第4戦は園田『東海ダービー』。
勝ったのは牝馬の【メイレディ】でした☆
ここまで無敗の成績を誇る【ポワゾンブラック】が1番人気、【メイレディ】が2番人気で迎えたこのレース。
【メイレディ】がロケットスタートを決めてハナに立ち、対する【ポワゾンブラック】は中団外の位置取り。
道中は【メイレディ】のキムタケ騎手が後続を見ながら引きつけて逃げ、【ポワゾンブラック】は他馬と馬体を併せたくないのか、4番手のかなり外を進みます。
レースが動いたのは2周目の向正面。
【ポワゾンブラック】が持ったまま2番手に上がり、先頭を行く【メイレディ】に馬体を併せて行きます。
3コーナーの入り口で少し気合いを付けられた【メイレディ】のエンジンが掛かり、3,4コーナーは持ったままの手応え、
対する【ポワゾンブラック】はかなり追っ付けている状態で、手応えは【メイレディ】が優勢。
直線に突入したところで【メイレディ】が突き離すと、そのまま押し切るかに思われましたが、ここで【メイレディ】の脚色が一杯になり、一度は突き放された【ポワゾンブラック】が盛り返す...
それでも、【メイレディ】が粘って3/4馬身差で逃げ切りました!!
いや~本当に見ごたえのあるレースでした。
キムタケ騎手、さすがですね!
3コーナー入口で一度エンジンを掛けてから、3,4コーナーでは息を入れる。
対する【ポワゾンブラック】は終始追い通しでしたから、直線に向いてからの差が出ましたね。
【メイレディ】は、福山『若草賞』2着、佐賀『ル・プランタン賞』1着、園田『のじぎく賞』2着という成績で、グランダム・ジャパン3歳シーズンの女王にも輝きました☆
この後は休養して秋に備えるということですから、暑い夏をゆっくり過ごして、さらなるパワーアップを期待しています。
今回初めて黒星がついてしまった【ポワゾンブラック】も休養に入るそうです。
じっくりとリフレッシュして、再びパワフルな走りを見せて欲しいですね!
最終戦の第6戦は、名古屋『東海ダービー』。
勝ったのは23歳の今井貴大騎手騎乗、【マイネルセグメント】でした☆
最初は中団後方にいた【マイネルセグメント】でしたが、1周目のホームストレッチで積極的に動いて3番手まで進出。
3コーナー入口でゴーサインを出すと、4コーナー先頭から直線へ。
【ブライトシンプー】との激しい叩き合いに、後ろから【ネオンオーカン】が伸びて来たところがゴール。
結局、3着までがアタマ・アタマ差という大接戦でした!!
若きダービージョッキーとなった今井騎手は...
「まさか...とは思いましたけど、すごく嬉しかったですね。
前走の『駿蹄賞』の時、外に出せなくて詰まって詰まって負けてしまったので、ダービーでは思いっきり乗ろうと思ってました。
最後、僕の追い方がバラバラになってしまいカッコ悪かったです(苦笑)
4コーナー手前で、もしかしたら勝てるかも?!と思って、直線は気持ちが先走っちゃって...。
馬が最後まで本当によく頑張ってくれましたね。
この馬は最初のうちは腰がゆるかったり、気難しいところもあったんですけど、レースを使いながら変わって来てくれました。
調教も毎日つけているし、僕にとって初重賞も獲らせてくれた馬で、すごく想い入れが強いです。
レース後も元気だし、この後は大井に行く予定だと聞いてます。
ジョッキー人生の中で、一度はダービーを勝ちたいと思ってたけど、まさかこんなに早く勝てるとは思ってなかったです。
周りもすごく喜んでくれたし、ダービージョッキーの名に恥じない騎手になりたいです!」
日本初の平成生まれジョッキーとして話題になった今井騎手が、23歳にしてダービージョッキーの称号を手にしました。
同じく23歳の本橋孝太騎手もそうですが、今年のダービーウイーク、若さみなぎる新しい力を見せつけてくれましたね。
7月11日の『ジャパンダートダービー』が楽しみです♪
第3戦は、門別『北海優駿』です!
ここは1番人気【ニシノファイター】が、3/4馬身押し切って勝利☆
好スタートを決めた【ニシノファイター】でしたが、外から【ハイタッチ】が行くのを待って、外2,3番手につける展開。
3コーナーでは他の馬たちの手が動くも、【ニシノファイター】はもったままでジワッと先頭に並びかけます。
直線入り口で先頭に立つと、ゴール前は粘る馬追い込んで来る馬が押し寄せて大接戦になりましたが、【ニシノファイター】は終始先頭を譲らずに、着差以上に強い印象でした。
これで堂山調教師は『北海優駿』4連覇!!
これはものすごい記録ですね。
「いやいや、まぐれですよ(照)
ニシノファイターはレース後の疲れもなく、すごく元気ですよ。
昔はやんちゃなところがあったし、ムキになって走ってたけど、今回はだいぶ大人になって落ち着いていましたね。
この後のローテーションは、いろいろ考えているところです。
8月23日の門別『王冠賞』と、11月25日の水沢『ダービーグランプリ』を目指したいですね。
ちょっと間隔が空くので、『王冠賞』の前に地元OPを使うかもしれません。
狙ったレースはきっちり獲って行きたいです!!」
『JDD』には向かわない予定だそうですが、真夏の『王冠賞』、そして秋の『ダービーグランプリ』と、すでに先を見据えている堂山調教師。
大人になった【ニシノファイター】が、どんなレースを見せてくれるか楽しみです♪
第4戦は、大井『東京ダービー』でした。
ここは6番人気【プレティオラス】が、直線豪快に差し切って勝利☆
2着も同厩舎・同馬主の【プーラヴィーダ】が頑張ったため、口取りは珍しく2頭で行われました!
こういう光景は、微笑ましいですね。
それにしても...
鞍上の本橋孝太騎手は23歳、管理する森下淳平調教師は32歳という、実に若いコンビでのダービー制覇。
これからの地方競馬をリードしてくれるであろう、強烈なパワーと勢いを感じました!!
今年のダービーウイークも、各地それぞれ盛り上がりましたね!!
怒涛の一週間開催だったので、1つ1つのレースを落ち着いて振り返ることが出来ないでいましたが、
ダービーウイークが終わって一週間、ここでじっくりと振り返りたいと思います。
まず第1戦は、佐賀『九州ダービー・栄城賞』。
荒尾が廃止になってしまったし、唯一の遠征馬だった高知の【サンダーボーイ】が出走取り消しとなってしまい、今年は佐賀勢のみでの戦いとなりました。
レースは圧倒的な1番人気に支持された【エスワンプリンス】が圧勝☆
スタートはそれほど良くなくて遅れを取るも、すぐに上がって外2番手につけます。
押して上がったにもかかわらず、すぐに折り合いがつくところがさすがだと思いました。
2周目の向正面でハナに立つと、強気に後続を離しにかかります。
直線を向いたらもう独走。
最後さらに突き離して、8馬身差の勝利でした。
鮫島騎手が行けと言ったら行くし、待てといったら待つことも出来る。
鞍上の意図に素直に従うことは、大きな強みです。
馬体重が計量不能だったりと、まだまだ精神的な課題はありますが...
レース後も順調に調整を重ねて『JDD』を目指しているそうですから、九州代表として期待しています!!
そして第2戦は、盛岡『岩手ダービー・ダイヤモンドカップ』。
このレースは、【アスペクト】VS【ロッソコルサ】の人気2頭の一騎打ちになり、【アスペクト】が渋太く粘って逃げ切り勝ち☆
スタートして、【アスペクト】は外から押して押してハナへ、対照的に【ロッソコルサ】は持ったままで2番手に取り付きます。
道中は【アスペクト】が軽快に飛ばして逃げ、【ロッソコルサ】がマークして、後続馬たちは離される一方。
3,4コーナーで【ロッソコルサ】が持ったままで並びかけると、【アスペクト】は手が動いて苦しい展開に見えましたが...
直線2頭の叩き合いに、最後の最後【アスペクト】がグイっと伸びて2馬身差で勝利!
3着以下を大差で引き離す、2頭の激しい戦いでした。
勝った【アスペクト】は、圧倒的な力で岩手2歳チャンピオンに輝いた馬。
その後南関東に移籍しましたが、これで岩手に戻って2連勝。
名実ともに岩手を代表する馬になりましたね。
この後は、24日の水沢『みちのく大賞典』を目指す予定。
1月の水沢『金杯』で大敗したこともあり、右回り克服が課題。
このレースの様子を見て『JDD』も考えるということですから、まずは『みちのく大賞典』で好レースを期待したいですね。
今日18:00から、新馬券『7重勝単勝式』の発売が開始されます!!
当初は12日からの発売を予定していましたが延期となり、ついに今日から発売が実現します。
7重勝単勝式についての詳細はこちら → 7重勝単勝式発売開始
発売競馬場は佐賀のみ、そして発売はオッズパークのみの新馬券。
佐賀の後半7レースの1着を当てるということで、最大2億円のチャンスです☆
これまで競馬を楽しんで来た人もそうでない人も、ぜひチャレンジしていただきたいですね。
今日の18:00から発売されるのは、明日の開催の前売りです。
明日の対象レースは、第6R~第12R。
早速予想してみたいと思います。
*第6R C1-5組C1 1400m 13:30発走*
本命は【シルキーカレント】。現在佐賀で4連勝中、その前の笠松も合わせると5連勝中。
タイムも優秀だし、ここも通過点でしょう。
◎5、シルキーカレント
*第7R 3歳―4組3歳 1400m 14:00発走*
1枠に入った【ロングストライド】。好位から競馬が出来る馬だし、内を利用してハナを主張することも出来そう。
終いがちょっと甘いけれど、このクラスなら力上位。
【ロクイチグローリー】は中団から競馬する馬で、道中楽に追走出来るといい脚を発揮してくれる馬。
50キロで騎乗出来る、小山騎手の【シゲルノイチゴ】も気になる存在。
◎1、ロングストライド
〇6、ロクイチグローリー
▲9、シゲルノイチゴ
*第8R C2-10組C2 1400m 14:30発走*
前走1番人気ながら伸びきれなかった【イサミスマイル】の巻き返しに期待。
快勝した【サマーパステル】、引き続き好勝負してくれるのでは。
◎3、イサミスマイル
〇7、サマーパステル
*第9R 3歳-2組3歳 1400m 15:30発走*
中央からの転入初戦を快勝した【リバーデュランダル】、このメンバーに入っても十分通用するはず。
相手は【ライムフレーバー】。佐賀ではまだ底を見せていません。
◎6、リバーデュランダル
〇7、ライムフレーバー
*第10R C2-8組C2 1400m 16:05*
大崩なく安定して走れる【トウショウエルスト】が本命。
なかなか勝ち切れないけれど、【タイガープリンセス】の一発も警戒。
◎9、トウショウエルスト
〇8、タイガープリンセス
*第11R あやめ特別B1-1組 1750m 16:40発走*
佐賀初戦となる【アティロン】に期待。
これまで戦って来た相手を考えると、いきなりでも即通用出来そう。
相手は【マイネルサンリット】。このクラスはいつ勝ってもおかしくない存在です。
◎7、アティロン
〇8、マイネルサンリット
*第12R B2-2組B2 1400m 17:15発走*
本命は【メイショウブリッジ】。長期休養明けから佐賀へ転厩、2戦戦って走り頃。
対抗は【カシノアベベ】。あと一歩足りず勝ち星を逃しているけれど、ここでは能力上位の存在。
◎3、メイショウブリッジ
〇2、カシノアベベ
ということで48通りとなりました。
さぁ7重勝初日はどんな結果になるでしょうか♪
昨日笠松競馬場で行われた、地方全国交流戦『オグリキャップ記念』。
金沢から遠征した【ジャングルスマイル】が逃げ切り勝ちでした☆
写真は今お願いしているので、送っていただいたら追加掲載しますね。
【ジャングルスマイル】にとっては、遠征での初重賞V。
気性的な面から、遠征で結果を出すのがなかなか難しかったわけですが、今回はあまり強い追い切りはかけず、少し大きめのキャンターで仕上げたことが良かったようです。
金田一昌調教師
「いつもは追い切りをかけてきっちりと仕上げて行くんですが、そうすると馬も競馬だってわかるからカリカリしてしまって、それで結果が出なかったんです。
今回はそういう面を考えて強い負荷をかけなかったので、馬運車に乗っても競馬だということを感じなかったみたいですね。
大人しかったし、ずっと落ち着いていました。
笠松までの輸送時間が短かったこともプラスでしたね。
今まではなかなか遠征で結果が出せなかったけど、この馬に合う調整方法を見つけられたので、これからも色々と挑戦したいです。
まずは少し休ませて、6月の『百万石賞』3連覇を目指します。
僕自身も地元以外の競馬場で重賞を勝ったのは初めてだったので、すごく嬉しいですね。
地元とはまた違って、アウェーで勝つのはさらに大変なことだし、輸送が苦手だった馬で結果を出せたことも大きいです。
金沢に帰ってきたら、周りから「おめでとう」って声かけてもらって。
なんか気恥ずかしいですね。
これからさらに頑張って行きますので、金沢競馬をよろしくお願いします!」
中央の未勝利から移籍して来て、金沢で結果を出し続けて来た【ジャングルスマイル】。
その能力は全国区だと思っていましたが、輸送という課題を克服した今、さらなる飛躍を期待したいです。