昨日門別競馬場で行われた、SJT2013への2枚の出場権を賭けたワイルドカード。
2戦共に熱い熱戦が繰り広げられました!!
まず第1戦は、3番手から直線で力強く伸びた向山騎手カーラノーチェが勝利☆
地元の岩橋騎手が中団から追い込んで来て2着、3着は9番人気の低評価を覆して、坂井英光騎手が頑張りました!
1着:向山牧騎手
2着:岩橋勇二騎手
3着:坂井英光騎手
4着:村上忍騎手
5着:青柳正義騎手
そして第2戦。
こちらは2番人気の大畑騎手とマヤノポルカが、道中抜群の手応えで進み、直線の立ち上がりでは追い出しを待つほどの余裕を見せて完勝☆
2着は中団からジワジワと伸びて来た青柳騎手、3着には絶妙な逃げで山崎騎手が粘り込みました。
1着:大畑雅章騎手
2着:青柳正義騎手
3着:山崎誠士騎手
4着:永森大智騎手
5着:村上忍騎手
ということで、総合結果はこちら↓
1位:大畑雅章騎手 26点
2位:青柳正義騎手 25点
3位:向山牧騎手 24点
4位:村上忍騎手 21点
5位:岩橋勇二騎手 17点
6位:山崎誠士騎手 16点
7位:坂井英光騎手 14点
8位:永森大智騎手 12点
9位:柿原翔騎手 10点
10位:田中学騎手 8点
11位:鮫島克也騎手 7点
SJT本戦に駒を進めたのは、選定委員会により選出されて参戦した名古屋の大畑騎手と、金沢2位の青柳騎手でした!!!
たった1ポイント差で出場を逃した向山牧騎手の表情が切ないですね...
大畑騎手と青柳騎手には、ぜひともSJTの戦いでも活躍していただいて、史上初のワイルドカードからの下剋上出場を目指して欲しいです!
これで、今年のSJTを戦うメンバーが出そろいました。
・桑村真明騎手 北海道 26歳
・山本聡哉騎手 岩手 25歳
・御神本訓史騎手 大井 32歳
・真島大輔騎手 大井 30歳
・森泰斗騎手 船橋 32歳
・的場文男騎手 大井 57歳
・吉原寛人騎手 金沢 29歳
・尾島徹騎手 笠松 29歳
・岡部誠騎手 名古屋 36歳
・川原正一騎手 兵庫 54歳
・赤岡修次騎手 高知 36歳
・山口勲騎手 佐賀 43歳
・大畑雅章騎手 名古屋 29歳
・青柳正義騎手 金沢 26歳
こうやってメンバーを見てみると、かなり若いというか、ここ数年で大きく世代交代した印象です。
この若い世代の中で踏ん張っている、57歳の的場文男騎手と、54歳の川原正一騎手は特出していますね。
年齢を見て、改めてお2人の凄さを実感します。
SJT第1ステージは今月25日に船橋競馬場で行なわれ、そこで2名が脱落。
運命の第2ステージは、10月17日に園田競馬場で行われます。
今年は誰が優勝して、WSJSへ挑むのでしょうか♪
本日ソウル競馬場で行われた、韓国初の国際競走 『韓日競走馬交流競走』。
大井競馬場から、
トーセンアーチャー&的場文男騎手
ビッグガリバー&柏木健宏騎手
ファイナルスコアー&真島大輔騎手
の3組が参戦。
その中で、見事トーセンアーチャーと的場文男騎手が勝利しました!!!
提供:地方競馬全国協会
トーセンアーチャーはスタート一息で後方からとなり、ファイナルスコアーは好位につけて、ファイトガリバーは中団からという展開。
逃げる韓国勢の2頭の手応えがよく、ファイナルスコアー、ファイトガリバーは3コーナー辺りから前との差を詰めていきます。
しかし、トーセンアーチャーは後方のまま。
3コーナーは内を回って、4コーナーで的場騎手が上手く外へ誘導。
直線ではファイナルスコアーとファイトガリバーが伸びて行くも、前との差がなかなか詰まらない...
このまま逃げ切られてしまうのか!と思ったところ、外からものすごい勢いで伸びて来たのがトーセンアーチャー。
それでも、間に合うのか?間に合わないのか?とハラハラドキドキ...
最後の最後で捕えきって、劇的な差し切り勝ちを見せてくれました!!!
いやぁ、的場文男騎手かっこ良かった!しびれました!!
先日6500勝を達成したばかりですが、また一つ大きな勲章を手にしましたね☆
勝ったトーセンアーチャーにとっては、2008年10月以来、約5年ぶりの勝利。
初めての海外で、9歳という年齢を感じさせないパワフルな走りを見せてくれました。
関係者のみなさん、本当におめでとうございます。
そして、初めての韓国遠征に果敢に挑戦した、
ファイトガリバー&柏木健宏騎手(5着)
ファイナルスコアー&真島大輔騎手(6着)
と、関係者のみなさんにも拍手を送りたいです。
海外遠征は馬にとっても人にとっても大変なことだし、今回は韓国初の国際競走ということで、色々な面で手さぐりだったと思います。
その中で勝てたことはもちろんですが、無事にレースを終えられたこと、本当に素晴らしいですよね。
次は11月26日(火)、大井競馬場で韓国勢を招いての戦いです。
大井に海外所属馬がやって来るのは、2011年のサンタアニタトロフィーのレッドアラートデイ以来。
日本勢はどの馬が出走するのか、そして韓国からはどんな馬が参戦するのか...♪
韓国では、メイセイオペラやアドマイヤドンなど、日本で活躍した競走馬たちが種牡馬として頑張っていますから、父が日本馬だったりしたら、より盛り上がりそうですね。
今日戦った3頭の無事の帰厩を待ちながら、日本での戦いを楽しみにしたいと思います!
今年のサマーセールについて、昨日は1歳世代が初産駒となる新種牡馬4頭をご紹介しましたが、今日はその他の注目の種牡馬産駒をご紹介していきます。
まずは、我らが地方の雄アジュディミツオー。
初産駒は2歳世代で、今年の1歳は2世代目になります。
サマーセールで上場されたのは1頭のみ。
父:アジュディミツオー
母:シンコウイマージン
♂ 栗毛
生産牧場:心聖台牧場
JRAが500万円で落札しました!
この後無事に育成して、来年のブリーズアップセールでより逞しくなった姿を見せてくれるんじゃないでしょうか。
アジュディミツオー産駒は、現在笠松で1勝を挙げていますが、これからさらなる活躍を期待しています!!
続いては、1歳世代が初産駒となるアドマイヤオーラ。
10頭上場されて、5頭が落札。
最高価格は、タケハーモニー2012の300万円。
父:アドマイヤオーラ
母:タケハーモニー
♂ 栗毛
生産牧場:静内坂本牧場
こちらはサンレイククインの2012。250万円で落札。
父:アドマイヤオーラ
母:サンレイククイン
♀ あし毛
生産牧場:岡野牧場
続いては、1歳世代が初年度産駒となるスーパーホーネット産駒。
2頭が上場され、1頭が落札されました!
残念ながら写真が撮れずすみません。。
父:スーパーホーネット
母ホクセツエオス
♂ 鹿毛
生産牧場:宮村牧場
230万円でビッグレッドファームが落札。
母系にヤエノムテキがいる血統。ぜひ代表産駒になって欲しいですね☆
続いても、初年度産駒が1歳世代のマルカシェンク産駒。
2頭が上場され、2頭とも落札。
最高価格は、レオコマチ24の510万円でした!
父:マルカシェンク
母:レオコマチ
♂ 鹿毛
生産牧場:びらとり牧場
同じく初年度産駒が1歳世代のローレルゲレイロ産駒。
5頭が上場され、2頭が落札。
最高価格は、ケイアイブーケ2012の430万円!
父:ローレルゲレイロ
母:ケイアイブーケ
♂ 鹿毛
生産牧場:大滝康晴
こちらはもう1頭の、デュランティ2012。 200万円で落札されました。
父:ローレルゲレイロ
母:デュランティ
♂ 鹿毛
生産牧場:ダイヤモンドファーム
生産頭数が少ない馬もいますが、存在感は抜群の種牡馬たち。
ぜひとも子供たちには、お父さんを越える活躍を期待しています!!
サマーセールの見どころは、日本最大の頭数が集まるために、種牡馬の人気がよくわかること。
値段が高いことだけでなく、手ごろな値段で幅広く人気があるかなど、細かい人気の内容がわかります。
今回は、1歳世代が初産駒となる新種牡馬たちの中でも、特に注目していた4頭の新種牡馬の動向をお届けします!
まずはヴァーミリアン産駒たち。
全部で37頭が上場され、落札されたのは24頭。
売却率は約64.86%。全体の売却率が54.69%ですから、かなり高い数字です。
最高価格は2日目に上場されたフサイチヒメ2012の落札額、1300万円!
♂ 黒鹿毛
生産牧場:谷口牧場
落札された24頭の平均価格は、442万5000円でした。
やはりというか、評判通りの高い成績でしたね。
続いては、現役時代にヴァーミリアンと砂の王者を巡って対決したカネヒキリ。
初日は5頭が上場され、2頭が落札。2日目は8頭が上場されて5頭が落札と、ヴァーミリアンに比べてちょっと売却率が低いかな...と思っていたら。
なんと3日目4日目は、上場されたすべての馬が落札されるという驚異的な数字を残し、さすがの貫録を見せつけてくれました!
全体の数字は、27頭が上場されて、21頭が落札。
売却率は77.77%という高い数字を叩きだ出しました。
最高価格は、2日目に上場されたインピッシュハートの2012の1210万円!
♂ 栗毛
生産牧場:千代田牧場。
キレイな栗毛といい、細く白い流星といい、カネヒキリを彷彿させますね☆
21頭の平均価格は、388万5714円でした!
続いては、短距離戦で息の長い活躍を見せてくれたキンシャサノキセキの子どもたち。
15頭が上場され、落札されたのは8頭。
売却率は53.33%。
売却率は上記の2頭に劣るものの、8頭の平均価格は546万2500円と、高い数字を残しました。
最高価格は、初日に上場されたタッチオブイノセンス2012の、1020万円。
♂ 鹿毛
生産牧場:シンボリ牧場
父譲りのパワフルな体をしていました!
続いては、キングジョージを大差勝ちした実績を引っ提げて日本で種牡馬入りしたハービンジャー。
6頭が上場されて、4頭が落札。
頭数は少ないですが、売却率は66.66%。
最高落札額は、最終日に上場されたスズカグレイスの24が叩き出した、1100万円。
4日間を通して、牝馬最高価格となりました!
...それなのに、写真がなくてすみません。
落札された4頭の平均価格は、この中で一番高い730万円という高価格でした!!
ということで、注目した新種牡馬4頭ともに甲乙つけがたい成績。
今回はサマーセールのみの成績ですが、この他にも注目の産駒目白押しですから、この1歳世代が来年競馬場でどんな戦いを見せてくれるのか、今から楽しみですね♪
サマーセール3日目、静内農業高校生産馬が上場されました!
曳いているのは、3年生の佐藤嶺くん。
会場に入ってくるなり帽子を取って、元気に「よろしくお願いします!」と挨拶。
ここまでのピりりとしたセリの空気から、爽やかな雰囲気に変わりました。
最初の一声70万から、何か所からか声が上がり、値段はどんどん競り上がって...最終的には140万円で落札。
ハンマーが鳴った直後には、会場中から温かい拍手が巻き起こりました。
父:ヨハネスブルグ
母:ゴートゥザノース
愛里子(アリス)
愛里子を育てた3年生2人と、ピンクのジャンパーの2年生たちで記念撮影。
1年生で種付け、2年生でお産、そして3年生でセリを経験するという静内農業高校の競走馬生産カリキュラム。
愛里子の落札とともに、3年生2人も無事カリキュラムを終了したことになります。
佐藤嶺(さとう れい)くん
「セリの会場に入る時はちょっと緊張したんですけど、無事落札して感動しました!
会場にいた方から拍手していただいて、とても嬉しかったです。
この3年間、種付け、お産、そしてセリと、一通りのことを学びました。
振り返ってみると色んなことがあったけど、お産の時はものすごく感動しましたね。
最初はやっぱり男の子が生まれて欲しいなって思ってたんですけど、いざ生まれるとなると、もう性別なんてどっちでもいいから、とにかく無事に生まれてくれって思いました。
この後は、ケガせずに、みんなに愛される馬になって欲しいですね。
僕自身の将来の夢は、JRAの厩務員になることです!」
井手坂駿也(いでさか しゅんや)くん
「無事に売れて安心しました。これで、この馬の将来が決まったようなものなので。
今はなんか、これまでの苦労が色々蘇って...。やっぱり、一番大変だったのは馴致です。1つ1つ馴らして行くのが大変でした。
これで3年間のカリキュラムは終了です。この仔が売れたんで、この仔と共に巣立つって感じですね。
これから無事に活躍して欲しいです。
僕の夢は、牧場に就職して競走馬の育成をやりたいです。
最終的にはJRAに入って、厩務員になりたいです。GI馬の世話を出来るように、頑張ります」
愛里子とともに育ってきたホースマン2人。
この経験を糧に、競馬界の新たな担い手として頑張って欲しいですね!
そして、愛里子がどんな風に成長して競走馬デビューを迎えるのか...こちらも注目です☆