今年のサマーセールで注目していたのが、この1歳世代が初年度産駒となる、ヴァーミリアンとカネヒキリの子どもたち。
まだ2日目が終了したところですが、2頭の新種牡馬の子どもたちをご紹介します。
まずはヴァーミリアン産駒からピックアップ。
とねっこの時代から評判になっていたヴァーミリアン産駒たち。
馬体が立派で落ち着いている馬が多い印象でした。
【上場番号336:ビービーシグナス24】
父:ヴァーミリアン
母:ビービーシグナス
♂
生産牧場:高山博
800万円でJRAが購入。
【上場番号357:フミノサチヒメ2012】
父:ヴァーミリアン
母:フミノサチヒメ
♂
生産牧場:谷口牧場
評判になるくらい注目されていた馬で、お代の500万から一気に声が掛かり、最終的には1300万円で落札されました。
【上場番号602:セフティードリーム】
父:ヴァーミリアン
母:セフティードリーム
♂
生産牧場:長谷川牧場
490万円で落札。
続いてはカネヒキリ産駒。
こちらも負けず劣らず、立派な体の馬が多かったです。
【上場番号167:エイシンベリンダ24】
父:カネヒキリ
母:エイシンベリンダ
♂
生産牧場:城地清満
520万円でコスモヴューファームが落札。
【上場番号369:プレジールダムール】
父:カネヒキリ
母:プレジールダムール
♀
生産牧場:辻牧場
230万円で落札されました。
【上場番号478:インピッシュハート2012】
父:カネヒキリ
母:インピッシュハート
♂
生産牧場:千代田牧場
500万円から競り上がって、最終的に1210万円で落札されました!
【上場番号502:オードトワレ2012】
父:カネヒキリ
母:オードトワレ
♂
生産牧場:長浜牧場
620万円で落札されました。
【上場番号589:スイートニコラシカ2012】
父:カネヒキリ
母:スイートニコラシカ
♂
生産牧場:ナカノファーム
410万円で落札。
ヴァーミリアンVSカネヒキリの戦いは、子どもたちの代に受け継がれて行きます!
来年どんな風に成長して競馬場に登場するのか、楽しみですね♪
今年も国内最大級のサラブレッドセール、サマーセールが開幕☆
一日目の昨日は275頭が上場され、146頭が落札。
売却率53.09%で、昨年の50.99%を上回る好調なスタートを切りました。
たっくさんの1歳馬たちの中から、気になった馬たちをご紹介します。
【上場番号137:アリデッド2012】
父:クロフネ
母:アリデッド 母父:ダンスインザダーク
♂
この日最初の1千万越えは、白老ファームのクロフネ産駒。肩からクビにかけての筋肉が、すでにムキムキです。1350万円で落札されました!
【上場番号140:ラヴリーハントレス2012】
父:シンボリクリスエス
母:ラヴリーハントレス
♂
下屋敷牧場のシンボリクリスエス産駒は、JRAが700万円で落札。
この後調教を積んで、来年のブリーズアップセールで再び会えることを楽しみにしています。
【上場番号164:エクボ2012】
父:ワイルドラッシュ
母:エクボ
♂
まだまだお尻は高いけど、すでにパワフルで大人っぽい体つき。写真を撮る姿も決まってました!
900万円で落札。
【上場番号172:オボロヅキ2012】
父:サウスヴィグラス
母:オボロヅキ
♂
今年も大人気のサウスヴィグラス産駒。
しかもラブミーチャンと同じグランド牧場の生産で、購買者はDr.コパさん!
将来に期待しちゃいます☆
【上場番号173:オマイタ2012】
父:アドマイヤムーン
母:オマイタ
♂
この日の最高価格を叩き出したのは、アドマイヤムーン産駒。
2千50万円で落札されました!
【上場番号190:カワカミキラリン】
父:ブライアンズタイム
母:カワカミキラリン
♂
今年の4月4日、残念ながら亡くなってしまったブライアンズタイムの産駒。
これまでたくさんの活躍馬を輩出していますから、この馬にもぜひ頑張って欲しいです。
【上場番号198:クインオブオールディー2012】
父:ハーツクライ
母:クインオブオールディー
♂
すでに大人びた体で、メチャクチャかっこ良かったです。
さすがハーツクライ産駒。
900万円で、JRAが落札しました。
【上場番号212:クールアンフルール2012】
父:ハーツクライ
母:クールアンフルール
♂
こちらも同じくハーツクライ産駒。
小顔で体のバランスもカッコ良く、写真を撮る時にも一発でキメてました。
940万円で落札。
【上場番号233:サンセットロード】
父:スペシャルウィーク
母:サンセットロード
♂
白の流星に、黄金のタテガミと尻尾の持ち主。
競馬場に登場したら、みんなの目を引きそうですね☆
1270万円で落札されました。
【上場番号266:スコルピオンキッス】
父:スウェプトオーヴァーボード
母:スコルピオンキッス
♂
母の母がスティンガーという素晴らしい血統。
たくさんの声が掛かって、値段はどんどん競り上がり...最終的に、1650万円で落札されました!
東海のエース岡部誠騎手が、29日の大井開催から約2か月間、南関東で期間限定騎乗を開始しました。
何年か前から期間限定騎乗をしたいと仰っていた岡部騎手。
このタイミングでの決断、初めて腰を据えて乗る南関東での意気込みなど、現在の心境をお聞きしました。
赤見:今年初めて挑戦するわけですけど、一番の決め手は何だったんですか?
岡部「前から一度乗ってみたいとは思ってて。でも名古屋はオフシーズンがないから、色んな馬を任せてもらってる立場だし、タイミングもありました。去年はケガもあったし。
でも僕もいい年だし、そろそろ行っておかないとと思って。
名古屋のみなさんは快く送り出してくれて、頑張って来いよって行ってくれました」
赤見:自場を空ける不安はありますか?
リーディング2位の柿原騎手と今井貴大騎手が、岡部さんがいない間に追いつきたいって言ってましたよ。
岡部さんの帰って来る場所がないくらい頑張るって。
柿原翔騎手。オッズパークの名前入り勝負ズボンをアピール
伸び盛りの今井貴大騎手。
岡部「アイツら、そんなこと言ってました?まだまだ若い奴らに負けるつもりはないですよ。
ただ、僕がいなくなることで若い奴らにもチャンスが多くなるでしょ。この2か月でどれくらい成長するのか、そういう意味でも楽しみですね。それでも負けるつもりないけど(笑)」
赤見:注目されるでしょうし、プレッシャーはありますか?
「プレッシャーは、ないというか考えないようにしてます。名古屋を背負っていくみたいになると、気負ってしまうので。
今の技術でどのくらい通用するのか確かめたいし、厳しくタイトな競馬が多いんでね、色々吸収して来たいです」
赤見:ご家族とも離れるわけですけど。
岡部「僕は寂しいですけど、家族はどうかなぁ(笑)。まぁ、陰ながら応援してくれていると信じてますよ」
赤見:月曜日に騎乗を開始して、火曜日には初勝利を挙げましたね!
岡部「一つ勝てたんでね、それはすごくホッとしました。もともと乗ったことがある馬利だったから、あの馬で勝てたことも嬉しかったですね。
実際乗ってみて、やっぱり多頭数の競馬なんでゴチャゴチャするところもあるし、すごく勉強になってます。
けっこう頭数乗せてもらってるので、この調子で色々勉強したいですね」
赤見:では、今回の目標をお願いします。
岡部「あまり気負わず、自然体で行きたいと思ってます。
2か月しかないんで、早めに結果出さないとというプレッシャーもあるけど、せっかくのチャンスなんでね、色々経験させてもらって、いっぱい吸収して。それでまた名古屋に持ち帰れるようにしたいです」
南関東で頑張る岡部騎手と、岡部騎手不在の間に凌ぎを削る名古屋の若武者たちと。
この2か月間で、どんな成長を見せてくれるか楽しみですね!
今週は、火曜日に門別『ノースクイーンカップ』、木曜日に園田『兵庫サマークイーン賞』と2つの牝馬重賞が行われました!
まず『ノースクイーンカップ』ですが、残念だったのは他場から遠征した馬がいなかったこと。
メンバー的にちょっと寂しいかな、と思っていたのですが、そこは北海道代表の女傑たちが魅せてくれました~☆
【シャイニングサヤカ】が逃げる展開に、【クラキンコ】と【エンジェルツィート】が好位追走。
1番人気【ショウリダバンザイ】は後方から進みます。
逃げる【シャイニングサヤカ】がけっこう飛ばす展開で、2番手の【クラキンコ】も3番手以降を離しての追走となりました。
3コーナーで【エンジェルツィート】と【ショウリダバンザイ】が【クラキンコ】に追いついて来ると、【クラキンコ】はジワっとペースを上げて、持ったまま前の【シャイニングサヤカ】に迫ります。
直線では【シャイニングサヤカ】【クラキンコ】【ショウリダバンザイ】の激しい叩き合いになり、アタマ差で【クラキンコ】が勝利しました!
道中は離れた2番手から、終始手応えが良かった【クラキンコ】。
昨年5月の『星雲賞』以来、1年2か月ぶりの勝利を手にしました!
追い込んできた【ショウリダバンザイ】、逃げて粘った【シャイニングサヤカ】ともども、白熱したいいレースでしたね。
木曜日に行われた、園田『兵庫サマークイーン賞』は、地元の【マンボビーン】が制覇☆
持ったまま2番手の位置取りだった【マンボビーン】は、2周目の3コーナー手前で早くも先頭。
1番人気【アスカリーブル】は後方から向正面でグングン上がって行って、【マンボビーン】に迫りましたが...
【マンボビーン】がそのまま押し切って、地元の意地を見せてくれました!
終始手応えが良かったし、早め先頭の積極策で、堂々としたレースぶり。
兵庫の牝馬の他地区交流重賞戦は1年以上地元馬が勝てずにいましたが、ここで【マンボビーン】が雪辱を果たしてくれましたね。
これでグランダム・ジャパン古馬シーズンの4戦目までが終了。
現在のポイント順位は、
ダートグレード『スパーキングレディカップ』を制した【メーデイア】が20P、
2位は金沢『読売レディス杯』を制した川崎のセンゲンコスモで15P、
3位は『スパーキングレディカップ』2着のサマリーズと、大井の【メビュースラブ】の12P、
4位は10Pで、【アスカリーブル】【マンボビーン】【クラキンコ】【レッドクラウディア】が並んでいます。
詳しくは、地方競馬全国協会HPをご覧ください。
グランダム・ジャパン2013
残る戦いは、
9月2日水沢『ビューチフル・ドリーマーカップ』
9月5日名古屋『秋桜賞』
10月3日大井『レディスプレリュード』
の3戦です。
グランダム・ジャパンの受賞資格は、
①シリーズを通して2走以上出走すること
②シリーズの中の戦いで、3着以上の成績を収めること
③地方所属馬であること
古馬シーズンの優勝賞金は1000万円ですからね!
今年はどの馬が女王に輝くのか...秋の戦いが楽しみです♪
名古屋競馬所属の木之前葵騎手が、先週日曜日、中京競馬場で行われた『CBC賞』において、誘導馬に騎乗。
さらにトークショーや握手会なども行って、ファンの方々と交流しました!
赤見:中京はどうでしたか?
木之前「馬場がいつもと違って緑が広がっていたので、すごく新鮮な気持ちでした。トークショーは緊張したんですけど、誘導馬に乗った時は緊張もなく、楽しむことが出来ました。普段着られない服が着られて、嬉しかったですね。
最初にこのお話をいただいた時には、こんなチャンスもらえるんだって驚きました。たくさんの方が声を掛けて下さって、本当に嬉しかったです。
握手会にもたくさんの方が参加してくれて、中には騎手になりたいっていう女の子もいて。そういう子と出会うと、やっぱり励みになりますね。
赤見:今年の4月にデビューしたわけですが、実際にデビューしてみての感想は?
木之前「とにかくみんなスタートが速い!これが一番ビックリしました。センターで競走訓練してたけど、実際のレースは全然違ってて。ゲート出てからの展開の速さに驚きました。
今は最初の頃よりはマシになったと思うけど、まだ流れが掴み切れてないんですよ。前の馬と離れすぎててそこに入られちゃったり、ここに行ってたら勝てたのにっていう、けっこう悔しいレースがあって。
馬をコントロールし切れていないので、抑えたいところで抑えられなかったり、行きたいところで行けなかったり...。こうしたいと頭で考えても、瞬時に動けない時があって。それが今一番の悩みです」
赤見:デビュー初日から、かなりたくさん騎乗してますよね。
木之前「そうなんです。自厩舎の馬が8割なんですけど、所属の錦見勇夫先生がすごく乗せてくれて。普段も優しいし、家族っていうか孫みたいな扱いなんです。本当に感謝してます」
赤見:日本初のハートの勝負服も、インパクト大きいですね。
木之前「周りからも可愛いって言ってもらってて。自分でもすごく気に入ってます。でもレースしてる時はあんまりわからないんですけど」
赤見:今、楽しいと感じるのはどんな時ですか?
木之前「レース乗ってて、自分の体のバランスが、どうやったら押せてるかとか感じられた時です。少しは上手くなってるんじゃないかって感じられて、すごく楽しいですね。
レース以外だと、お休みの日にショッピングに行くことです。でもまだ車の免許がないのでバスで行くんですけど、今日は日曜日なので運休で...。出かけるのを止めました。
先生からは1年は車の免許はダメって言われているので、しばらくは我慢ですね。
ただ、地元じゃないので友達がいないんですよ。それがちょっと寂しいです。
家にいる時はDVD見たり、あとは少年漫画を読むのが好きです。今は『テガミバチ』っていう漫画にハマってます。おススメですよ」
赤見:では、今後の目標を教えて下さい。
木之前「とにかく勝ちたいです。今6勝で止まっちゃってるので。
今までは馬のお蔭で勝たせてもらったんですけど、特に3勝させてもらった【ボールドタイド】っていう馬は、クラスが上がって私の乗り方1つで勝ち負けが決まるところに来てて。それで勝てていないので、壁にぶち当たってるところです。
早くこの壁を壊して、前に進みたいです!」