平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!6日に目黒雅叙園で行われた、NARグランプリ2013の模様をお届けします!
まずは、最優秀ターフ馬に選ばれた、プレイアンドリアル陣営から。
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岡田繁幸オーナー
「地方から使うことにこだわっていて、こういう賞をいただけて嬉しく思います。その後、京成杯でも結果を出してくれたので、正直ホッとしています。
芝への適性は、やっぱりこの馬は芝馬なんですよね。これから、川崎に在籍したままクラシック戦線も歩むし、出来れば海外遠征もやって欲しいなって思ってるんですけど、ダートは相手関係を見て川崎で使いたいと思ってます。
東スポ杯に関しては、負けてビックリしましたね。けど日本レコードで走ってるんですよ。やっぱり、盛岡で芝使ってますけど、全然時計が違うので。やっぱりパンパンの日本レコードが出るような馬場には、馬は一回では対応出来ないんだなって痛感しましたね。高速馬場に一回で対応するのは、難しいんだと思います。
現時点での状態は、右前脚にずっと不安を抱えているんです。かなり強い調教に耐えては来たんですけど、ちょっと不安を抱えてて...。繋靭帯炎なんですね。ぶっつけで皐月賞へ行こうとは思ってますけど、ダービーが最終目標なので、青葉賞からダービーか、今どっちにしようか相談しながらやってます。
今は北海道に帰して、北海道の寒空に馬服を着せて、マイナス10°以下のところで夜間放牧しているんです。寒い中をずっと立ってる。立つことによって、自然な負荷をかけて耐えさせるんですけど、非常に荒療法やってます。これまでも決して順調な過程ではなかったんですけど、ちょっとそこが心配なところがあって、荒療法やってます。
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地方からなぜ?と皆さん思うと思うんですけど、やっっぱり職場環境があまりにも地方と中央は差があり過ぎるのが、納得いかないですよ。これだけ娯楽が多様化して、発達した世の中で、競馬産業全体で支えて行かないと。地方とか中央とか言ってる時代はもう終わりです。優秀な者が、努力する者が報われる業界、どっからでもチャレンジが出来る業界にしていきたいという願いを込めて、バルク二世というつもりで、プレイアンドリアルにまた夢を賭けたんです。
能力的には、バルクには申し訳ないですけど、ちょっとモノが違いますね。ただ、芯の強さはバルクの方が上。その辺りが成長してくれたらと思います。これからは、馬自身が自分との戦いですね」
ホースマンとしての夢である、日本ダービーへの想い。
そして、競馬界をけん引する立場としての、地方中央への提言。
本当に熱い想いを語って下さいました。
特に、コスモバルクと比較したお話では、バルクへの尊敬と愛情が滲んでいました。
そのバルクを凌ぐ能力を持ったプレイアンドリアル。
試練を乗り越えて、ぜひクラシックロードを賑わせて欲しいですね。
続いては、ダートグレード競走特別賞に輝いた、ホッコータルマエ陣営です!
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矢部道晃オーナー
「ホッコータルマエは父の所有馬でした。この馬が活躍し始めたのは、約1年前。本当にたくさんのファンの方々に応援していただいて、この賞をいただくことが出来たと思っています。
父なんですけれども、昨年11月27日に...他界を致しまして...。その想いをぜひ受け継いで、これからも名勝負出来るように、西浦先生を中心としたチームに頑張っていただきたいと思います。
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これから、今月のフェブラリーステークス、そして父の本当の夢でありました、国際レースでありますドバイワールドカップ出場へ向けて、今西浦先生を中心としたチームのみなさんが、全力で頑張ってくれているところです」
時折声を詰まらせながら、お父様の想いを語ってくれた現オーナーの道晃さん。
大きな夢であるドバイへ向けて、まずはフェブラリーステークスでの活躍を期待したいですね。
昨日の『川崎記念』は、圧倒的な支持を集めたホッコータルマエが快勝しました!!
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この日の馬体重は、+5キロの506キロ。
パドックでは堂々と落ち着いて周回していて、見事に鍛え上げられた筋肉質の体がピカピカに光っていました。
号令がかかって幸騎手が騎乗すると、戦闘モードへとスイッチオン。
リズミカルに速足をし出しました。
レースは大方の予想通り、トウショウフリークが離れて逃げる展開。
ホッコータルマエは2番手に付け、2周目の3,4コーナーで前を捉えに行きました。
直線ではムスカテールに食い下がられましたが、そこから差は縮まらず。
王者の力を見せつけてくれました!
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レース後にもすぐに息が入っていて、まだまだ走れそうなくらい元気いっぱいでしたよ☆
幸英明騎手
「今日はたくさんの支持を集めていたので、勝ててホッとしています。
4コーナーを回った時には、勝てるなと思いました。
最後は思った以上に詰め寄られましたけど、ムスカテールが来た時にもしっかりと反応してくれて、そこからは差は縮まらなかったです。
調教でも返し馬でも状態が良かったですね。
レース前は2,3番手に行こうと考えていて、楽に逃がさないようにと心がけていました。
3,4コーナーで動いた時はちょっと早いかなという気もしましたが、逃げ馬を射程圏に入れておきたかったので。
いい勢いで2着馬が来ましたが、着差以上に強かったです。
次はフェブラリーステークスの予定なので、まだ中央のGIを勝っていないので、取りこぼさないようにしたいです。
勝ってドバイに行きたいです!」
西浦勝一調教師
「単勝1,1倍だったということで、まずは勝ててホッとしています。
気持ちの中では(勝って)当たり前と思いながらも、やはりプレッシャーはありました。
逃げたトウショウフリークが3コーナーくらいから手応えがなくなって、少し早いかなと思って後ろから来る馬を心配していました。
直線は、ああいう形になったら抜かされないとは思ってましたけど、力が入りましたね。
本当に賢い馬で、自分の中で切り替えるので疲れも早く取れる。だから、レースでいい状態に仕上げることが出来るんです。
大目標は3月のドバイで、この後馬の状態が良ければ『フェブラリーステークス』にも使う予定です」
2014年の初戦を飾って、素晴らしいスタートを切ったホッコータルマエ。
この後は、フェブラリーステークスからドバイへと、夢は大きく広がりますね!
2着は久しぶりのダート挑戦となったムスカテール。
好位追走から、直線ではホッコータルマエと叩き合いを演じる健闘を見せてくれました。
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岩田康誠騎手
「2周目の向正面から手応えも良く、上がって行きました。
ただ、直線は交わせそうで交わせなかったです。
能力のある馬だし、いい勝負が出来ると思ってました。
久しぶりのダートでここまで走ってくれたんでね、今後がさらに楽しみです」
3着は逃げたトウショウフリークが粘りました。
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武豊騎手
「自分のレースは出来ました。けっこう引っ掛かって行くんで、後ろを離す形になりましたけど、3コーナーくらいから来られたので...。もう少し離れるかと思ったんですけどね。
よく頑張ってくれましたけど、上位2頭が強かったです。
状態は良さそうなので、どこかでタイトルを獲りたいです」
ダート界の王者が勝って、芝から転戦して来た新勢力も力を発揮してくれたこのレース。
今年のダートグレード戦線も、粒ぞろいのメンバーでの戦いが見られそうですね♪
今日は笠松競馬場に、マグニフィカが登場します!
2010年の『ジャパンダートダービー』を制した南関東の雄の、笠松初戦。
管理する川嶋弘吉調教師にお話を伺いました。
「こちらに来た時には、洗い場に繋ぐのも大変でした。でも今は環境にも慣れたみたいですね。
あれだけ活躍した馬ですから、やはり体が柔らかくてとてもいい馬です。
今回は移籍初戦ということで、手さぐりの面が大きいですが、追い切りは動きましたねぇ。
小回りも問題ないですし、スピードのある馬なので笠松も合っていると思います。
どのくらい戦えるか、今後を占う上でも試金石の一戦です」
続いては、毎日の調教パートナーであり、レースでも騎乗する向山牧騎手。
「年齢は重ねてますけど、やっぱりいい馬ですね。
逃げてもいいし、今後のことを考えて番手でもいいのかなと思ってます。
とにかく実績のある馬ですから、笠松のオープンでどのくらい走れるか、楽しみですね」
マグニフィカが登場する『東海クラウン』は、本日笠松第9R、16:15発走です!
昨日行われた『ゴールドジュニア』は、園田からやって来たトーコーガイアの圧勝でしたね☆
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木村健騎手
「強かったですねぇ。スタートでちょっと出負けしてしまったので、腹を括って2コーナー回ってから上がって行けばいいわと思いながら乗ってました。
でも手応えが全然違って、僕が何もしなくても馬が自分で上がって行ってくれました。
最後までしっかり走っていたし、本当に強かったです!」
吉行龍穂調教師
「いいレースをしてくれましたね。
今後はJRAに挑戦してみたいという気持ちもあるんですけど、この馬の飛びからすると、芝よりもダートの方がいいんです。
でもJRAのダートで挑戦出来るレースが、春は東京にしかなくて...。さすがにこの時期に東京まで行くのはかわいそうな気もするので、今はまだ白紙ですね。
大目標は、地元の『兵庫ダービー』です!」
レース後もすぐに息が入って、ケロリとした顔をしていたトーコーガイア。
今後どんなローテーションを進むのか、楽しみに待ちたいです♪
つづく第2戦は、兵庫の鴨宮騎手が先手を奪い、粘って粘って勝利を勝ち取りました!
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鴨宮祥行騎手
「ゲートが決まったので、積極的に行きました。
3,4コーナーで少しフワフワして、最後もバテたっていうよりソラを使っていた感じだったので、後ろからの気配を感じてドキッとしhたんですけど。
馬がよく頑張ってくれましたね」
第2戦の結果はこちら↓
1着:鴨宮祥行騎手 20P
2着:日野太一騎手 15P
3着:下村瑠衣騎手 12P
4着:菱田裕二騎手 9P
5着:山中悠希騎手 7P
6着:中井裕二騎手 5P
7着:川島拓騎手 4P
8着:笹田知宏騎手 3P
9着:阿部龍騎手 2P
ということで、第1戦2着、第2戦1着だった鴨宮祥行騎手が総合優勝を果たしました!!
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第1位:鴨宮祥行騎手
「優勝出来て嬉しいですね!
兵庫勢では5人目の優勝ということで、先輩たちからもけっこうハッパかけられてたんですよ(笑)。
高知は初めてでしたが、最初のレースは1レースに騎乗してた中西騎手の乗り方を真似したんです。
そうしたら、2着に食い込むことが出来ました。
2戦目は最後にソラを使うくらいだったし、馬が強かったですね。
実は2着に来たのが中井くんだと思った(実際は日野騎手)ので、総合は2位かなって思ったんです。
でも、検量に戻って来る時に下村さんと山中くんが『おめでとう』って言ってくれたので、『よっしゃー!』って。
今回のメンバーの中には、日本プロスポーツ大賞新人賞を獲った人たちが3人(菱田騎手、阿部龍騎手、山中騎手)もいたので、その3人には負けたくないと思ってました。
優勝出来て、本当に嬉しいですね。
昨年は思ったほど成績が伸びなかったので、今年は幸先のいいスタートが切れたし、もっともっと頑張ります!!」
第2位は、第1戦を勝ったJRAの中井裕二騎手でした。
「馬運が良かったですね。第1戦を勝てて、すごく嬉しいです。
でも結局2位になってしまったので...。
この借りは、兵庫で必ず返します!よく交流とかで乗りに行く競馬場なので。
これまでは菱田くんをライバル視していたんですけど、菱田くんだけじゃなくて、鴨宮くんという新しいライバルが出来ました。
他のジョッキーたちもそうだし、新しい刺激を受けることが出来ましたね。
負けないように、僕も頑張ります!!」
第3位は、佐賀の日野太一騎手でした。
「第2戦はよく追い込んでくれたんですけど...。あそこまで行ったら勝ちたかったですね。
あそこで勝ってても鴨宮くんの総合優勝は変わらなかったですけど、順位とかじゃなく、勝ちたかったです。
高知は初めてだったので、内側をどのくらい開けて走ればいいのかわからなかったですけど。
コーナーもゆったりしてて、佐賀より乗りやすかったです。
久しぶりに会った同期とか、みんな同じくらいの年齢なんでね、色々と情報交換しました。
競馬についてもそうだし、プライベートなこととかも。内容ですか?それは内緒です(笑)。
とにかく、いい刺激になりました」
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総合ポイントはこちら↓
1位:鴨宮祥行騎手 35P
2位:中井裕二騎手 25P
3位:日野太一騎手 22P
4位:笹田知宏騎手 15P
5位:下村瑠衣騎手 14P
6位:川島拓騎手 13P
7位:菱田裕二騎手 12P
8位:山中悠希騎手 12P
9位:阿部龍騎手 6P
新人王は例年イケイケゴーゴーのレースになることが多かったですが、2戦戦うようになってからは、落ち着いたレースが繰り広げられるようになりました。
今年も2戦共にハイペースにはならず、新人とは思えない落ち着いたレースを見せてくれましたね。
今回出場したメンバーが、何年後かにそれぞれの競馬場を背負って立つトップジョッキーになり、スーパージョッキーズトライアルや、佐々木竹見カップで再び激突する日を楽しみにしています♪
それにしても...
優勝したカモミールはサービス精神旺盛で、ファンの方からも大人気でしたよ☆
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【喜びのポーズby鴨宮騎手】
今日は高知競馬場で、第28回新人王争覇戦競走が行われました!!!
出場騎手はこちら↓
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後列左から、
菱田裕二騎手(JRA)・中井裕二騎手(JRA)・下村瑠衣騎手(高知)・川島拓騎手(佐賀)・日野太一騎手(佐賀)
前列左から、
笹田知宏騎手(兵庫)・阿部龍騎手(北海道)・鴨宮祥行騎手(兵庫)・山中悠希騎手(船橋)
残念ながら、船橋の山本聡紀騎手は負傷のため欠場となり、今年は9名で争われました。
今年の新人王を争うメンバーも、例年に劣らぬジョッキーばかり。
まずJRAの2人は栗東から選出。
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【騎手紹介式で挨拶をする、菱田騎手(左)と中井騎手】
中井騎手、菱田騎手ともに28期生として2012年デビュー。
ダブル裕二として注目を集め、1年目から共に23勝を挙げる活躍を見せました!
菱田騎手は昨年の活躍が評価され、日本プロスポーツ大賞新人賞に選ばれています。
そして、地方勢も負けていません!
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【騎手紹介式の阿部龍騎手】
北海道の阿部龍騎手は、デビュー年の2012年にいきなり52勝を挙げ、日本プロスポーツ大賞新人賞、NARグランプリ優秀新人騎手賞をダブル受賞。
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【第1戦の山中悠希騎手】
船橋の山中悠希騎手は、高知での武者修行で52勝を挙げ、昨年度の日本プロスポーツ大賞新人賞を受賞しています。
【紹介式の笹田知宏騎手】
笹田知宏騎手は、ニュージーランドでの騎乗経験を持ち、厩務員を経てジョッキーになった異色の新人。
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【紹介式の下村瑠衣騎手】
紅一点の下村瑠衣騎手は、黒潮マイルチャンピオンシップで重賞制覇するなど、高知移籍後もさらに波に乗っています。
バラエティ豊かなメンバーが集まって、どんなレースが繰り広げられるのか♪
注目の第1戦は、1番人気に支持されたJRAの中井裕二騎手が、2番手から危なげないレースぶりで快勝☆
爽やかな笑顔を見せてくれました!
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中井裕二騎手
「馬が強かったですね!
3コーナー辺りで逃げた馬が下がって来て、持ったまま先頭になりました。
初めての高知だったんですが、川田さんから『内側3頭分開けて走った方がいい』と教えてもらったので、その通りに乗りました。
馬場もそこまで深く感じなかったし、思った以上に乗りやすかったです。
次もいい馬に当たっているので、勝って完全優勝を目指します!!」
第1戦の結果はこちら↓
1着:中井裕二騎手 20P
2着:鴨宮祥行騎手 15P
3着:笹田知宏騎手 12P
4着:川島拓騎手 9P
5着:日野太一騎手 7P
6着:山中悠希騎手 5P
7着:阿部龍騎手 4P
8着:菱田裕二騎手 3P
下村瑠衣騎手の騎乗馬は残念ながら回避となってしまい、レースに参戦出来なかった下村騎手は、規定により2Pとなってしまいました。
第2戦につづく。