。他にS級は伊藤信夫と岩科鮮太がいるが、エンジン的にはやや低調気味。素早い立て直しを図る。
26期期別戦の方では、地元の木村武之が中心になる。前走こそイマイチな成績に終わったが、ここ数年は同期の中で間違いなく一番の活躍を見せている。開催が地元ということを加味しても、26期戦の優勝候補筆頭に挙げられる。相手となるのは田中茂。前走は地元開催で優出し3着。近況のエンジン推移もマズマズだ。SG獲得では木村を一つ上回っており、実に4回を数える。レーススタイルは速攻タイプの木村に対し、追い込みタイプの田中。そんな構図だ。その2人よりも数年先にSGを制したのは久門徹。近況はやや迫力が薄れている感じはあるが、大舞台での経験は現在でも活きている。
SG優勝こそないが、篠原睦はデビューしてから大きなスランプもなく、堅実な成績を残し続けている。武器となるスタート力は健在で、あっさりと抜け出す走りをよく見せる。また、主な実績はGⅠの優勝1回の内山高秀と松尾啓史だが、内山はデビュー時の走りを思い出すと、今では考えられない成長を見せているし、松尾の方は捌き巧者で定評があり、混戦になるレース展開だと無類の強さを発揮する。
その他でも深谷輝、桜井晴光、山際真介、松山茂靖などのスピード派や、満村陽司や山崎進などの捌きタイプと、個性がハッキリしているのが26期生の特徴だ。
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主な出場予定選手
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金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-9(26期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-17(24期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-26(29期)〕
青山 周平〔船橋 S-1(31期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-10(26期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-12(26期)〕
高橋 義弘〔川口 S-25(29期)〕