
この日はあいにくのお天気に見舞われてしまいましたが、たくさんのファンの方が高知競馬場に来場し、イベントを楽しみました♪
まずは、第3レースの騎乗を終えた福永祐一騎手が登場し、ファンの方へ「土佐あかうしのおふるまい」。
福永騎手と、奥様の翠さんから直接手渡され、ファンの方々は本当に嬉しそうでした。
続いて行われたのは、福永祐一騎手との「土佐のお座敷遊び」。
まずは、「はし拳」という勝負から。
福永騎手にとって初めての経験で、ルールがよくわからないながらも、芸子さんと勝負!
なにげに勝っていました。
酒豪の土地、高知のお座敷遊びですから、負けた人はグイグイお酒を飲むことになります。
お座敷遊び第二弾は、お猪口の中に隠れている菊の花を見つけてしまった人が負けのゲーム。
ここからは奥様の翠さんも参加しました。
翠さんは引きが強く、何度も菊の花を当ててました。
授乳中の奥様に変わって、福永騎手が飲んでいましたよ。
そして、今度はファンの方と「はし拳」で勝負!
福永騎手が負けてしまい、またまたお酒を飲むことに。。
ファンの方々と直接触れ合ったり、本当に近い距離で行われる特別なイベント。
今年も大いに盛り上がりました☆
続いては、北橋修二元調教師、角居勝彦調教師、杉本清さんをお迎えしてのトークショー。
北橋元調教師は、福永騎手の師匠とあって、なかなかに厳しい突っ込みを連発していました。
角居調教師と福永騎手は、香港から帰って来たばかりとのこと。
「本当は勝って高知に来たかった」と仰っていました。
エピファネイア、惜しかったですよね。
目まぐるしくたくさんのイベントが行われ、あっという間に第8レース『福永洋一記念』の時間になりました。
レースリポートは、また改めてお伝えします。
今年も行って来ました!福永洋一記念。
第1回から毎年行っていますが、この日の盛り上がりは他のレースとは一味違って、本当にほのぼのと温かい雰囲気です。
5回目を迎えた今年も、とっても感動的でした。
せっかく高知まで行くので、競馬の前にまずは黒潮牧場へ。
引退した競走馬たちが余生を送るこの牧場は、いついってものんびりと、穏やかな空気が流れています。
まずは、最年長のレットイットビーにご挨拶。
なんと、御年26歳!
食欲も旺盛で、まだまだ元気いっぱいでした。
ライスシャワーやメジロマックイーンと戦ったツワモノですからね。これからも穏やかな余生を送って欲しいです。
続いてご紹介するのは、現メンバーの中では1番の新参者、マンハッタンスカイ(左)です。
目の前の馬房にいる、エイシンガイモンとにらめっこ中。
先に視線を逸らしたのは、エイシンガイモンでした(笑)。
真剣ににらめっこを繰り広げているマンハッタンスカイとエイシンガイモンの手前には...
じいぃっとこちらを見つめて来るお馬さんが、、、
2010年のCBC賞を勝った、ヘッドライナーくんです。
こちらが照れるほど、じいぃぃっと見つめて来ます(*´ェ`*)ポッ
じいぃぃぃぃ。
対照的に、窓の外を見てたそがれていたのが、ナムラコクオー。
話しかけても全く無視(笑)。
自分の世界に浸っているようでした。
こうやって見てみると、馬って一頭一頭本当に性格が違いますよね。
まるで馬たちと話しているみたいで、とっても楽しい時間でした♪
余生を送る引退馬たちに癒されて、いざ、高知競馬場へ!.
寒かった冬が過ぎ去って、暖かい春がやって来ました!
地方競馬でも、冬季オフシーズンを終えて岩手・金沢が開幕。
今シーズンの活躍を期待させてくれるレースが始まっています。
その中でも、岩手の開幕から2日連続で重賞制覇し、大きな注目を集めたのが山本聡哉騎手。
早速インタビューしました。
開幕日の5日、スプリングカップをシグラップロードと共に制覇!
赤見:2日連続の重賞制覇おめでとうございます。
山本:ありがとうございます。
2日連続で勝たせてもらって、今シーズンすごくいいスタートが切れました。
赤見:まずはスプリングカップですけど、直線できっちり追い込みましたね。
山本:スタートが良かったんですけど、(1人気の)ラブバレットが少し遅れていました。僕自身はシグラップロードのリズムを大切に乗っていました。
全体的にはラブバレットをリュウノファイトが見る形で、僕はその後ろに付いて、ひと脚で交わすレースをしようと思っていて。
前走で、4コーナー先頭から押し切る競馬をしたんですけど、しまい少し甘くなってしまって交わされたんです。それを踏まえて、今回はじっくりと乗りました。その通り、上手くいきましたね。
赤見:この馬とはデビュー戦からコンビを組んで、初タイトルとなりましたね。
山本:こういう馬に最初から乗せていただいて、関係者の方々には感謝しています。
冬場は遠野に放牧に出ていたんですけど、戻って来て前よりもトビが大きくなっていました。まだトモが甘いし、気性的にもチャカチャカしてるところがあって...。そういう伸びしろがある中で、今回勝てたことは大きいですね。
この後は馬の様子を見てですけど、クラシック戦線に行くなら距離が延びて行きますから、その辺りを経験してさらに成長して欲しいです。乗りやすいし、折り合いが付くし、計算できる脚を持っている。展開に左右されないのも強みですね。
赤見:シグラップロード、岩手のクラシック戦線で大注目ですね!さらに次の日は、牝馬の戦い『あやめ賞』も制覇。こちらはハナ差の決着でした。
あやめ賞は、アイスカチャンとのコンビでハナ差の勝利!
山本:レースの前に能力に乗ったんですけど、その時はすごく入れ込んでしまって、ゲートもうるさかったんです。でも、厩務員さんが色々と考えてくれて、工夫をしてくれて、レースの時は落ち着いてました。今回はレースに集中していたし、すごく頑張り屋さんな馬ですね。
赤見:開幕週に、2日連続重賞制覇。ロケットスタートを切りましたけれども、今年はリーディングというのも意識されてますか?
山本:そうですね。リーディングというのは、去年から意識し始めました。それまでは、自分がリーディングにっていうのは思ってなかったんです。でも成績が近づいて来て、周りの方たちも応援してくれますし、そういう期待に応えたいという気持ちが強くなりました。1位になりたいという気持ちは、誰よりも強いと思ってます!
2005年のデビューから、順調に勝ち星を重ね、2年連続リーディング2位まで上り詰めた山本騎手。
今年は村上忍騎手との、リーディング対決にも注目です!!
4月1日から高知で騎乗を開始した、オーストラリアのクイーンランドレーシング所属の賀谷祥平(かや しょうへい)騎手。
上智大学を卒業後、オーストラリアに渡ってジョッキーライセンスを取得、さらにその後は現地の大学院を卒業して会計士の事務所を開業するなど、多彩な才能を見せる35歳です。
赤見:まずは2日間の騎乗を終えて(7戦2着1回4着1回)みて、どうでしたか?
賀谷:ダートはちょっと違うなと思いました。ペースが速いし、紛れが少ないので、いかに強い馬に乗せてもらえる騎手になるかだなと。でも基本的には、やってることはどこでも同じですし、日本は安全で乗りやすいです。
新鮮だったのは、ファンの方の存在ですね。騎手紹介式をしてもらって、声も掛けてもらって。「サイン下さい」って言われたのも初めてだったので、すごく嬉しかったです。オーストラリアでは、騎手はそういう風に言われる存在ではないので。
赤見:上智大学を卒業して、オーストラリアに行ったんですよね?日本で騎手になるっていう考えはなかったんですか?
賀谷:なかったですね。競馬学校に合格するのは大変なことだし、狭き門なので、日本でっていうのは考えもしなかったです。
もともとは競馬ファンで、見ててカッコいいなと思ってて。大学生の時に就職活動も多少はしたんですけど、でもやっぱりジョッキーになりたいと思って、オーストラリアに行ったんです。
赤見:大変なことも多かったんじゃないですか?
賀谷:そうですね。騎手になるための学校に行って、最初は英語も大変でしたけど。実際にデビューしてからは、移動とかも大変でした。かなりの距離を自分で運転して、レース終わったらまた帰って来てっていう。だから、日本に来て調整ルームがあるっていうのはびっくりしました。道具も運ばなくていいし、すごくいい環境ですね。
赤見:オーストラリアで騎手デビューした後に、大学院にも行ったということですけど、かなり向学心が高いですね。
賀谷:そんなことないんですよ。向うでは騎手をしながら他の職業をするっていうのがけっこうあって。見習い騎手の期間が終わると全員フリーになるんですけど、そうするとかなり時間があるんですよ。だから、大学院に行って資格を取って、今はケアンズで会計士の事務所をしているんです。日本とはちょっと違う環境なんですよ。
赤見:今回は3か月の期間限定騎乗ですけど、この時間はどんな風に過ごしたいですか?
賀谷:やっぱり、勝ちたいです。とにかく勝ちたいですね。今高知は騎手の人数も多くて、チャンスはそれほど多くはないかもしれないですけど、出来る限りたくさんの馬に乗って、出来るだけ学べればと思っています!
異色の経歴を持つ賀谷祥平騎手。
6月30日まで高知で騎乗しますので、どんな活躍を見せてくれるか楽しみですね♪
今年の『ばんえい記念』は、人馬ともに初出場となった、6番人気インフィニティー&浅田達矢騎手が勝利しました!
ばんえい界の頂上決戦を制した浅田騎手に、喜びの声をお聞きしました。
赤見:『ばんえい記念』制覇おめでとうございます!
浅田:ありがとうございます。何日か経ったんですけど、まだ実感はないですね(笑)。
目標にしていたレースですけど、まさか勝てるとは思ってなかったので。勝ってなおさら、すごく大きなレースなんだなって実感しました。
赤見:今回は人馬ともに初挑戦でしたけれども、いつ頃からインフィニティーは『ばんえい記念』を目指していたんですか?
浅田:昨シーズンにけっこう稼いでくれていたので、今シーズンは重賞に挑戦していこうという風に話していました。ただ、まだ一度も重賞に出たことがなかったので、春先から重賞を使い出して、『北斗賞』を勝つことが出来たので、その辺りから『ばんえい記念』に出られるかなと思ってました。
赤見:今シーズンから重賞戦線を使い出して、一気に素質が開花しましたね。
浅田:この馬は乗り方が難しいところがあって、休めって言っても行っちゃうんです。折り合いが難しいんですよね。前は無理に抑えて言うことを聞かせようとしていたんですけど、今は馬のリズムに合わせて乗るようにしています。
まだまだ修正するところはあるし、僕がもっと考えて乗れば、もっともっと強いレースが出来る馬なんです。まだベストではない現状で『ばんえい記念』を勝てたことは、運も良かったですし、本当に力のある馬だと思いましたね。
赤見:インフィニティーも浅田騎手自身も1トン初体験。実際に騎乗してみていかがでした?
浅田:本当にわからなかったですね。もしかしたら第一障害で止まるかもしれないなとか考えてました。ゲートのところで実際に1トンの荷物を見たら、ソリの中いっぱいに重りが入ってるんですよ。「うわっ、こんなんなんですか?!」って思わず声を上げたら、周りの先輩から、「そうだ。甘くないぞ」って言われて。荷物を見ただけで、かなりびっくりしましたね。
赤見:スタートしてからはどうでしたか?
浅田:周りを見ながら、お互いに探り合いながら進みました。第一障害を無事に越えて、第二障害に行くまでもみんなけっこう刻んで行って。
いつも折り合いが付かないんですけど、この時はすんなり折り合いました。重い荷物が、逆に良かったのかもしれません。今までこういうことはなかったので。普段よりも重いから、馬もわかっていたのかもしれないですね。
赤見:第二障害は、隣のホリセンショウに続いて2番手で脚を掛けましたね。
浅田:本当は、ホリセンショウより先か、同じタイミングで行こうと思っていたんです。競い合いながら行ければいいなと。でも、思った以上にホリセンショウが早かったので、1テンポ遅れました。そこが今でも悔やまれるところです。
下りてからは2回止まってるんですけど、後ろをチラッと見た時に、「フクドリが来た...」と思いました。落ち着いて乗ろうと思って、馬が切なくなる前に止めて、息を入れました。フクドリはだいぶ苦しそうだったので、残り10~20mくらいはおっつけ気味に行きました。でも、ここはもっと落ち着いて行けば良かったです。馬に可愛そうなことをしてしまいました。
赤見:ゴールした時は、どんな気持ちでしたか?
浅田:自然に手が上がってましたね。まさか勝てるとは思ってなかったですけど、本当に嬉しかったです。
ゴールした後に周りを見たら、泣いている客さんがいっぱいいて...。感動したって言ってもらえて、僕自身もすごく嬉しいです。
赤見:レース後の様子はいかがですか?
浅田:レース後も元気いっぱいですね。馬が自分で止まってしまう前に止めていたので、大きなダメージはなかったみたいです。それに、僕が思ってた以上に力が付いているんだと思います。
シーズンを締めくくる大一番を勝てて、本当に嬉しいですね。
次の目標は、『ばんえいグランプリ』です。去年はちょっとの差で3着だったので、本当に悔しかったです。
今回6番人気だったのは、僕も初めてで馬も初めてだったからだと思うんです。でもこれからは人気になるだろうし、結果も求められるようになると思うので、もっともっと頑張ります!