昨日行われたダービーウイーク開幕戦『九州ダービー・栄城賞』は、1番人気のドンプリムローズが逃げ切り勝ち☆
スタートダッシュこそイマイチでしたが、内からじんわりハナを奪うと道中は軽快なリズムで逃げ、まったく危なげない走りで勝利しました。
2着は3番手を進んだオダツ、3着は2番手から踏ん張ったスイシンということで、結果的には行った行ったでしたね。
中団から進んだ2番人気サプールにとっては、厳しい展開となりました。
続いて行われるのは、明日の門別『北海優駿』です!
*31日門別 第12R 『北海優駿』 2000m 20:40発走*
本命にしたのはスティールキングです。
2歳時は重賞勝ちこそなかったものの、『ブリーダーズゴールドジュニアカップ』、『サンライズカップ』で2着。
さらに、ダートグレードの『北海道2歳優駿』でもタイニーダンサーにクビ差2着と迫りました。
『全日本2歳優駿』こそ9着に負けたものの、約4か月ぶりの実戦となった前走『北斗盃』で初の重賞制覇!
じわりと2番手につけると、直線力強く伸びて差し切りました。
オフシーズンに南関東へ移籍して使ってきた馬たちがいた中で、休み明けでこの競馬ができたことはさすがです。
一度使ったことでさらに状態アップも見込めるし、ここは順当にいってくれるのではないでしょうか。
対抗は『北斗盃』で2着に食い下がったジャストフォファン。
直線でスティールキングに並ばれてからももう一度伸びる根性を見せたし、抜かれてからもパタッと止まることなく踏ん張りました。
シーズンオフは南関東へ移籍し、新天地で揉まれて来ました。
その成果が見事に表れて、前走のトライアル戦も快勝。
前に行ける脚質も信頼できるし、今ならばトップクラスで十分勝負できると思います。
3番手評価はトライアル2着だったフジノパンサー。
内枠からハナを奪うと、3コーナー手前からジャストフォファンが並びかけてくるキツい展開になりましたが、直線で抜かれてからも粘り通しました。
ジャストフォファンには突き放されてしまいましたが、3着以下を6馬身離しての決着。
『北斗盃』4着の内容からも、展開一つで上位に食い込む可能性はあると思います。
南関東からの移籍初戦となるピットブル、『北斗盃』3着に追い込んだキングニミッツまで。
◎4、スティールキング
〇8、ジャストフォファン
▲9、フジノパンサー
△7、ピットブル
△6、キングニミッツ
いよいよ今年もダービーウイークが始まります!
今年は例年とは少し日程が違い、1週間で完結ではなく、3週間たっぷりと楽しむことができますよ。
・5月29日(日) 佐賀 九州ダービー・栄城賞
・5月31日(火) 門別 北海優駿
・6月 6日(月) 盛岡 岩手ダービー・ダイヤモンドカップ
・6月 7日(火) 名古屋 東海ダービー
・6月 8日(水) 大井 東京ダービー
・6月16日(木) 園田 兵庫ダービー
開幕戦は、恒例の佐賀『九州ダービー・栄城賞』。今年はいったいどんなドラマが見られるでしょうか♪
*29日佐賀 第11R 『九州ダービー・栄城賞』 2000m 18:10発走*
本命にしたのはドンプリムローズです。
門別でデビューして、佐賀移籍後は7戦6勝2着1回とパーフェクト連対中。
唯一負けた『飛燕賞』は、トリッキーな展開になってしまったことも大きかったように思います。
その時に負けたサプールは強敵ですが、巻き返しは十分可能ではないでしょうか。
前走は全国交流戦の『ル・プランタン賞』を快勝。
3コーナー先頭で、ゴール前はかなり余裕がありました。
好位から上手にレースができるところも信頼できるし、牝馬ですがダービー制覇に向けて期待しています!
対抗はサプール。
『飛燕賞』では、前半かなりのハイペースの中後方に付け、ペースが落ちた向正面で一気のマクリで先頭へ。
そのまま追いすがるドンプリムローズを離して勝利しました。
ここ2戦は負けていますが、それは古馬と戦ってのもの。
3歳世代ならば、間違いなくトップクラスの実力の持ち主です。
先行有利な佐賀において、あまりダッシュ力がないところが本命ではなく対抗にした理由。
長くいい脚を使えるので、この馬がどの辺りで動いて来るかでレースが大きく変わると思います。
3番手評価はスイシン。
JRA未勝利から佐賀へ移籍して、安定した成績を残しています。
移籍初戦はサプールに完敗していますが、その後レースを使うごとに成長を見せ、強くなってきました。
前走は3歳1組で、3コーナー先頭から直線も後続を突き放す強い内容で勝利。
上位2頭にどこまで食い下がれるか楽しみです。
久しぶりを2度叩いたオダツ、5連勝中のコスモカットまで。
◎2、ドンプリムローズ
〇3、サプール
▲8、スイシン
△10、オダツ
△1、コスモカット
今日は園田競馬場で、グランダム・ジャパン3歳シーズンの7戦目『のじぎく賞』が行われます。
現在は若草賞と東海クイーンカップを連勝したクラトイトイトイが30ポイントで圧倒的な1位。
このレースで3連勝となれば、ほぼ女王が確定します。
*園田19日 第10R 『のじぎく賞』 1700m 15:55発走*
本命はやはりクラトイトイトイ。
若草賞では好位の内から進み、直線で外に切り返すと突き抜ける強い競馬でした。
続く東海クイーンカップではハナを奪い、勝負所で一度並ばれたものの、直線でエンジンが掛かったら力が違いましたね。
この2戦で戦った馬たちとはもう勝負付けが済んでいるし、初めての園田も前に行ける器用さがあるので問題なし。
ここは3連勝濃厚と考えています。
対抗はナツ。
園田デビューから南関東へ移籍して、再び園田へ。
前走の再移籍初戦では、好位の内で少し狭くなる場面もありながら、直線で外に出すと突き抜けました。
2歳時には園田プリンセスカップでクビ差の2着という実績があるし、南関東でもオープンで好走。
全国レベルの力があるのは証明済み。
クラトイトイトイにどのくらい迫れるか、楽しみな一戦です。
高知のディアマルコは、若草賞、東海クイーンカップとクラトイトイトイの2着にがんばりました。
若草賞では、道中中団から最後の直線で猛然と追い込んで来るという競馬でしたが、東海クイーンカップでは好位から自分で動いて行くという進化を見せました。
まだまだ成長の余地はありますが、現状でも上位争いに絡む力はあると思います。
牡馬相手の駿蹄賞で2着だったキタノアドラーブル、梅桜賞を勝ったモズキンボシまで。
◎4、クラトイトイトイ
〇10、ナツ
▲11、ディアマルコ
△2、キタノアドラーブル
△3、モズキンボシ
昨日佐賀競馬場で開催された、SJT2016ワイルドカード。
今年も熱い戦いが繰り広げられましたよ♪
出場騎手は12名。
前列左から、吉村智洋騎手(兵庫)・下原理騎手(兵庫)・大畑雅章騎手(名古屋)・藤田弘治騎手(金沢)・村上忍騎手(岩手)・桑村真明騎手(北海道)
後方左から、鮫島克也騎手(佐賀)・赤岡修次騎手(高知)・左海誠二騎手(船橋)・向山牧騎手(笠松)・山本政聡騎手(岩手)・阿部龍騎手(北海道)
名古屋の安部幸夫騎手が負傷のため欠場となってしまったのはとても残念です...
代わりに岩手の山本政聡騎手が初出場となりました。
第1戦は鮫島騎手がハナを奪うと、大畑騎手、左海騎手、下原騎手が先行争いに参戦。
ジョッキーレースに相応しくハイペースな展開になりました!
勝負所でも鮫島騎手が気持ち良く逃げ、下原騎手が追いすがります。
直線は2頭の叩き合いになり、外からグイッと伸びた下原騎手が半馬身差で制しました。
下原騎手は昨年大きくジャンプアップして兵庫第2位に進出。
さらに、今年は勢いを増して兵庫リーディングを快走中。
初のSJTの舞台でも、力強いレースを見せてくれましたね。
1着 下原理騎手
2着 鮫島克也騎手
3着 山本政聡騎手
4着 吉村智洋騎手
5着 左海誠二騎手
そして運命の第2戦、人気を背負った赤岡修次騎手が、押して先手を奪います。
マイペースの逃げにたまらず、スタンド前で鮫島騎手が並びかける展開になりましたが、
3コーナー辺りからは、赤岡騎手の独走態勢。
後続をグングンと突き放し、余裕の勝利でした。
2着は中団から追い込んで来た山本政騎手、3着は同じく岩手の村上騎手となりました。
1着 赤岡修次騎手
2着 山本政聡騎手
3着 村上忍騎手
4着 桑村真明騎手
5着 阿部龍騎手
ということで、総合成績は3着2着と安定していた山本政騎手が第1位!
第2戦を勝った赤岡騎手が第2位で、SJT本戦への出場を決めました。
山本政騎手は安部幸夫騎手の負傷により急遽の出場でしたが、この短期決戦で安定した力を見せてくれましたね。
SJT第1ステージは地元盛岡だし、弟・山本聡哉騎手との兄弟対決も楽しみです。
赤岡騎手はSJT2度の優勝経験の持ち主。
本戦でもその存在感を見せてくれそうです。
そして...
1ポイント差に泣いた、第3位の下原騎手。
今年もたった1ポイントで本戦に行けるかどうかが決まる、熱い戦いになりました。
山本政騎手、赤岡騎手には、ぜひ本戦でも大暴れして欲しいです!!
SJT第1ステージは6月13日(月)盛岡競馬場、最終決戦の第2ステージは7月7日(木)名古屋競馬場で行われます。
GWダートグレード戦線のトリを飾ったのは、例年以上に超豪華メンバーが集結したかしわ記念。
ソルテが逃げる形になり、2番手を追走したコパノリッキーが、2014年に続く勝利を挙げました!
1着コパノリッキー。
武豊騎手
「今日は僕が乗った中で一番落ち着きがありました。メンコを着けていたのもあるかもしれないけど、レース前は心配になるくらい落ち着いていましたね。
スタートして揉まれるポジションになることを心配していましたが、1コーナーで上手く外に出せたので、そこが大きかったです。
道中もいい感じで走ってくれたし、終始手応えがよかったです。
ここ3走は本来の走りができなくて、なんとか巻き返したいと思っていました。だから、勝ててとても嬉しいです。
本当に力のある馬で、スピードもあるし2000前後も問題ないけどマイルもいいですね」
村山明調教師
「タルマエが出ていたら完全にベストメンバーと言えるくらい、すごく強いメンバーが揃った中でよくがんばってくれました。
スタートして包まれるかと思ったけれど、上手く外に出して砂を被らない位置が取れました。
この後は馬の様子を見てですが、夏はお休みして、南部杯に行くかアメリカのブリーダーズカップに行くかオーナーと相談します」
2着は南関東で破竹の7連勝を飾っていたソルテ。
古馬になって初のダートグレード挑戦でしたが、逃げてマイペースで進み、コパノリッキーに抜かれてからもよく粘りました。
吉原寛人騎手
「ハナに行くかどうかはリッキー次第と思っていましたが、スタートが決まったので行きました。
いいペースで行けたし、絡んで来る馬もいませんでしたね。
欲を言えば、もう少しリッキーを閉じ込められていればなと思います。
でも、抜かれてからももうひと踏ん張りしてくれたし、ダートグレードでも通用するレベルだということがわかりました。
本当に力を付けているし、負けはしたけれど次に繋がるレースができたと思います」
寺田新太郎調教師
「このメンバー相手に、本当によくがんばってくれましたね。
この後は馬の様子を見ながらですが、京成盃グランドマイラーズを予定しています。
今後の最大目標は川崎のJBC(1400m)です」
3着は3番手を進んだベストウォーリアが踏ん張りました。
戸崎圭太騎手
「この馬自身よくがんばってくれましたが、前残りの展開になって、前2頭に行かれてしまいました」
4着は追い込んで来たノンコノユメ。
加藤征弘調教師
「今日は小回りということもあって、この馬本来の脚を使うことができませんでした。
レースから戻って来て、ケロっとした顔してるんだから...
次は帝王賞の予定なので、巻き返したいと思います!」
5着はサウンドトゥルー。
大野拓弥騎手
「久々のマイルでしたが、道中は感じよく進めました。
ただ、時計の掛かる馬場が少し堪えたのか、脚を取られてました...。
その中でよくがんばってくれたと思います」
1番人気に支持されたモーニンは8着という結果に。
ミルコ・デムーロ騎手
「スタートはまぁまぁだったし、砂を被っても大丈夫でした。
ただ、3コーナーで手前を変えてからフワフワしていました。初めて4つのコーナーのコースを経験したので、戸惑ったのかもしれません」