
私が現役時代に愛した馬「オンワードクウガ」君のお話は、何度かしましたよね?覚えてますか?
私に10勝をプレゼントしてくれた、白馬の王子様です。そのクウガ君、無事に現役生活を終え、この度、乗馬になる訓練を受ける事になり、早速会いに行って来ました!
高崎にいた頃よりも、かなり白くなり、体も細くなっていたけれど、相変わらず男前!私の事を覚えていたようで、顔を見た途端、鳴いて寄って来てくれました。可愛い奴だ・・。
乗馬になるためには、まず「キョセイ」をしなければなりません。男子の、男子たる由縁を取るんですね。クウガは昔から、馬っけ(性欲ですね)を出す馬ではないので、「取らなくていいんじゃない?」と言うと、そういう問題ではないそうで・・。
何年も走り続けて来たので、少しゆっくりさせてから、手術をし、乗馬になるための調教に入ります。
先日北海道の「オンワード牧場」を訪ねた時、場長さんに、「そろそろクウガ引退させるけど、お前、乗るか?」と言われ、「絶対乗りたい!!」と答えました。もし、乗馬になれなければ、死んでしまう。私が世話をする訳ではないけど、責任重大!競走馬から、乗馬になれる確率は、10頭に1頭くらいだそうで。まぁ、クウガ君の気性を考えたら、きっと素晴らしい乗馬になって、初めて馬と接する人の手をペロペロ舐めたりして、馬の優しさを伝えてくれるんじゃないかな。
競走馬は、引退すると、悲惨な末路を辿る事が多い。でもクウガ君のように、馬主さんに恵まれ、第二の馬人生を歩む馬もいる。引退した騎手と競走馬が、再び出会えるなんて・・騎手冥利に尽きますね☆
さて、楽しみにしていた、内田利雄ジョッキーin佐賀競馬場!初日は5着が最高だったので、さすがに内田さんでも苦戦?と思いきや、2日目には勝利をあげ、3日目は2着2回!掲示板をほとんど外さない辺り、さすがです!!
23日には、10レース中7レースに騎乗予定!その中で、私は3レースの「イノセントウィン」に注目☆前走のデビュー戦は、7番人気ながら3着と健闘。内田さんの手綱さばき、楽しみです♪
昨日、東京で出会った友達5人と、女子会を開きました。
スタイリストやエステティシャンなど、みんな職業にバラつきがあるので、なかなか集まれなかったけれど、何年も前から知っている友達のように、なんの気兼ねもなく、楽しく過ごしました。
1次会は、渋谷の「赤から」にて、鍋をつつき、2次会・3次会とダイニングバー、締めはカラオケで、気がついたら明るくなっていた・・
この5人、価値観が驚くほど似ている。中身、全員男!話が合う合う!この東京砂漠で、よくもこんなに似たもの同士が集まったなぁ、と感心する。
B型3人、A型1人、そして私のO型1人。このメンバーに入ると、唯一のA型である『フクちゃん』が、みんなの世話係りになる。1番のお姉さんである私も、B型軍団に混じり、「お母さん、お母さん」と、フクちゃんに甘えて来たのでした。
血液型だけでは、性格は判断出来ないけれど、なんとなく、傾向というのはある気がする。初対面の人には、「赤見ちゃん、B型でしょ。」と必ず言われるけど・・。自分では、典型的なO型だと思う。「おおざっぱ」な、O型の方ね。「おおらか」な方じゃなく。
私はA型に憧れる傾向があるけれど、実際周りにいるのはB型が圧倒的に多い。80%近くを占めている。日本人の血液型割合を考えると、これはかなり偏っていると思う。ナゼだろう???
A型が好きなのに、B型の方が合う私。親友のマルも同じO型だけど、私とは逆で、B型が好きなのに、A型に好かれる。単純には言えないけれど、自分の周りに何型が多く集まるかで、自分自身の長所・短所も見えてくる気がする。
男の人って、あんまり気にしないみたいだけど、たまにはチェックしてみては?
今週いよいよ、内田利雄騎手in佐賀競馬場!初日の16日は、4・5・6・10レースに騎乗予定。ベテラン勢が強く、実力ある若手もいる佐賀のレースが、内田さんの参戦で変るのか?要注目!!!
佐賀のヤングテンジョッキズーカップ、青柳騎手が勝利しましたが、1着から4着までが、クビ・アタマ・ハナ差の大激戦!!さっすが、レベル高いな、と改めて思いましたね。
今月16日からは、ミスターピンクこと内田利雄騎手が佐賀に短期免許で参戦!何年も君臨し続けるベテラン勢、ハイレベルなヤング勢に、地方競馬界きってのエンターティナーが加わる訳ですから、面白くないわけがない!!
ジョッキーには、自分でレースを作るタイプと、流れにそって動くタイプがいる。もちろん、その時の騎乗馬にもよる訳ですが、自分で動くタイプのジョッキーが1人でも入ると、同じ競馬場でも、レースが変る。
以前、高崎と栃木の交流が盛んになった年、高崎では栃木の騎手が、栃木では高崎の騎手が、それぞれの競馬場のセオリーをぶち壊した。
内田騎手の参戦で、佐賀のレースがどう変るか、それとも全くビクともしないのか・・今から、興味津々です♪
さて。昨日、船橋競馬場で悲しい出来事が起こりました。競馬場やトレセンで、最も恐れられる、火事です。
火事が発生した場合、関係者は必ず、馬たちを逃がそうとする。でも、馬房の扉を開けただけでは、馬たちは逃げないんです。外に連れ出しても、自分の馬房に帰ろうとしてしまう。
火事が何なのか、馬にはわからない。外に行けば安全なのかも、判断出来ない。自分の部屋が、1番安心なんでしょう。それに、馬の布団である「ワラ」などがたくさん置いてあり、火のまわりはかなり早い。1人の人間が、助けられる数は限られてしまう。
だから、競馬場やトレセンでは、火事に敏感だし、細心の注意を払っている。今回、9頭もの競走馬が犠牲になってしまった。馬を亡くした関係者たちは、家族を亡くしたのと同じ気持ちでいると思う。
取り返しのつかない大惨事になってしまったけれど、今回の火事を教訓に、2度とこんな事が起こらない事を祈りたい。
本日、1年半ぶりに、お馬ちゃんに乗りました。もちろん、競走馬ではなく、乗馬です。
高校時代通っていた乗馬クラブで、当時の愛馬「ジンクス」君に騎乗したのですが、なんせ1年半ぶりですからね、体がなかなかついてこない!
こんなはずではない!!ともがけばもがくほど、「ジンクス」君、反抗期に突入。あれから12年の歳月が流れたというのに、相変わらず元気いっぱい。
終わった後は、もうクタクタ・・内腿が痛くて、超蟹股歩き。馬に乗るって、こんなに疲れるんだっけ??と、本気で思いましたね。あまりにも悔しいので、負けず嫌いのワタクシ、「打倒ジンクス」を掲げ、練習に励む事にしました。
同じ「馬に乗る」と言っても、競馬と乗馬ではマルッキリ違う。同じ馬でも、競走馬と乗用馬では、マルデ違うのです。簡単に言うと、乗馬は理性で動き、競走馬は理性もあるけど、より、本能の方が強いって感じ。
ジョッキーは全員乗馬が出来るけど、全員がうまく乗れる訳ではない。反対に、乗馬を極めた人でも、走路で競走馬を押さえるのは、至難の技でしょう。同じ様に馬に乗っているのに、ブレーキとアクセルが真逆なんですね。
久し振りに馬に乗っただけではなく、完全に競馬乗りになっている私。「ジンクス」君をギャフンと言わせる日は、いつの事やら・・。
さてさて。話は変りますが、ミスターピンクこと、内田利雄ジョッキー、9月2,3日と高知で騎乗するそうですね。当日は、「ひまわる」さんと一緒にライヴもするそうで。さっすが、エンターティナー。
高崎競馬場でも昔、「ひまわる」さん達のライヴがあって、内田さんのテーマソングを歌っていた。ギター片手に、内田さんのワンマンショーをした事もあったな。
内田さんて、競馬界の新庄みたい。実力もあって、更にファンを盛り上げる事も出来る。競馬界広しといえど、内田さんのような人は他にはいない。
内田利雄ジョッキーの技術と、人柄、そして生き方を間近で見る事が出来た事は、私にとって、本当に貴重な経験だったと、改めて思う、今日この頃です。
さて、今回の北海道取材、1番の目的は、「サマーセール」でした。
社台のセールと違い、日高の個人生産者の馬が多く、億単位の馬を探すというより、安く、いい体の馬を見つけようと、たくさんの関係者が、目を光らせていました。
人気だったのは、やはりサンデー系の血統ですが、「タニノギムレット」と、フォーティーナイナーの仔「コロナドズクエスト」も高く売れていました。
私の1番の注目は、「ワイルドラッシュ」。アメリカの馬で、今回の1歳が日本では初産駒。当初、種付け料200万円だったのが、その後、アメリカで産駒たちが大活躍!現在は500万円に跳ね上がっている。社台以外の種牡馬が活躍すると、今は淋しい日高の町が、昔のように元気になると、生産者たちは喜んでいました。
「サマーセール」で売れる割合は、約3割。その後は、10月の「オータムセール」に賭けるわけですが、ここではバーゲン並に値下げして、必死で売るそうです。種付け料が200万円だとしても、母馬の血統がイマイチだったり、脚の曲がった仔が出れば、200万円では売れなくなる。そうなると、売れて赤字という事になり、個人生産者たちの経営は、地方競馬以上に大変な事態になっている。
少しでも、自分の馬をよく見せようと、入念にブラッシングして、ツメにはマニキュアまで塗って来る。それでも、買い手の声がかからないと、淋しそうに帰って行く。
高崎には、100万円以下の馬たちがたくさん入って来ていた。地方競馬5場が廃止になり、そんな馬たちの受け皿が少なくなり、当然買う人も減った。
元々、競走馬の牧場だったのが、羊や牛に転向せざるおえない所が続出しているそう。
今年は、6億円という史上最高額の馬が現れました。でも、ピラミットの底辺は、確実に狭まっている。長い目で見たら、底辺の崩壊は、頂上をも崩す事になると思う。馬産地・日高が元気になる事が、日本の競馬のレベルを上げる事だと、現場を見て、改めて思った。
そして、売られていく馬たちを見て、彼らは商業動物なんだと、実感した。そこには、生活がかかっており、甘えのない世界があった。