平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!*28日(日)佐賀 第5R『第41回中島記念』 1800m 18:05発走*
佐賀のグランプリレースである中島記念。
そうそうたる顔ぶれが集結しましたが、今年大きく飛躍したビキニボーイの6連勝を期待します。
現在は重賞3連勝を含む5連勝中。
前走はハナクビの大接戦の末の勝利でしたが、約5か月ぶりだったことを考えると、それでも勝ち切ったのはさすが。
5歳の今はとても充実していて、距離も幅広くこなしてくれる馬。
叩き2戦目でさらなる良化が期待できますから、このまま連勝を重ねてくれるのでは。
対抗はコスモファルネーゼにしまた。
長距離の九州大賞典で初重賞制覇を果たしましたが、前走1750m戦でビキニボーイのハナ差2着。
今回の1800mもまったく問題ありません。
好位から長くいい脚を使えるタイプで、ここも上位争いに絡んできそうです。
3番手はアウトドライブ。
JRA3勝クラスからの移籍初戦では、ウルトラノホシとの追い比べを制しました。
前走は伸びきれず案外でしたが、能力は高い馬。
移籍後かなり馬体重が増えているので、もう少し絞れればさらに良さそうです。
ウルトラノホシは佐賀復帰戦を圧勝し、2戦目もアウトドライブの僅差2着
昨年の二冠馬で、本来の力を取り戻せれば圧勝もあるかもしれません。
安定感のあるテイエムフォンテ、前に行ってしぶといマイネルサハラ、今年の二冠馬ムーンオブザエースまで。
◎3、ビキニボーイ
〇8、コスモファルネーゼ
▲5、アウトドライブ
△1、ウルトラノホシ
△2、テイエムフォンテ
△11、マイネルサハラ
△12、ムーンオブザエース

*25日(木)園田 第11R『第25回兵庫ゴールドトロフィー』 1400m 16:00発走*
今年のメンバーはJRA、地方ともに混戦模様。これまでの実績とハンデ、園田での時計面を比較して、本命は大外に入ったマテンロウコマンドにします。
4連勝で兵庫チャンピオンシップを制覇した馬で、その時の時計が1分27秒9。古馬相手にも十分通用するタイムです。
北海道スプリントカップは2着でしたが、勝ったヤマニンチェルキがその後古馬相手のサマーチャンピオンと東京盃を連勝しているように、レベルの高さが伺えます。
前走の武蔵野ステークスでは好ダッシュで好位につけたものの、直線は前が開かずに伸び切れずの10着でした。
ただ、大きくは負けていないですし、今回は大外枠からスムーズに立ち回れるのではと思っています。
対抗は高知のロレンツォ。
JRA2勝から高知に移籍後3連勝。園田チャレンジカップは、マテンロウコマンドの兵庫チャンピオンシップと同じ時計で勝っています。
その時が57kgで、今回は53kg。この斤量は大きな魅力です!
サンライズフレイムはテレ玉杯オーバルスプリントの勝ち方が秀逸でした。
スピードがあって、小回りのコーナーでもしっかりとペースアップできる器用さもあります。
59kgの斤量がポイントですが、すでに2度経験があり、58.5kgでは勝利もある馬。
この斤量でも上位争いに絡んでくると思います。
スペシャルエックスは長期休養明けを2連勝中。さらにパワーアップしている印象です。
このコースと好相性のハッピーマン、地元期待のエコロクラージュ、前走負けて強しの2着だったケイズレーヴまで。
◎11、マテンロウコマンド
〇2、ロレンツォ
▲1、サンライズフレイム
△5、スペシャルエックス
△3、ハッピーマン
△6、エコロクラージュ
△4、ケイズレーヴ
3連単フォーメーション
11,2-11,2,1,5-11,2,1,5,3,6,4 30点

*24日(水)名古屋 第10R『第48回名古屋大賞典』 2000m 19:20発走*
ハンデ戦ということで、52キロから59キロと7キロの差があるメンバー。昨年は57.7キロのミッキーファイトが勝ち、60キロだったノットゥルノが2着。実績がありつつも、重すぎない斤量の馬から行きたいと思います。
本命は高知のシンメデージー。昨年は54キロで3着に健闘し、今年は56キロになりますが、春の名古屋グランプリでは57キロで2着にきているように、このくらいの斤量はまったく問題なし。
気になるのは秋2戦ともに消化不良というか、この馬の武器である勝負所からのギアチェンジが見られないところですが、叩き3戦目で本来の動きを取り戻してくれるのではないかと期待します。
対抗はレヴォントゥレットにしました。
デビュー2戦目から4連勝を飾り、オープン入りしてからも差のない競馬をしてきました。
前走はレコード決着の中、内から逃げたもののダブルハートボンドにがっちり並ばれて、厳しい展開となっての11着。
その前の日本テレビ盃ではフォーエバーヤングに食い下がる場面もあり、今後の飛躍を感じさせる走りでした。
先行力があって小回りも対応してくれそうで、ここは初タイトルのチャンスでしょう。
北海道のベルピットは、昨年より0.5キロ軽い56キロでの出走。
今シーズンは休み明け初戦こそ2着でしたが、その後はこれまで以上に積極的なレースで連勝を重ねてきました。
昨年のこのレースは4番手追走から9着でしたが、今年はもっと前のポジションで競馬をするかもしれませんね。
カズタンジャーはものすごくいい末脚の持ち主ですが小回り対応がカギ。
復調気配のデルマソトガケ、ブラジルカップを勝ったアピーリングルックまで。
◎2、シンメデージー
〇9、レヴォントゥレット
▲5、ベルピット
△7、カズタンジャー
△3、デルマソトガケ
△1、アピーリングルック
3連単フォーメーション
2,9-2,9,5-2,9,5,7,3,1 16点

*14日(日)水沢 第12R『第24回トウケイニセイ記念』 1600m 17:10発走*
ここはもうヒロシクン一強ムードでしょう。
前走のすずらん賞では最後の最後でヘリオスに差されましたがタイム差はなし。
大外枠とはいえ8頭立てですし、ここも好スタートから自分の競馬に持ち込めそう。
他に先行馬のユイノダンディズムがいますが、2番手でも競馬ができる馬ですから、そこまで競ってくるようなことはないかと。
末脚確かなウラヤとスズカゴウケツがどこまで迫れるかですが、自分から動いていくタイプではないので、ヒロシクンにとっては大きな脅威にはならないと考えます。
難しいのが相手候補ですが、対抗はスズカゴウケツにしました。
マイルはベストと言える距離。
狭いところをこじ開けて伸びてこられるので、内枠だったらもっと良かったのですが、、ヒロシクン以外の馬たちとは力差はないですから、末脚に期待します。
絆カップを連覇したウラヤもマイルは守備範囲。
昨年のトウケイニセイ記念は3着ですから、今年も上位争いでしょう。
初の重賞挑戦となるダブルラッキーまで。
◎8、ヒロシクン
〇7、スズカゴウケツ
▲6、ウラヤ
△5、ダブルラッキー

岩手競馬のリーディング上位の騎手で争う『ゴールデンジョッキーズシリーズ』が今年も開催されます!
今年の出場騎手はこちら↓
1位:山本聡哉騎手
2位:高松亮騎手
3位;山本政聡騎手
4位:菅原辰徳騎手
5位:高橋悠里騎手
6位:塚本涼人騎手
7位:山本聡紀騎手
8位:村上忍騎手
9位:鈴木祐騎手
10位:岩本怜騎手
11位:佐々木志音騎手
12位:阿部英俊騎手
総合優勝はどの騎手か、今年も注目です!!
*9日(火)水沢 第11R『オッズパーク杯ゴールデンジョッキーズシリーズ第1戦』1400m 16:25発走*
ここはJRA未勝利から移籍して5連勝中のショウナンナスカが圧倒的な存在です。
前走は久しぶりの水沢でB2への昇級戦でしたが、まったく危なげない競馬で勝利。
鞍上は菅原辰徳騎手。かなりの人気になると思いますが、力の違いで連勝に期待です。
ただメンバー的に確実な逃げ馬不在で展開が読めないのが難しいところ。
近走前に行っているレーヌデゼトワールは芝でのもので、久々ダートだった前走はダッシュがつかず中団から。
他の馬たちも中団後方からのレースが続く馬ばかりですから、スタート次第でどの馬が逃げてもおかしくありませんね。
ネバーエバーは前走差しての3着ですが、高松騎手だと思い切った騎乗が見られそうな予感。
佐々木志音騎手騎乗のツルマルゲッコーは叩き2戦目の良化に期待、このクラスで差のない競馬をしている高橋悠里騎手騎乗のヤマニンバルトロ、続けてのダート戦となる鈴木祐騎手騎乗のレーヌデゼトワール、門別からの移籍初戦となる阿部英俊騎手騎乗のヤマニンファリダまで。
◎11、ショウナンナスカ
〇5、ネバーエバー
▲12、ツルマルゲッコー
△4、ヤマニンバルトロ
△10、レーヌデゼトワール
△3、ヤマニンファリダ
3連単1頭軸ながし
11-5,12,4,10,3 20点
*9日(火)水沢 第12R『オッズパーク杯ゴールデンジョッキーズシリーズ第2戦』1600m 17:05発走*
第2戦は近走好調なメンバーが揃いましたが、11月26日に行われた『夢・希望 未来へ前進』上位組の再戦と考えます。
本命はそのレースを勝利したカナオールウェイズ。
内から先手を取って逃げる形から、最後までスピード衰えず逃げ切り勝ち。逃げなくても競馬ができる馬ですが、これまで以上に強い競馬を見せました。
佐々木志音騎手騎乗なので、積極的なレース運びを期待しています。
対抗は2着だったドテライヤツ。
カナオールウェイズには及ばなかったものの、3着を6馬身離しての決着。
今回のメンバーに入っても力上位で、岩手で存在感を増している山本聡紀騎手とのコンビも楽しみです。
前走早め先頭で勝った菅原辰徳騎手騎乗のリュウノハイル、内枠からロスなく運べそうな岩本怜騎手騎乗のモズユイユイ、前走からの巻き返しがありそうな高橋悠里騎手騎乗のタカマキファイブ、村上忍騎手騎乗のサンエントジアスタまで。
◎5、カナオールウェイズ
〇9、ドテライヤツ
▲3、リュウノハイル
△1、モズユイユイ
△11、タカマキファイブ
△4、サンエントジアスタ
3連単1頭軸ながし
5-9,3,1,11,4 20点
ということで、総合優勝は菅原辰徳騎手or佐々木志音騎手になるのではないか、と予想しています。
