
福山競馬、いよいよあと2日となってしまいました...。
今日の5レースには、日本でのアラブ系最後の競走馬【レッツゴーカップ】が出走し、これがラストランとなりました。
結果はしんがり負けだったけれど...
ゴールした時には場内から拍手が巻き起こり、レース後にはファンの方々へご挨拶。
たくさんの方々が、【レッツゴーカップ】の頑張りを称えました。
これで、アラブ系の競走馬は日本からいなくなってしまうことに...
とても淋しいですが、サラブレッドとはまた一味違う、丈夫さと渋太さで魅了してくれたアラブ系競走馬たちの姿は、たくさんのファンの方々の想い出に残っていると思います。
【レッツゴーカップ】は、この後は京都の高宮ライディングファームに行くそうです。
関係者のみなさんのお話では、本当に賢くておとなしいそうなので、第二の道もたくさんの方に愛されそうですね☆
本当に長い間、お疲れ様でしたと言いたいです。
この5レース、勝ったのは約1年ぶりの福山凱旋となった楢崎功祐騎手。
韓国で武者修行を果たし、一段とパワーアップしている印象です。
ラスト2日間、大暴れしてくれるんじゃないでしょうか。
さらに今日は、浦和の水野貴史騎手も騎乗しているのです!
今回はすべてエキストラ騎乗。
高崎で廃止を経験している水野騎手にとって、今回の福山廃止は決して他人事ではありません。
自ら志願して、騎乗出来るようお願いしたそうです。
直接的な福山の関係者だけでなく、競馬に携わる多くの人たちが、福山の廃止を惜しんでいます。
実況の西田アナウンサーが言いました。
「たくさんの人たちに、福山の廃止を見て欲しい。廃止になる競馬場の関係者がどんな表情をしているのか、ファンの方々が何を想うのか...実際に目にして、もう2度と廃止になる競馬場が出ないように...。今回の廃止を教訓に、みんなで頑張って行きたいです」
ラスト2日、しっかりと目に焼き付けてきます!!
福山から高知にやって来ました!
多分、瀬戸大橋を渡ったのは初めてな気がします。
海の中にポツポツと島があって、景色がすごくキレイで感動しました。
今日の高知競馬場は、小春日和を通り越して初夏な感じ。
半袖の方もいるくらいです。
昨日の雨により、馬場状態は不良。
このままいくと前に行った馬が有利そうですが、
2レースでは前がやり合ってかなり追い込みが利きましたから、読みが難しいですね。
さぁ今日のメインは『黒船賞』。土佐の短距離決戦です!
*19日高知 第4R『黒船賞』 1400m 16:25発走*
本命は...期待も込めて【ラブミーチャン】。
前走は久しぶりに地元のレースで勝利して、改めて強い走りを見せてくれましたね。
パドックではちょっとテンションが高いようでしたが、課題のスタートも上手に出れたし、
直線でもしっかりと伸びて、危なげない勝利でした。
少し体に余裕があるかな...という印象は、
やはりこのレースへ向けてのステップという意味合いもあったと思います。
初の高知遠征ですが、遠征はもうお手の物でしょう。
メンバーは強くなるし、さらに56キロと決して楽な条件ではないけれど、
自分のレースが出来ればここでも頑張ってくれるんじゃないでしょうか。
対抗は【セイクリムズン】。
前走は『フェブラリーステークス』で差のない4着に健闘。
前よりも掛かるところが少なくなって、マイルの距離も全く問題なかったですね。
そういう意味では、少しズブくなっているのかな...ということで、
小回りの1400mは忙しいのかもしれません。
能力の高さ、そして実績的にもナンバー1だと思いますが、今回は対抗にしました。
トップハンデ59キロを背負う【スーニ】ですが、前走『兵庫ゴールドトロフィー』では
復活の兆しを見せてくれました。
強い時はものすごい強い馬で、一度上昇ムードになると続くのも特徴です。
間隔が開きましたが、休み明けも問題ない馬。
スムーズに流れに乗れれば、久しぶりの勝利もあると思ってます。
◎7、ラブミーチャン
〇3、セイクリムズン
▲11、スーニ
△9、ティアップワイルド
福山競馬場では2日連続重賞です。
まず昨日は『福山ダービー』でした!!!
勝ったのは圧倒的1番人気、福山の怪物【カイロス】です。
気持ちよく逃げていましたが、
最後の直線では【イワミノキズナ】がグイグイと迫ってきて、激しい叩き合いに!
最後は力でねじ伏せての粘り勝ち。
場内からは大きな歓声が上がりました☆
コンビを組む、佐原秀泰騎手。
「たくさんのファンが詰めかけてくれて、その中で勝てて気持ちいいですね。
叩き合いじゃなく本当はもっと強い勝ち方をして、
カイロスの強さを見せつけたかったんですけど...。
イワミノキズナも食らいついて来ましたね。
でも最後いっぱいになってたわけじゃなくて、遊んでいたんですよ。
この馬にはいろんなことを教えてもらいました。
去年はクーヨシンで負けて悔しい思いをしたので、
今日勝てて本当に嬉しいです!
この馬のレースに乗るのは最後だと思うんですけど...。
また別の競馬場で、もっと活躍してくれると信じています!」
佐原騎手、【カイロス】ともに、新天地での活躍を期待したいですね。
そして今日は、グランダム・ジャパン3歳シーズンの開幕戦、『若草賞』です!!
*18日福山 第11R『若草賞』 1800m 16:30発走*
ここは兵庫から遠征して来た【ホクザンルージュ】に期待。
このメンバーに入ったら、枠的にも逃げられるんじゃないでしょうか。
今日は雨が降って不良馬場。
まだまだ雨は止む気配ありませんし、後ろから行ったら届かないのでは。
愛知から遠征して来る【ウォータープライド】は、
後ろから行く脚質的にちょっと辛いかな...ということで対抗にしました。
ただ、これまで小回りでもきっちり差して来てるし、
持っている能力は高いので、ここでも十分勝負になると思います。
◎1、ホクザンルージュ
〇3、ウォータープライド
▲8、アラマサシャープ
△4、フレアリングレーヌ
ノースフライトに会って来ました!!
現役時代は牝馬同士だけではなく、牡馬に混じっても強さを見せつけてくれましたよね。
特にサクラバクシンオーとの対決が忘れられないです。
現在は第2の役目も終え、功労馬として生まれ故郷の大北牧場で余生を過ごしているそうです。
雪の上で、ゆったりと干し草を食む姿...
本当にオーラがあります☆
現役を退いてだいぶ時間は経っていますが、キリリとした美しい瞳は健在でした!
仲良く放牧されていたのは、『京都新聞杯』や『京阪杯』を勝ったテンザンセイザを産んだケイシーです。
2頭ともマイペースな感じでしたが、時には頬を寄せ合ったりして、仲睦まじい姿を見せてくれました。
ノースフライト様はとても気高く、わたしが呼んでも見向きもしてくれません...
でも、めげずに愛をアピールしていたら、こんなサービスショットを撮らせてくれました!
雪の上をゴロンゴロン。
気持ち良さそうにゴロンゴロン。
呼びかけは無視するけど、可愛い仕草はいっぱいしてくれる...
ツンデレなのでした♪
応援していた馬が引退した後も、こうやって会いにいけるのはすごく嬉しいです。
見学に行く時には、ぜひこちらを参考にしてくださいね。
競走馬のふるさと案内所 【ノースフライト】
北海道に行って来ました!!
馬のお産を見たくて、この時期を選んだんですが...
冬の北海道、びっくりするくらい寒かったです。。
残念ながらお産は見れませんでしたが、たくさんの方々に出会って、色々なお話を聞き、とても勉強になりました!
その中の1つが、『競馬女子』。
これは、日高の馬産地である三石の農協の方々が、少しでも馬産地を活性化したいと始めた企画。
女性目線で、普段はなかなか見ることのできない馬産地に繋がるあれこれを紹介しています。
JAみついし
競馬女子
紹介者はこの方!
JAみついし職員の、木田真由美さん。
笑顔が素敵な21歳です。
これまで、馬と接する機会はあまりなかったそうですが、この企画で、実際に牧場で働いたり、競馬場へ行って馬券を買ったりと、いろいろな馬体験しているそうです。
「最初にこの企画を聞いた時には、恥ずかしいなと思ったんですけど、自分に出来ることだったらぜひお手伝いしたいと思いました。
牧場で働いた時は、馬を曳いたりボロを取ったりして、すごく濃い時間を過ごすことが出来ました。
わたし自身、そういう体験は初めてでしたが、この『競馬女子』を通してたくさんの方が馬に興味を持ってくれたら嬉しいです。
生産牧場に行くと、奥さんたちの大変さをすごく感じますね。
旦那さんたちももちろんすごく大変なのはわかるんですけど、同じ女性として、縁の下で支えている奥さんたちの苦労とかお気持ちとかを感じます。
少しずつ、そういう自分で感じられた部分も出して行きたいですね。
普段は農協の仕事をしているので、農協にいらっしゃった方から、『見たよ!』と言ってもらえると嬉しいです。
まだまだ恥ずかしいですけど...(照)
この企画が始まって、三石出身の馬たちがポンポンと重賞を勝ってくれたんです。
『いい企画だね』と喜んでくれる方や、取材に協力してくださる地元の方たちには、本当に感謝しています。
わたしも三石出身で地元愛は強いですし、少しでも盛り上げられるように頑張ります。
これまで、牧場体験や競馬場体験、装蹄師さんのことや登録のことなどをテーマにして来ました。
今後もいろいろ企画があるんですけど、重賞勝った時にその生産牧場さんが行っている祝勝会があるので、そこに潜入したいと思ってます。
もうすぐロードカナロアが『高松宮記念』に出走するので、ぜひ頑張って欲しいです!!」
馬産地を支える農協のみなさんも、生産牧場の方々と一丸となって頑張っていました。
競馬の世界に入って20年近く経つわたしですが、未だにお産を見たことがなかったり、生産牧場のことについては知らないことばかりです。
馬たちの原点ですから、もっともっと知りたいですよね。
これからも、木田さんのリポート楽しみにしてます♪