つづく第2戦は、兵庫の鴨宮騎手が先手を奪い、粘って粘って勝利を勝ち取りました!
鴨宮祥行騎手
「ゲートが決まったので、積極的に行きました。
3,4コーナーで少しフワフワして、最後もバテたっていうよりソラを使っていた感じだったので、後ろからの気配を感じてドキッとしhたんですけど。
馬がよく頑張ってくれましたね」
第2戦の結果はこちら↓
1着:鴨宮祥行騎手 20P
2着:日野太一騎手 15P
3着:下村瑠衣騎手 12P
4着:菱田裕二騎手 9P
5着:山中悠希騎手 7P
6着:中井裕二騎手 5P
7着:川島拓騎手 4P
8着:笹田知宏騎手 3P
9着:阿部龍騎手 2P
ということで、第1戦2着、第2戦1着だった鴨宮祥行騎手が総合優勝を果たしました!!
第1位:鴨宮祥行騎手
「優勝出来て嬉しいですね!
兵庫勢では5人目の優勝ということで、先輩たちからもけっこうハッパかけられてたんですよ(笑)。
高知は初めてでしたが、最初のレースは1レースに騎乗してた中西騎手の乗り方を真似したんです。
そうしたら、2着に食い込むことが出来ました。
2戦目は最後にソラを使うくらいだったし、馬が強かったですね。
実は2着に来たのが中井くんだと思った(実際は日野騎手)ので、総合は2位かなって思ったんです。
でも、検量に戻って来る時に下村さんと山中くんが『おめでとう』って言ってくれたので、『よっしゃー!』って。
今回のメンバーの中には、日本プロスポーツ大賞新人賞を獲った人たちが3人(菱田騎手、阿部龍騎手、山中騎手)もいたので、その3人には負けたくないと思ってました。
優勝出来て、本当に嬉しいですね。
昨年は思ったほど成績が伸びなかったので、今年は幸先のいいスタートが切れたし、もっともっと頑張ります!!」
第2位は、第1戦を勝ったJRAの中井裕二騎手でした。
「馬運が良かったですね。第1戦を勝てて、すごく嬉しいです。
でも結局2位になってしまったので...。
この借りは、兵庫で必ず返します!よく交流とかで乗りに行く競馬場なので。
これまでは菱田くんをライバル視していたんですけど、菱田くんだけじゃなくて、鴨宮くんという新しいライバルが出来ました。
他のジョッキーたちもそうだし、新しい刺激を受けることが出来ましたね。
負けないように、僕も頑張ります!!」
第3位は、佐賀の日野太一騎手でした。
「第2戦はよく追い込んでくれたんですけど...。あそこまで行ったら勝ちたかったですね。
あそこで勝ってても鴨宮くんの総合優勝は変わらなかったですけど、順位とかじゃなく、勝ちたかったです。
高知は初めてだったので、内側をどのくらい開けて走ればいいのかわからなかったですけど。
コーナーもゆったりしてて、佐賀より乗りやすかったです。
久しぶりに会った同期とか、みんな同じくらいの年齢なんでね、色々と情報交換しました。
競馬についてもそうだし、プライベートなこととかも。内容ですか?それは内緒です(笑)。
とにかく、いい刺激になりました」
総合ポイントはこちら↓
1位:鴨宮祥行騎手 35P
2位:中井裕二騎手 25P
3位:日野太一騎手 22P
4位:笹田知宏騎手 15P
5位:下村瑠衣騎手 14P
6位:川島拓騎手 13P
7位:菱田裕二騎手 12P
8位:山中悠希騎手 12P
9位:阿部龍騎手 6P
新人王は例年イケイケゴーゴーのレースになることが多かったですが、2戦戦うようになってからは、落ち着いたレースが繰り広げられるようになりました。
今年も2戦共にハイペースにはならず、新人とは思えない落ち着いたレースを見せてくれましたね。
今回出場したメンバーが、何年後かにそれぞれの競馬場を背負って立つトップジョッキーになり、スーパージョッキーズトライアルや、佐々木竹見カップで再び激突する日を楽しみにしています♪
それにしても...
優勝したカモミールはサービス精神旺盛で、ファンの方からも大人気でしたよ☆
【喜びのポーズby鴨宮騎手】
今日は高知競馬場で、第28回新人王争覇戦競走が行われました!!!
出場騎手はこちら↓
後列左から、
菱田裕二騎手(JRA)・中井裕二騎手(JRA)・下村瑠衣騎手(高知)・川島拓騎手(佐賀)・日野太一騎手(佐賀)
前列左から、
笹田知宏騎手(兵庫)・阿部龍騎手(北海道)・鴨宮祥行騎手(兵庫)・山中悠希騎手(船橋)
残念ながら、船橋の山本聡紀騎手は負傷のため欠場となり、今年は9名で争われました。
今年の新人王を争うメンバーも、例年に劣らぬジョッキーばかり。
まずJRAの2人は栗東から選出。
【騎手紹介式で挨拶をする、菱田騎手(左)と中井騎手】
中井騎手、菱田騎手ともに28期生として2012年デビュー。
ダブル裕二として注目を集め、1年目から共に23勝を挙げる活躍を見せました!
菱田騎手は昨年の活躍が評価され、日本プロスポーツ大賞新人賞に選ばれています。
そして、地方勢も負けていません!
【騎手紹介式の阿部龍騎手】
北海道の阿部龍騎手は、デビュー年の2012年にいきなり52勝を挙げ、日本プロスポーツ大賞新人賞、NARグランプリ優秀新人騎手賞をダブル受賞。
【第1戦の山中悠希騎手】
船橋の山中悠希騎手は、高知での武者修行で52勝を挙げ、昨年度の日本プロスポーツ大賞新人賞を受賞しています。
【紹介式の笹田知宏騎手】
笹田知宏騎手は、ニュージーランドでの騎乗経験を持ち、厩務員を経てジョッキーになった異色の新人。
【紹介式の下村瑠衣騎手】
紅一点の下村瑠衣騎手は、黒潮マイルチャンピオンシップで重賞制覇するなど、高知移籍後もさらに波に乗っています。
バラエティ豊かなメンバーが集まって、どんなレースが繰り広げられるのか♪
注目の第1戦は、1番人気に支持されたJRAの中井裕二騎手が、2番手から危なげないレースぶりで快勝☆
爽やかな笑顔を見せてくれました!
中井裕二騎手
「馬が強かったですね!
3コーナー辺りで逃げた馬が下がって来て、持ったまま先頭になりました。
初めての高知だったんですが、川田さんから『内側3頭分開けて走った方がいい』と教えてもらったので、その通りに乗りました。
馬場もそこまで深く感じなかったし、思った以上に乗りやすかったです。
次もいい馬に当たっているので、勝って完全優勝を目指します!!」
第1戦の結果はこちら↓
1着:中井裕二騎手 20P
2着:鴨宮祥行騎手 15P
3着:笹田知宏騎手 12P
4着:川島拓騎手 9P
5着:日野太一騎手 7P
6着:山中悠希騎手 5P
7着:阿部龍騎手 4P
8着:菱田裕二騎手 3P
下村瑠衣騎手の騎乗馬は残念ながら回避となってしまい、レースに参戦出来なかった下村騎手は、規定により2Pとなってしまいました。
第2戦につづく。
岩手競馬のシーズンを締めくくる大一番『トウケイニセイ記念』は、見事一番人気に応えてドリームクラフトが勝利しました!
パドックでは終始おっとりと歩き、気合を表に出すことはなかったけれど。
レースに行ったら、向正面から長くいい脚を使って、直線突き抜ける強い競馬を見せてくれました!
ゴールした瞬間には、鞍上の陶文峰騎手が思わずガッツポーズ。
喜びを爆発させていました!!
陶文峰騎手
「今日は状態も良かったし、スタートしていい位置が取れたので、自信を持って乗れました。
1600m戦なので、仕掛けどころを考えていたんですけど、小林さんが来てくれたから、あのタイミングで動きました。
すごく強いレースをしてくれましたね。
今シーズンはとても充実してました。やっぱり、この馬に出会えたことは大きかったです。
重賞を4つも勝たせてもらいましたから。
本当に大人しい馬で、賢いし自分で反応してくれて、とても乗りやすいんです。
岩手競馬はここからシーズンオフに入りますが、また来季もこの馬と一緒に活躍出来るよう頑張ります!!」
この日は雪がちらつく場面もあり、大変な冷え込みでしたが...
熱いレースでシーズンを締めくくってくれました!!
そしてそして。
現在競馬場実習中の、鈴木麻優候補生にも会いましたよ♪
鈴木麻優候補生
「半年間の競馬場実習は、とても充実してました!
センターの馬たちとは違って、実際の競走馬たちに乗るのは難しいことも多かったんですが...
みなさんに優しくしていただいて、本当に充実した時間が過ごせました。
今日で実習が終わりなので、明日センターに帰ります。
帰ったら、騎手免許試験が待っているので...。春に騎手として戻って来られるように、頑張ります!」
岩手の来シーズンでのデビュー、楽しみに待ちたいです☆
3日川崎競馬場で行われた、地方全国交流戦『報知オールスターカップ』にて、兵庫のオオエライジンがハナ差で勝利☆
主戦の下原理騎手は東海道新幹線のトラブルにより騎乗出来ませんでしたが、急きょの指名となった張田京騎手を背に、完全復活を果たしてくれました!!!
レースは好スタートから外の馬を待って、2番手を追走。
抜群の手応えながらも、ペースが落ち着いた1周目のホームストレッチもしっかりと折り合いが付いていました。
2周目の向正面で外からアウトジェネラルが上がって来ると、体を併せる形で先頭へ。
4コーナーでは1馬身前へ出て、圧勝か!!と思いきや...
そこはご愛嬌のソラを使って、最後はハナ差まで追い詰められたものの。。
終始手応えよく、脚色よく、最後もソラを使う余裕を見せ、一頭力が違いましたね。
昨年は移籍があったり、約10か月の休養を強いられたりしましたが、無事に復帰してからは3連勝!!!
今回は左回りの川崎、そして全国交流戦を制したことで、改めてこの馬の強さを見せつけた形。
この後は『帝王賞』を目標にローテーションを組んで行くということですから、ダートグレードでも存在感を示して欲しいですね。
それにしても...
超ベテラン張田騎手がびっくりするほどのソラを使うライジンさん。
冷や冷やさせられましたが(笑)
このレースぶりを見たら、もっともっと強い敵でも倒してくれるんじゃないかとワクワクしちゃいます。
兵庫の宝物の、今年の飛躍に期待しています!
昨日行われた『東京大賞典』は、お天気にも恵まれて、たっくさんのファンで盛り上がりました!
レースは1番人気ホッコータルマエが貫録の差し切り勝ち☆
前走『JCD』の鬱憤を晴らしました!!
幸英明騎手
「本当に嬉しいです。今日は強いレースをすることが出来ました!
...それだけに、前走の負けが悔やまれます。自分が未熟だったので、馬に申し訳ないです。
この馬は本当に強いし、いつも頑張ってくれます。
まだ4歳。もっと力を付けてくれると思います」
西浦勝一調教師
「前回負けていたので、なんとしても負けられないと思っていました。
勝ててホッとしています。
『JCD』の後はもともとこのレースだと決めていましたし、上手く調整出来ました。
4コーナーで少しバランスを崩す場面もありましたが、スタートしてから安心して見てられました。
この馬に色んなことを想定して教えて来たことの成果だと思います。
来年は、『川崎記念』や『フェブラリーステークス』を視野に、ドバイにチャレンジする予定です」
レース後の幸騎手は、喜びを表すよりもむしろ前走の負けの悔しさがにじみ出ていました。
来年にはさらなる大舞台が待っていますから、またこのコンビで強い姿が見れることを楽しみにしています。
2着は2番手で粘ったワンダーアキュート。
武豊騎手
「いつも何か1頭いますよね...。
展開は思い通りだったし、いいペースで運べたんですけど、勝った馬が強かったです。
状態も良かったし、並ばれてから抵抗してくれたんですけど...とにかく、勝った馬が強かった。
また来年ですね」
これで、GI・JpnI での2着回数は7度目となりました。
どんなコースでも、どんな展開でも、どんな相手でも力を発揮してくれる安定感は抜群ですから、来年は2012年のJBC以来のビッグタイトル奪取に期待しています。
3着はスタートで後手を踏みながらも、好位に付けたニホンピロアワーズ。
酒井学騎手
「ゲートの中で待たされた分、ポコッと出てしまいました。
でもスーッと勢いで好位に付けられました。本当はワンダーアキュートとホッコータルマエを見る形で行きたかったんですけど、幸先輩が下げたんで、無理には抑えませんでした。
道中はペースが上がらなかったんですけど、幸先輩が案外早く動いて一気にペースアップしました。
3頭併せるような形になって、4コーナーでともを当てられてズコッてなったんですけど、その後もしっかりと走ってくれました。
前走よりも状態は良くなっていたし、今日は前2頭が強かったです」
ということで、人気決着となった今年の『東京大賞典』。
陽が沈んでからはかなり寒かったけど、たくさんのファンの方々が詰めかけて、本当に賑やかな一日でした!
馬券の売り上げも、レースレコード、一日レコードと記録を更新☆
また来年に繋がる、華々しい締めくくりとなりました。