
セレクトセール二日目は、今年生まれたばかりの当歳セリ。
まだ乳離れしていないので、お母さんと一緒です♪
まずは、現役時代に活躍してくれたお母さんたちの子供を上場番号順にご紹介。
307:アゲヒバリの2014
父:ルーラーシップ
母:アゲヒバリ
生産牧場:ノーザンファーム
購買価格:5,800万円 購買者:(株)ダノックス
南関東で活躍したアゲヒバリです!真っ白~☆
父ルーラーシップはこの世代が初仔ですから、どんな風に育ってくれるのか楽しみですね!
362:プロヴィナージュの2014
父:ルーラーシップ
母:プロヴィナージュ
生産者:社台ファーム
購買価格:4,600万円 購買者:青山洋一
プロヴィナージュの第2仔です!そして現在のプロヴィナージュは...
現役時代は筋肉ムッキムキでしたが、すっかりお母さんになってました!!
子供たちもきっと、ムキムキになりそうですね☆
363:ケイアイガーベラの2014
父:ディープインパクト
母:ケイアイガーベラ
生産者:隆栄牧場
購買価格:6,600万円 購買者:David Redvers
ケイアイガーベラの初仔!なんとお相手はディープインパクトです。
ガーベラお母さん。
汗をかきながらも、ばっちりカメラ目線をくれました☆
続いては、活躍馬を生んだ母たちの子供をご紹介。
319:ダッシングハニーの2014
父:ステイゴールド
母:ダッシングハニー
生産牧場:グランド牧場
購買価格:2,500万円 購買者:Turquoise Course Ltd.
あのラブミーチャンのお母さんと弟くんです♪
やはり母は色といい似てますね。
今ごろラブミーチャンも、お母さん体型になってることでしょう。
ああ...ミーチャンの仔も楽しみです!!!
336:ランニングボブキャッツの2014
父:Discreetly Mine
母:ランニングボブキャッツ
生産牧場:ノーザンファーム
購買価格:7,600万円 購買者:島川隆哉
兄は去年の朝日杯を勝った、アジアエクスプレスです!
芝・ダートともにこなせる力がありますから、弟くんはどんな路線で力を発揮してくれるか楽しみですね♪
352:アドマイヤキラメキの2014
父:ディープインパクト
母:アドマイヤキラメキ
生産牧場:ノーザンファーム
購買価格:22,000万円 購買者:島川隆哉
兄トーセンスターダムの活躍もあり、この日最初の2億超えとなりました!
353:スターぺスミツコの2014
父:ゴールドアリュール
母:スターぺスミツコ
生産牧場:鎌田正嗣
購買価格:2,600万円 購買者:ノーザンファーム
兄メイショウナルトは、セリの2日前に七夕賞を制覇!大きなインパクトを残しました。
なんて弟想いのお兄ちゃんなんでしょうか。
活躍馬を輩出した母たちの子供は、まだまだ続きます!!
昨日から、北海道のノーザンホースパークで、日本一の高額取引が行われるセレクトセールが行われています!
一日目、1歳馬たちのセリの様子をレポートします。
まず注目したのは、現役時代頑張ってくれたお母さんの初仔たち。
89:プロヴィナージュの2013
父:ハービンジャー
母:プロヴィナージュ
生産牧場:社台ファーム
購買価格:2100万円 購買者:金岡久夫
2008年の秋華賞であっと言わせたプロヴィナージュの初仔です!
お母さんのように、ムッキムキになるのかな。肩の辺りに片鱗が見えますね♪
93:セラフィックロンプの2013
父:アドマイヤムーン
母:セラフィックロンプ
購買金額:1850万円 購買者:青山洋一氏
愛知杯を2度制覇している、セラフィックロンプの初仔です!
美形のお顔が、お母さんによく似てますね☆
続いては、超高額取引となった馬たちをご紹介。
この日最初の億超えは、いきなり2億という高額取引となりました!!
19:マジックストームの2013
父:ディープインパクト
母:マジックストーム
生産牧場:ノーザンファーム
購買価格:2億円 購買者:里見治
今年のダービー卿チャレンジトロフィーで復活を果たしたカレンブラックヒルの全弟は、1億円という取引価格。
41:チャールストンハーバーの2013
父:ダイワメジャー
母:チャールストンハーバー
生産牧場:レイクヴィラファーム
購買価格:1億円 購買者:高橋仁
この日の最高額となったのは、やはりディープインパクト産駒でした!!
53:リッスンの2013
父:ディープインパクト
母:リッスン
生産牧場:ノーザンファーム
購買価格:2億6千万円 購買者:David Redvers
に、に、に、におくろくせんまんえん...
まったく想像がつきません((((((ノ゚⊿゚)ノ
NHKマイルカップを制したミッキーアイルの半弟くんも、1億の大台超え。
お父さんは、この世代が初年度産駒となるヴィクトワールピサです。
68:スターアイルの2013
父:ヴィクトワールピサ
母:スターアイル
生産牧場:ノーザンファーム
購買価格:1億3千5百万円 購買者:(株)ダノックス
もう1頭のミッキーアイルの近親も、大台を超えました!!
78:ライラックスアンドレースの2013
父:ディープインパクト
母:ライラックスアンドレース
生産牧場:ノーザンファーム
購買価格:1億4千5百万円 購買者:(有)坂東牧場
この辺りの馬たちは写真を取り逃しました...すみませんm(_ _)m
100:コージーコージーの2013
父:ディープインパクト
母:コージーコージー
生産牧場:社台ファーム
購買価格:1億5百万円 購買者:スクーデリア
110:ラヴズオンリーミーの2013
父:ディープインパクト
母:ラヴズオンリーミー
生産牧場:ノーザンファーム
購買価格:1億8千万円 購買者:金子ホールディングス(株)
142:ムーンライトダンス
父:ディープインパクト
母:ムーンライトダンス
生産牧場:ノーザンファーム
購買価格:1億円 購買者:猪熊広次
ということで、1歳セリの億超えは8頭。そのうち6頭がディープインパクト産駒でした。
この日は255頭が上場されて、215頭が落札。
1頭の平均価格は2,804万円で、すべての取引価格は税込みで65億円を超えました!!
昨日雨の中で行われた、第16回ジャパンダートダービー。
超不良馬場の中、2番人気のカゼノコがハナ差で頂点の座を掴み獲りました!!
雨で写真が上手く撮れなかったのですが...
パドックでも、ぷりっぷりのお尻で堂々と歩いている姿が印象的でした☆
秋山真一郎騎手
「接戦だったので、勝てて良かったです。
(ハッピースプリントは)全然見えない位置にいたので、特に意識はしてなかったです。3コーナー前くらいから仕掛けたんですけど、いい脚を使ってくれましたね。
大井のコースは初めてでしたけど、特に癖のある馬じゃないので乗りやすかったです。
今日は、応援して下さってありがとうございました!また頑張りますので、応援よろしくお願いします」
野中賢二調教師
「勝てて嬉しいですし、ホッとしているというのが一番です。
心配していた輸送もこなしてくれて、状態面での不安はなかったです。あとは、自分の競馬をしてくれれば、まぁそれで届かなければしょうがないのかなと思ってみてました。
レースは思っていたよりも後ろからの位置取りになったんですけど、そこからよく伸びてくれましたね。
去年このレースで2番人気に支持してもらったエーシンゴールドで悔しい想いをしていましたし、2年連続でこういう場に出させていただき、とても光栄に思っています。
この後は馬の様子を見て決めます。ここ何か月かの間にトントンと来てくれた馬なので、今はゆっくり休ませてあげたいですね。具体的なことは、その後に考えていきます」
2着は圧倒的な人気に支持されたハッピースプリント。
好位から王道の競馬で頑張りましたが、三冠達成はハナ差で阻まれました。
吉原寛人騎手
「理想の展開にはなりました。前半ゆっくりだった分、向正面でマクって来る馬が居たので、その時に行かないと仕方ない状態になって。マークされてる分、脚を使わされてしまったところが2か所くらいありました。
でもそれでも辛抱してくれて、4コーナー回って手応え良く伸びてくれたんですけど、ハッピーが伸びた以上に外から伸びて来られてしまったんでね...。悔しいですけど、この馬の競馬は出来たかなと思います。高いレベルでの競馬だったかなと。でも負けて悔しいです。たくさんの方に応援していただいたのに、負けてしまって申し訳ないです。本当に、応援ありがとうございました」
3着は早め先頭から粘ったフィールザスマートでした。
田中勝春騎手
「道中の手応えも良かったし、この馬場もいいなと思ったので積極的に乗りました。よく頑張ってくれましたね。まだまだこれからの馬なので、この先が楽しみです」
10着には、勝負所ひとマクリで見せ場十分だった、兵庫のトーコーガイアが頑張りました!
木村健騎手
「今日はゲートがうるさくて、初めての場所で物見もしていました。ちょっと掛かった場面もあったんですけど、勝負所では自分から動いて行ってくれました。
今回は負けてしまったけど、いい経験になったと思います。この後は黒潮盃を目指しているので、そこでリベンジしたいですね!」
11着は、金沢勢として初めて東海ダービーを制した、ケージーキンカメでした。
青柳正義騎手
「この馬の競馬は出来なかったのかなと...。最後詰めては来てたんですけどね。
こういう経験は初めてでしたけど、落ち着いていたので、だんたんとですけど成長してくれてるなと思います。
これからまだまだ良くなる余地のある馬です。今回は負けてしまったけど、パドックからゲート裏からだんだんと良くなってますね。
強い相手でも、自信を持って乗って行きたいです」
今年のジャパンダートダービー。
ハッピースプリントの三冠に夢を託しましたが、ハナ差及ばず...
改めて、三冠を勝つことの難しさを感じたレースでした。
この世代はかなり強そうですから、これから古馬との戦いも楽しみですね☆
まずは、2300勝を達成した東川騎手から♪
赤見:2300勝おめでとうございます!
東川:ありがとうございます。まぁ数字的には、あんまり意識していなかったというか、通過点という感じですね。
ただ、ここまであっという間だった気がします。
気持ちの中ではいつまでも若い気でいますけど、気づいたらこの年になってて(笑)。
ここまで振り返ってみると、やっぱりケガをしたことが一番辛かったですね。
大きなケガをしたのは、ちょっと前のことですけど。
こうやって後遺症なく復帰できて、本当に良かったと思います。
赤見:長く続ける上で、大切にしていることはなんですか?
東川:やっぱり、メンテナンスですよね。今まで腰痛とかもなかったんですけど、最近は少し感じるようになって来て。やっぱり年ですよね(苦笑)。
赤見:東川さんは、笠松の休みの日に名古屋へ行って攻め馬を手伝っているんですよね?
東川:そうですね。ちょこちょこ行ってます。
実はね、2年前に短期限定免許で浦和に行かせてもらったんですけど、南関東は毎日競馬があるじゃないですか。そうすると、今までとリズムが違うし、自分が思っていた以上に体が疲れたんですよ。
その経験があって、またいつか南関東へ行きたいという気持ちもありましたから、普段から馴らしておこうと思って、毎日乗りたくて休みの日も名古屋に行ってるんです。
今年も7月から南関東での騎乗が出来ることになって、今度は大井所属として行くので頑張りたいですね。
不安も多いですし、もちろん簡単に結果が出せるとは思っていないですけど、やれるうちはもっともっと冒険したいんですよ。
今回の経験も、また先々のためになると思います。笠松でまたトップを獲りたいし、まだまだ騎手を続けて行きたいですから。目標は、3000勝です!!
続いては、600勝を達成した筒井勇介騎手です☆
赤見:600勝、おめでとうございます!
筒井:ありがとうございます。ここまで勝つことが出来たのは、頑張ってくれた馬たちをはじめ、馬主さん、調教師さん、厩務員さんたちのお蔭ですね。本当に感謝してます。
赤見:今年はここまで34勝と、去年の54勝を上回るペースで来てますね。
筒井:そうですね。今年はいいペースで来てます。
実は一昨年から乗り方を研究したり、見てもらったりして試行錯誤を続けてて、それがここに来て上手くかみ合いだしたのかなと。
赤見:どんな風に研究しているんですか?
筒井:栗東の方が開いてるセミナーみたいな感じの会に顔を出させてもらっているんです。他の騎手とか、あとJRAの持ち乗りさんとかも来てて。
馬とのタイミングの取り方とか、攻め馬での意識の仕方とかを勉強させてもらってます。
自分一人で考えてた時にはわからなかったことが、けっこう見えて来た気がします。
どこが、というよりも、一番は意識が変わったことが大きいんじゃないかな。
まだまだ研究して、成長していきたいですね。
赤見:では、今後の目標を教えて下さい。
筒井:一つ一つのレースを大切に乗ることが一番です。その結果として勝ち星を重ねて、数字としては次は1000勝ですね。
あと、エレーヌの妹がデビューしたんですよ!カツゲキグロリアという名前で、デビュー戦は2着に負けちゃったんですけど、でも力はありそうなのでこの先楽しみです。
顔はエレーヌに似てて、すごく可愛いんですよ。流星の感じとか。
体は妹の方が馬っぷりがいいですね。このまま順調に行ってくれれば、重賞戦線を賑わせる存在になれるんじゃないかな。
昨日の『帝王賞』は、古豪ワンダーアキュートが、2012年のJBC以来の勝利を挙げました!
なかなか勝ち切れないレースが続いていましたが、それでも、どんな舞台、どんなコース、どんな状況でも崩れない安定感は抜群!
今回は3番手から、3,4コーナー早めに前に並んでいく積極的なレースぶりで、久しぶりの勝利を掴みました☆
武豊騎手
「今回は勝てて、格別な嬉しさがありますね。何度も悔しい想いをして来たので、勝てて嬉しいです。僕以上に、スタッフも喜んでくれてると思います。
今日は状態も良かったですし、チャンスあると思っていました。
いいスタートが切れたし、外枠だったので、内の馬たちを見ながら、もし誰も行かなければ行こうかなと思ってましたけど。
3コーナーから自分でペースを上げて行けて、あまり抑えずに早めに行きました。
いつもどんな状況でも頑張ってくれる馬です。
ようやく大井で勝てて嬉しいですね。僕自身も100勝からなかなか勝てなかったので、101勝目を挙げられて嬉しいです」
佐藤正雄調教師
「とにかくホッとしています。やっとまたGIを勝てました。
パドックも返し馬も普段と変わらなかったですし、スタートが良かったのでハナに行くかなと思ったんですけど、内2頭が行って3番手からの競馬で。
途中でコパノリッキーが動いてくれて、いい展開になりました。
直線は素晴らしい伸びで、今までの鬱憤を晴らすような走りでした。
この後は休ませて、秋にまた使います!」
2着は圧倒的な人気を集めたコパノリッキーでした。
田邊裕信騎手
「ちょっと距離を心配してました。ペースが遅くて、追いかける形になったし、途中から追いかけられる形になって、力んで走っていました。
もう少しペースが流れてくれれば折り合いが付いたと思うんですけど...。
今回距離が初めてだったし、これまでマイルを使ってて、今回はペースが遅かったですから、この一戦だけで距離適性を判断するのは...」
このレースは、前半かなりのスローに見えましたが、初めての2000mで戸惑う部分も多かったのかもしれません。
この後は放牧に出て、南部杯からJBCを予定しているということです。
そして、大目標は年末の東京大賞典!
暑い夏を充電期間に当てて、また秋に元気な姿を見せて欲しいですね。
3着ソリタリーキング
福永祐一騎手
「状態は良かったし、ジリジリとですけど伸びてくれました。
力は出してくれたけど、上位2頭とは決め手の差ですね。GIを勝つためには、その辺りがもう一つ足りないのかなと思います」
地方代表として出走した、兵庫のオオエライジンは、残念ながら競走中止となってしまいました。
診断結果は、
左前球節部完全脱臼により、安楽死となってしまいました。
本当に、本当に残念でなりません。
たくさんの想い出を残してくれたオオエライジンに
ありがとうございましたと伝えたいです。