浦田信輔がシリーズの核になりそう!
春の陽気と言うよりは、すでに夏が真近に迫っているかのような気温になりつつあるこのごろ。車券を当てるカギは、軽ハン勢の取り捨て。やはり、熱走路になると逃げ有利で、ハンデが軽い選手にもチャンスが生まれてくる。S級選手の動向と、逃げ展開で注意したい選手を挙げてみる。
まずは地元S級陣から。ランク筆頭は荒尾聡だが、依然としてスランプを抜け出せていない。昨年末から続いているので、長すぎると言わざるを得ない。時折り良化の兆しは出ているようなので、本格的な立て直しも近いかもしれない。ただ、車は良くない状態でも、スタートの方は問題なく切れている。
浦田信輔はエンジン安定している。前走の川口SGでもしっかり優出。優勝戦では厳しい展開になったが4着まで追い上げていった。レース場に関係なく力を出せる選手だが、今回は地元開催でいつも以上に気合が入るか。外来勢を迎え撃つ力強いリーダーになる。田中茂は完調ではないが、状態としてはマズマズ。走路温度が上がってきて、追い込みが利きにくくなる不安要素はあるが、強引な突破に期待したい。追加斡旋となった永冨高志は、前走の川口で珍しく反則妨害をしてしまった。多少、攻めに無理できない面はあるが、元々強引な攻めは見せない方なので心配はないか。エンジン的には普通の状態。
外来勢のS級で期待は浜野淳。前走の川口SGでは準決6着で優勝戦には進めなかったが、最終日は選抜戦を1着で締めている。その最終日は試走タイムも出ていたので、エンジン的には中の上はある。試走タイムが出なくても本走では力を出せるタイプなので、試走タイムが出なくて人気薄になるようなら積極的に狙いたい。
内山高秀も状態は悪い方ではない。飯塚走路との相性は疑問だが、早い段階でエンジンを合わせてくるようなら、十分優勝争いに参加できる。佐藤裕二はエンジン悪くも良くもない状態。近況は試走タイムが出ない傾向あるが、レースではインを鋭く突っ込んで行く。スタート力も健在なので短ハンデ戦で威力を増す。青島正樹は、エンジンやや低調。それでも大崩はしていないので、ちょっとしたセッティングで良くなる可能性大。
S級以外では岩見貴史、阿部仁志、越智尚寿、井村淳一など好調な選手が多い。一番乗れているのは、内山雄介。前走の山陽では優出したものの、ハンデ重化に苦しんだかたち。エンジン自体はここ何節かは良い状態で推移している。
外来では、林弘明が地元の開催で優出した。スタートにやや課題はあるものの、前団を追って行く捌きには定評がある。エンジンの方もマズマズ良さそう。良走路限定だが、藤本剛がただ今絶好調。また、今回来場の新人の鈴木圭一郎は、32期の中でナンバー1との評判がある。
最後に逃げ展開で粘りを発揮しそうなのは、地元では水崎正二、井上秀則、川端孝、柴田日出喜。外来では別府末彦、伊藤幸人、篠原俊治あたり。ハンデチャンスなのは小林悠樹だ。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-8(23期)〕
田中 茂〔飯塚 S-24(26期)〕
永冨 高志〔飯塚 S-41(17期)〕
浜野 淳〔山陽 S-11(24期)〕
内山 高秀〔船橋 S-13(26期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-18(24期)〕
青島 正樹〔浜松 S-30(22期)〕