平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!*27日(木)笠松 第11R『第21回笠松グランプリ』 1400m 16:10発走*
今年も全国から豪華メンバーが集まった笠松グランプリ。テレ玉杯オーバルスプリントで2着だったアウストロ、サマーチャンピオン3着のエコロクラージュ、関東オークスで2着だったコパノエミリアと、ダートグレード競走でも活躍している馬たちが揃いました。
その中で本命にしたのはアウストロ。破天荒で型破りな性格ということですが、秋元騎手がつきっきりで調教してここまで成長してきました。
初のダートグレード挑戦だったさきたま杯では先行して9着に敗れたものの、2度目の挑戦となったテレ玉杯オーバルスプリントでは中団から脚を使って2着。この馬の実力を改めて証明するレースとなりました。
笠松はオグリキャップ記念で遠征して2着。その時の勝ち馬はムエックスで、かなりハイレベルな戦いでした。
今回も好メンバーですが、スムーズに運べれば勝ち切れる力はあると思っています。
対抗はエコロクラージュ。
サマーチャンピオンではスムーズにさばけない場面がありながらも、ラストすごい脚で伸びて3着。
ダートグレードでも戦えるところを見せました。
前走も超強豪が集まった南部杯で5着と、相当高いレベルで戦っています。
このメンバーでどんな立ち回りを見せるか楽しみです。
3番手はコパノエミリア。
今年名古屋に移籍してから快進撃が続き、前走は初の古馬牝馬相手に圧勝。
今回は1400mがポイントになりそうですが、前走はあっと驚く逃げ切り勝ちで序盤の先行力が進化しているので、こなしてくれると期待しています。
金沢スプリントカップを圧勝したミスズグランドオー、4連勝中のエイシンジョルト、昨年の覇者ストリーム、久しぶりの1400mとなるデステージョまで。
◎3、アウストロ
〇4、エコロクラージュ
▲2、コパノエミリア
△8、ミスズグランドオー
△11、エイシンジョルト
△6、ストリーム
△12、デステージョ

*24日(月)金沢 第10R『第28回金沢ヤングチャンピオン』 1700m 18:15発走*
金沢ヤングチャンピオンは、これまで1400mを中心に走っていた馬たちが、1700mへ対応できるかが大きなポイント。
ここ2年は1番人気馬が馬券に絡まず、波乱の決着となっております。ただその前は1番人気が2連続で勝っており、人気よりも距離対応に重きをおきたいところです。
本命にしたのはエムティジーク。現在3連勝中ですから、この馬が人気の中心になるでしょう。
デビューから2戦2着2着と勝ち切れなかったんですが、3戦目から積極的にハナに行くスタイルで3連勝。自分の形を確立しました。
前走のネクストスター金沢も逃げて快勝、最後まで脚色は鈍らなかったです。血統的にも父ダノンプレミアムに母父ヴァーミリアンということで、1700mならば十分こなせる下地はありそう。
ここも自らハナに行く競馬で4連勝を期待しています。
対抗は迷いましたが、グリーゼにしました。
1700mが初めてという馬が多い中、3走前の門別時代に経験あり。しかもタフな門別の馬場で、8番人気3着と健闘していますから、距離延長は向きそうなタイプ。
前走はエムティジークに離されましたが、この距離でどこまで詰められるか注目です。
3番手はグラシアレス。
こちらも門別からの転入組で、移籍初戦圧勝、前走のネクストスター金沢は2着と、この世代の中心になれそうな1頭です。
しかも鞍上は吉原寛人騎手。お預けになっている重賞200勝達成の行方にも注目しています。
サノノサルバドールは前走逃げ切り勝ち。門別時代は1000m戦を2勝しているので、距離延長に対応できるかがカギでしょう。
キャリア4戦のムムターズショコラは新馬戦1勝のみですがこれからの成長が楽しみな馬。前がもつれて混戦になれば出番があるかもしれません。
◎3、エムティジーク
〇6、グリーゼ
▲5、グラシアレス
△7、サノノサルバドール
△9、ムムターズショコラ

*24日(月)水沢 第12R『第23回寒菊賞』 1600m 18:05発走*
2歳重賞が続き頭数は8頭と少頭数になりましたが、この先を占う上でも重要な一戦です。
まず本命はセイクリスティーナ。
芝でもダートでも重賞制覇を果たし無双状態でしたが、前走のプリンセスカップは北海道勢に先着を許しての3着となりました。
ただしですね、勝ったトリップスは川崎のローレル賞で2着、2着だったフェアリーライズは笠松のラブミーチャン記念で2着とそれぞれ全国的に活躍しており、その2頭を相手に2番手から3着に踏ん張れたのは力の証だと思います。
今回は地元馬同士。ぜひとも巻き返して欲しいです。
この馬が1頭抜けた実績があり、対抗以下は超混戦模様ではないでしょうか。
注目したのはブライオン。
4戦目で初勝利を挙げると、続く前走も勝って2連勝と勢いに乗りました。
2戦続けて上がり最速の末脚で伸びてきて、競馬を覚えた印象です。
セイクリスティーナがある程度のポジションから早めに動いていくのではないかと想像しているので、他の先行勢には厳しい流れになりそう。この馬の末脚に期待しています。
3番手はセローム。
ネクストスター盛岡では大敗しましたが、前走は直線で早めに抜け出して押し切るという競馬を見せてくれました。
初のマイルもしっかりこなしましたし、今回も楽しみな1頭です。
岩手移籍後は勝ち星がないロジータサンライズですが、ここ2戦は馬体重が増えて成長を感じます。
ネクストスター盛岡で3着に伸びて来たラブコラージェンまで。
◎8、セイクリスティーナ
〇7、ブライオン
▲5、セローム
△3、ロジータサンライズ
△4、ラブコラージェン

*16日(日)金沢 第10R『第7回徽軫賞』 18:15発走*
ここはなんといってもセブンカラーズでしょう!
前走のオグリキャップ記念では、久しぶりの1400mがどうだろうかなんて思いましたが、並みいる強豪牡馬を相手に、4番手から見せ場十分の3着。
先着を許したムエックスとアウストロはダートグレードで2着3着に来ている実力ですから、改めてセブンカラーズの強さを証明できたのではないでしょうか。
今回はそこから半年ぶりの休養明けですが、休み明けは苦にしないタイプ。
実績的にも抜けた存在で、セブンカラーズらしい強い競馬を期待します。
対抗は地元金沢のリケアマロンにしました。
読売レディス杯では早め失速のしんがり負けでちょっと心配したのですが、ここ2戦は牡馬相手の重賞で5着5着。
牝馬同士であれば力上位の存在で、1400mも守備範囲です。
3番手はコパノフランシス。同じ距離だった百万石スプリントで3着。
前走はスタート直後にバランスを崩しての落馬競走中止。不運でしたが大きなダメージもなく、間を置かず出走できて良かったです。
今回のメンバーであればセブンカラーズは逃げか好位からの競馬となり、先行する馬たちには厳しい流れになるのではないかと予想。
リケアマロンもコパノフランシスも中団辺りから末脚を使えるイメージで、展開的にも合いそうです。
近走安定感のあるダイヤモンドラインは久しぶりの1400mがカギ。
エーデルワイス賞を勝っている実績馬マルカラピッドは移籍2戦目、牝馬同士で巻き返しもありそうです。
◎10、セブンカラーズ
〇1、リケアマロン
▲12、コパノフランシス
△7、ダイヤモンドライン
△6、マルカラピッド

*16日(日)盛岡 第11R『第15回絆カップ』 1200m 17:35発走*
勝ったり負けたりのメンバーで、抜けた存在がいない混戦模様。
メンバー的には10月21日のスプリント特別に近いので、同じような展開になると見ています。
本命はそのレースを勝ったレディブラウン。
もともと末脚に定評のある馬でしたが、この秋はさらに磨きがかかりました。
ヴィーナススプリントでついに初重賞制覇を果たすと、続くスプリント特別も長くいい脚を使って勝利。
今回も前走と同じく快速馬オスカーブレインがいて、他にも先行タイプがいるため、速い流れになると考えます。
そうなればこの馬の出番。今回も決め手勝負での末脚を期待しています。
そのスプリント特別で2着だったのがウラヤ。
この馬も素晴らしい決め手の持ち主で、昨年の絆カップを制しています。
今回も流れが向きそうで、レディブラウンとの末脚比べが楽しみです。
エイシントルペードは先行力のある馬ですが、逃げにこだわらないタイプ。
オスカーブレインはかなりテンが速いので今回も2,3番手の競馬になると思いますが、そこからしぶとい競馬をしてくれるのでは。
同じく先行力のあるロードオブザチェコは先行争いがカギでしょう。
◎5、レディブラウン
〇2、ウラヤ
▲8、エイシントルペード
△1、ロードオブザチェコ
