*21日(火)金沢 第11R『石川ダービー』 2000m 17:30発走*
2022年ダービーシリーズ最終戦となる石川ダービー。
今年のメンバーは何といってもスーパーバンタム。一強と言っていいのではないでしょうか。
昨年12月のあての木賞を勝ち、そこから5連勝。
牝馬同士のノトキリシマ賞を圧勝し、牡馬混合の北日本新聞杯でも他馬を寄せ付けない圧倒的なレースぶりで快勝。
レースに穴がないですし、自分で展開を作っていける馬。
強力なライバルと言える馬も見当たらないですし、ここは順当に勝ち進めてくれるのではないかと期待しています。
難しいのは対抗以下。そして馬券の買い方。
スーパーバンタム以外は混戦模様な上に、スーパーバンタムは相当人気すると思いますから、しぼらないといけません。
対抗にしたのはスターフジサン。
大崩れのない馬で、前走は古馬に混じった牝馬の戦いを完勝。
2000mは初めてですが、好位から長くいい脚が使える馬ですから、流れに乗って上位争いに食い込んで欲しいです。
3番手評価はスタイルユアセルフ。
北日本新聞杯では2番手からしぶとく粘っての2着。移籍3戦目でさらなる上積みがあるかもしれません。
移籍初戦を快勝したビーブルーまで。
スーパーバンタム1着固定の3連単ながし相手3頭、計6点で勝負しようと思います。
◎11、スーパーバンタム
〇10、スターフジサン
▲1、スタイルユアセルフ
△8、ビーブルー
*19日(日)水沢 第11R『一條記念みちのく大賞典』 2000m 18:15発走*
昨年の勝ち馬であり、このレースを3勝しているエンパイアペガサスの引退、さらにヒガシウィルウィン不在ということで、今年の岩手中距離戦線は混戦ムードです。
赤松杯とあすなろ賞を制したマイネルアストリアが一歩リードしている印象ですが、シアンモア記念の負け方を見ると絶対的存在とは言えません。
そのシアンモア記念を勝ったヴァケーションはここ2戦が完全復活と言っていい内容で、本命にしようかとも考えたのですが、距離的に2000mはちょっと長い可能性があります。
そこで今回は、移籍2戦目となるステイオンザトップを狙ってみようと思いました。
JRA3勝クラスからの移籍というのはマイネルアストリアと同じ。
ただ長らく芝を使って来ましたから、正直移籍初戦は半信半疑でしたが、直線で突き抜けて6馬身差の圧勝劇。ダートでも全く問題なく力を出せることがわかりました。
相手関係は一気に強化されますが、おそらく伏兵的な人気になると予想して、狙うならば今回かなと。移籍2戦目の上積みもあるし、重賞でもいきなり好勝負出来るのではないかと期待しています。
対抗はマイネルアストリア。
前走あすなろ賞では落ち着いたペースの中で1頭だけ次元の違う走りを見せていました。ちょっと乗り難しいところのある馬ということですが、山本聡哉騎手とのコンビでは、JRA時代も含めて3戦3勝とパーフェクト。ここも人気になると思いますが、スムーズならば圧勝もあると思います。
ヴァケーションは距離を考慮して3番手評価にしました。
長らく低迷した時期が続きましたが、もともとはJpnIを勝った実力の持ち主。復活した今、今回のメンバーならばたとえ2000mでも侮れません。
グランコージーもちょっと距離が長い印象ですが、パンプキンズとの先行争い次第ではしぶとく粘る可能性も。
ゴールデンヒーラーは前走シアンモア記念で僅差3着。牡馬相手でも十分戦える馬です。
◎1、ステイオンザトップ
〇3、マイネルアストリア
▲11、ヴァケーション
△10、グランコージー
△8、ゴールデンヒーラー
*14日(火)水沢 第12R『東北優駿』 2000m 18:30発走*
一時期調教を始めたクロールキックが再び休養に入ったとのことで、混戦模様となった今年の東北優駿。
その中でもスプリングカップでクロールキックの2着、続くダイヤモンドカップを快勝したグットクレンジングが主役でしょう。
カギは初めての2000mになりますが、ダイヤモンドカップの勝ち方が秀逸で、向正面からゴーサインを出して早めに動く攻めの競馬を展開しました。
ただ勝っただけではなく、今回の舞台へ続くいい勝ち方だったと思います。
休み明け3戦目でさらなる良化も見込めるし、連勝でダービー制覇を期待します。
対抗はここに来て一気に強くなった印象のフジクラウン。
前走のイーハトーブマイルは初の重賞挑戦でしたが、復活した快速馬カクテルライトをあっさりと突き放して勝利。
距離が延びても良さそうですし、ダービーでどこまで戦えるか楽しみです。
3番手以下が迷うところですが、留守杯日高賞で2着に頑張ったビッグタマテルーフに注目しました。
3月の復帰初戦から5戦1勝2着4回とパーフェクト連対中。
一気にメンバー強化となった留守杯日高賞でもしぶとく伸びて2着ですから、ここも好位から粘り込んで欲しいです。
重賞で2戦共に苦戦しているコイビトサンタですが、その前の2連勝が強かったので、重賞3度目の挑戦で替わり身があるかもしれません。
ここ2戦は思ったほどの末脚を見せていないマルルットゥ、あやめ賞の切れ味は素晴らしかったです。
本来は距離延びていいタイプだと感じるので、初の2000mで巻き返して欲しいです。
前走フジクラウン相手に勝っているセイシーキングも怖い存在でしょう。
◎5、グットクレンジング
〇7、フジクラウン
▲2、ビッグタマテルーフ
△1、コイビトサンタ
△9、マルルットゥ
△3、セイシーキング
*14日(火)金沢 第11R『百万石賞』 2100m 17:30発走*
8頭と少頭数であり、メンバー構成的にも金沢の女王ハクサンアマゾネスが圧倒的でしょう。
休み明けだった金沢スプリングカップは出遅れてスピードの乗りが遅れ、ファストフラッシュに逃げ切られてしまいましたが。
一度使った前走利家盃では動きがガラッと変わり、自ら逃げる形で圧勝しました。
ゲートに不安はあるものの、逃げてよし番手でもよしですから、ここも女王として強い姿を見せて欲しいです。
対抗もファストフラッシュで堅いのではないでしょうか。
休み明けのライラック特別を勝って挑んだ金沢スプリングカップはハクサンアマゾネスを抑えて快勝。
前走の利家盃では2番手からハクサンアマゾネスを追いかけましたが、最後は失速しての3着。2着はスギノグローアップでしたから、ハイレベルな戦いでした。
今回のメンバーであれば、ハクサンアマゾネス以外には負けないのではないかと思っています。
3番手評価はトウショウデュエル。
昨年のこのレースは10着でしたが、一昨年は2着に来ており、距離もまったく問題なし。
伏兵が手薄なイメージのメンバーですから、力通り走れれば馬券圏内でしょう。
3連勝と勢いに乗るクイックファイアまで。
◎6、ハクサンアマゾネス
〇4、ファストフラッシュ
▲3、トウショウデュエル
△8、クイックファイア
*12日(日)高知 第7R『高知優駿』 1900m 18:15発走*
南関東や兵庫から重賞活躍馬が複数参戦でかなりの豪華メンバーになりました。
その中で本命にしたのは地元高知のヴェレノ。
黒潮皐月賞では大接戦のゴール前で差し切ってアタマ差勝利、続く好メンバー揃いの山桃特別もハナ差で差し切って勝利と、ここに来て2連勝しています。
勝ち方はどちらも僅差ですが、直線半ばくらいまでは「ちょっと届かないのでは?」という雰囲気から最後にググッと伸びて差し切るという、どちらも劇的な勝利でした。
管理するのは宮川真衣調教師。
開業してすぐに重賞制覇を果たしたこともすごいですし、ダービー出走まで順調に来たのもすごいです。
地元代表のような位置付けにはなりますが、おそらく人気は南関東勢の方に集中すると思いますから、初めてのダービーでもそこまでプレッシャーを感じずに挑めるのではないでしょうか。
今回もゴール直前での差し切り勝ちに期待しています。
対抗は南関東からの遠征馬コスモポポラリタ。
東京プリンセス賞では唯一スピーディキックに迫りました。
末脚が確かな馬で、この距離は合いますし、門別で重賞2勝しているようにタフな馬場もOK。
鞍上には赤岡修次騎手を抑えているあたりにも、早い時期からこのレースを目指していたことが伺えます。
ヴェレノとの直線末脚勝負になるのではないかと想像しています。
3番手評価はガルボマンボ。
仙台屋桜特別ではヴェレノを封じての勝利。
重賞勝ちこそありませんが、安定して好走する馬で、地元トップクラスの実力があります。
今回は末脚勝負の馬が多い中で、先に動ける強みがありますから、展開一つで初重賞制覇もあると思います。
浦和のアイウォールは外枠に入ったら対抗にしようと考えていた馬。
内枠に入ったのはちょっと気になりますが、前走のように好位外をスムーズに進めれば一発も十分あると考えます。
アンティキティラは距離克服がカギ、東京湾カップ3着のフレッシュグリーンまで。
◎11、ヴェレノ
〇10、コスモポポラリタ
▲8、ガルボマンボ
△1、アイウォール
△4、アンティキティラ
△6、フレッシュグリーン