平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります! 先日ある友人に、
「競馬ブログなのに、競馬の事をあまり深く書いてないね。」という突っ込みをいただきました・・
確かにその通り!私の書きたい事をかなり自由な形で、書かせてもらっております。
だって、たいした成績でもない元ジョッキーが、競馬のウンチク語ってもねぇ・・
前に群馬の新聞でコラムを連載していた時、『800文字』という制限にかなり苦しみました。
伝えたい事が多すぎて、書く事より削る事の方が難しかったんですね。
しかも、辛かった話や暗い話ばかり書いていたので、担当の方から、
「たまには明るい話を書いて下さい!」と言われてしまいました・・
そこで1度、無理矢理明るい話題を書いたのですが(初勝利の話)、読者の方からは
「今までで1番つまらなかった!」と超不評。
そう!人がラッキーだった話や、自慢話というのはつまらないものです。コレ、人間の心理ですね。
しかも、プロの物書きでもない私が、自分の書きたくないものを無理に書いたのだから、面白い訳がない!その後、担当の方は題材に対して何も言わなくなりました・・
このブログのお話を頂いた時、凄く嬉しくて、張り切って色々考えたんですよ。
私の夢の1つに、「本を出版する」という事があるので、いい勉強になるなって思って。
周りの人たちに、「どんなブログが読みたい??」とリサーチしたところ、
「創ってない」「飾ってない」ようするに、自然体なものが好ましいようで・・
自称ブリッコの私としては、これは困ったなと。
あるがままの私を披露したら、せっかく今まで応援してくれていた人たちに、ドン引きされる気がした訳ですよ。
なので1日目のブログは、オッカナビックリ書いたんですけど。アップされた日から、私のHPに応援の書き込みがどんどん入って、中には「元気出ました!」とか書いてあって。こちらこそ、元気出ましたよ。
お陰で、自分をさらけ出す事が怖くなくなりました!
明るい話題の日は実際明るく過し、暗いネタの日は部屋の隅で膝を抱えて過している、とイメージしてもらっていいくらい、私の気持ちの波が反映しています。
長々と書きましたが、何が言いたかったかというと、
「競馬ネタのうすい、競馬ブログ」というより、「競馬ネタが入った、赤見千尋成長期」でいきたいと思います!!
今年知り合ったばかりの友人に、
「千尋ちゃんは私の事ホメ過ぎだよ!なんか、居心地悪い。」と言われてしまいました・・
当の私は、「何かホメたっけかなぁ〜」としばし考え、
「サコちゃんの笑顔はいーよ!見てると癒される!!」と言った事を思い出した。
あれかぁ〜・・あれねぇ〜・・別にホメたんじゃなくて、本当に癒されたんだけどな。
次に会った時もその次に会った時も、しつこく言ってみました。
「本当に癒されるんだって!鏡見た事ある?」
「もぉ〜本当にしつこいから!」って怒ってたけど・・
しばらくして、彼女と2人で会った時、
「私、今まで誰からもホメられた事がないの。だから嬉しいんだけど、どういうリアクションをとっていいのかわからない・・」んだって!!
彼女はキレイな顔立ちで、笑顔が可愛いし、大学も出て、両親も揃っているというのに、1度もホメられた事がないとはどういう事だ?!
私なんて、団子鼻に下膨れで、高校もやっと卒業したというのに、うちの両親は
「可愛い!頭いい!」って連発していたな・・。
彼女は両親に対して、かなりのコンプレックスを持っているようでした。
世の中には、色んな事にコンプレックスを持ってる人がいるもんですね。
私の親友のマルだって、超美人のくせに、「自分に自信がない・・」とか言うし。
私からしたら、「その顔でナゼに??」って感じですよ。
かくゆう私もコンプレックスの塊りであります!
まず、ホッペですね。どんなに痩せてもココのお肉だけはなくならない!血統なんで仕方ないんですが、キョンキョンみたいな逆三角形になりたいなぁ・・。
あとは指。現役時代はタコがあって、本当にゴツかった・・今は爪を伸ばして多少誤魔化してますが、薬指のサイズが11ですよ?!女の子用の指輪のサイズは7か9が主流でしょ。11って・・
言い出したらキリがないくらい、いーっぱいありますね。
だけど、前に事務所の社長に言われたんです。
「お前のホッペは愛嬌があっていいな。」って。
「え”−?!そうなの?愛嬌あるの?」ってビックリしたけど、すごく嬉しかった!
そう!!自分で思っているほど、コンプレックスは欠点ではないんですね。見方によっては長所にもなるし。
だから私は、いい所を見つけたら、初対面の人でも素直に言うようにしてます。自分もホメられたら嬉しいし、言ってる自分も幸せな気持ちになれるもの。嘘でホメるのはめんどくさいし、相手にもバレるのでしないけど、本当にいい!と思ったら伝えたくなりません?
初めは嫌がっていたサコちゃんも、最近は「ありがと☆」と癒し系スマイルで言ってくれるようになりました。
こんな話をすると、「赤見千尋いい奴じゃん。」って思われるかもしれませんが・・そうでもないんですねぇ〜。いい所を素直に口にする分、ムカッとくると素直に顔に出してしまいます。いい加減、大人にならないとな・・。
この「感情をストレートに出してしまう、熱い自分」が、1番の私のコンプレックスであります。
1度でいいから、「赤見さんてクールですね。」って言われてみたい・・
5月ですねぇ〜。GWですねぇ〜。みなさま、どうお過ごしですか?
私は帰省も出来ず、部屋でパソコンと睨めっこの日々です・・。
2年前までは群馬記念があって、高崎競馬場が1番盛り上がる時だったのに。
先日群馬に帰省した時に、境町トレーニングセンターと、高崎競馬場へ行って来ました。
境トレセンは、『境町共同トレーニングセンター』と名称を変え、現在は育成牧場になっています。
元高崎や栃木、新潟の競馬関係者12人が育成事業者として厩舎を開き、それを元高崎の調騎会長だった渋谷先生が社長としてまとめています。今後は南関東の外厩を目指し、セキュリティ強化をするそうです。坂路の建設計画もあり、着々と進化を遂げています。
現在も、調教師免許や騎手免許を更新している方もいて、本当に凄い根性だな・・と感心。
現役時代お世話になった、久保田騎手もその一人。
子供さんの進学など、家庭の事情でどうしても群馬を離れる事が出来ず、移籍を諦めた久保田さん。
私の所属厩舎の馬に数多く騎乗していて、私が乗りきれない馬も嫌な顔せず乗ってくれた、優しいお兄ちゃん的存在です。外厩制度が決まったら、境の馬でレースに出られるかもしれない・・という話があるそうです。久保田さんは、「数多く乗せてほしいと言ってる訳じゃないんだ。今の仕事もあるしね。ただ、レースに乗れる事になれば、励みになるんだよ。」と言ってました。
騎手にとって、レースに乗る、という事は1番大切な事です。1度経験したら、あの感覚を忘れる事は絶対に出来ません!いつか、久保田さんや境で頑張っている人達の願いが叶うといいな・・と思いながら、
第2の実家をあとにしました。
続いて高崎競馬場。現在は場外馬券場になっていて、年間300日近く売られているそうです。
渋谷先生から、「もう馬場はないよ。」と聞かされていたので、実際行きたくなかった・・。
でも、高崎競馬場がどうなったか、自分の目で確かめたい気持ちもありました。
競馬場に着くと、懐かしさで泣きそうになってしまった私・・まず両親に頼んで馬場を見てきてもらうと、
「コンクリートで舗装されてる。」との事。わかっていた事なのに、いざ競馬場に来ると悲しくて、どうしても見る事が出来ませんでした・・。
殺人的急カーブの1コーナーを回りきれず、真っ直ぐ走って行く馬や、外ラチがないために植木に突っ込む馬、直角の3コーナーの角に激突する馬や、内ラチが低すぎて飛び超えてしまう馬・・高崎のコースだからこそ見られた珍現象は、数えきれません。
現実には、もうなくなってしまった高崎競馬場。だけど、私の中ではいつまでも、あのトリッキーなコースが存在し続けているのです。
ちなみに、新BBS出来ました!HPは現在製作中です!!
http://0bbs.jp/akami/
今日は浦和競馬場へ。
6年振りに会った同期(佐藤博紀、繁田健一)は、全然変ってなくて嬉しかったな。
二人共、結婚して子供がいるなんて・・私より年下なのに、生意気だぁ〜!!!
「化粧が濃い!」とか「もうすぐ三十路」とか痛い突っ込みをされましたが・・やっぱり、同期というのはいいもんです。現役を続けている人数は少なくなりましたが、騎手であろうとなかろうと、私にとってはいつまでも特別な存在。
騎手控え室で遊んでいると、大井の内田博騎手登場!水野貴史騎手に無理矢理頼んで写真撮ってもらっちゃいました。
みんなに「ミーハーだなぁ。」と言われたけど、私の内田騎手好きはかなり前からです。
昔内田騎手が高崎に遠征に来た時、私の乗り馬に乗ってもらった事がありました。その馬はいつも人気になるのですが、とてもズブイ馬で、チョイ負けばかりして怒られてました。
内田騎手が騎乗したレースは着外でしたが、その後、馬がガラッと変ったんです!
内田騎手にキッチリ追われた事で、魂が入ったんですね。次の開催では楽勝。内田騎手のお陰なのに、
「内田騎手が負けた馬で楽勝した!」とファンに誉められて得しちゃいました。まだリーディングを獲る前でしたが、「内田さんて凄い!!」と大ファンになった訳です。
このブログで、武豊騎手・後藤騎手・福永騎手が好き!と書きましたが、田中勝騎手と安藤勝騎手と横山典騎手と岩田騎手も大好きです。
でも、最初からこの騎手達のファンだった訳ではありません。それぞれの騎手を好きになる、キッカケというものがありました。
福永騎手は大きな怪我をして復帰した時、ガラッと騎乗フォームが変っていて、そのフォームに憧れました。後藤騎手は一緒のレースに乗った時、私の騎乗馬が骨折してしまい、ショックでパニックになった私をなだめてくれました。横山典騎手は、去年の菊花賞の騎乗ぶりに惚れました。
人それぞれ、好きな騎手が違うと思いますが、私にとってこの騎手達全員が、武豊騎手と並ぶスーパースターなのです。
昨日今日と、群馬に帰省してました。
高崎競馬場や、境町トレーニングセンターに行って色々見て来ましたが、懐かしい景色や新しくなった設備、全く変わってしまった場所などさまざまで、1年4ヶ月の時の流れを感じました。このお話はまた後日、ゆっくりしたいと思います。
さて、東京に戻った私はマスコミ関係の方達と夕食会。歌舞伎町にある、『ノース』という名のジンギスカン屋さんに行って来ました。お肉の中でもジンギスカンは大好物なのですが、ここの「函館ワイン漬けラム」は本当に絶品!!しかも、マスターが「X japanのメジャーデビュー前のベース」をしていたそうで、ただ者じゃぁありません。
その後、ゴールデン街にある『ロンリー』というバーへ。
お店の中に入ると、武豊騎手、デムーロ騎手、ぺリエ騎手などのサインが飾られていてビックリ!壁には歴代の有名競走馬の写真と、なぜか『あしたのジョー』のイラストがいっぱいに貼られ、不思議な空間でした。マスターと同郷である事が判明し、地元話&競馬話に花が咲き、ついつい大好きなラムトニックを飲み過ぎたのでした・・。
私が初めてラム肉を「美味しい!」と思ったのは、センター(騎手の学校)です。
この学校は全寮制のため、食事はすべて決められた物を食べます。この食事が、本当に美味しくない!
体重制限があるので仕方ないのですが、味は極薄、たま〜に出るお肉は干からびてるのか?ってくらい油っけなし。外出禁止で、少年院さながらの毎日でしたが、年に1度お花見の時にバーベキューパーティをするんです。牛肉はあまりないのですが、その時食べた豚肉やラム肉の美味しい事と言ったら・・世の中にこんな美味しい物があるのか!って思いましたね。
当時、女子生徒は私一人。同期と仲が悪く、孤立していた時期でした。
担当教官に、「赤見、元気ないな。」と言われ、つい泣き出してしまった私・・。でも、教官には絶対に話たくなかったので無言で泣いていると、「今日は、思いっきり食べなさい。」と、いつもは怖い怖い教官が、優しく言うのでした。
その後、同期とは深い絆で結ばれ(そう思ってるのは私だけ?!)、男女の性別を超えてお互いを認め合えるようになりました。そして、鬼だと思っていた教官は、生徒一人一人をちゃんと見ていてくれた、温かい人だった事もわかりました。
あの時、泣きながら食べたラム肉の味は、今ではいい思い出になっています。