明日24日は全国で3つの重賞が行われます!
*24日水沢 第10R『みちのく大賞典』 2000m 16:25発送*
ここはなんといってもダービー馬に輝いた【アスペクト】に注目☆
『みちのく大賞典』に3歳馬が挑戦するのは初ということですが、ダービーという大一番を終えここに駒を進めて来たからには、好調キープと見ています。
前走の『岩手ダービー・ダイヤモンドカップ』では、【ロッソコルサ】との壮絶な一騎打ちを制して、改めてその力を証明しました。
気が小さいところがあり、慣れない南関東暮らしではあまり成績を上げられませんでしたが、岩手に戻って本来の姿を取り戻しましたね。
右回りでいきなりの古馬重賞、しかもなかなかの好メンバーが揃っている今回、どんな戦いを見せてくれるか楽しみです。
対抗は6連勝中の【オウシュウサンクス】。
久しぶりの重賞挑戦になりますが、勢いは一番でしょう。
前走『あすなろ賞』では自ら逃げて、最後まで本当によく粘りました。
メンバー的にも揃っていたので、あのレースで勝てたことは自信になったのでは。
◎6、アスペクト
〇11、オウシュウサンクス
▲12、トーホクキング
△4、カミノヌヴォー
*24日福山 第10R『福山チャンピオンシップ』 1800m 17:10発走*
ここは【アグリノキセキ】に注目☆
『福山ダービー』ではジワッと逃げて、3,4コーナーから突き離す強い内容でした。
前走の『東海ダービー』ではさすがにメンバーが強かったけれど、遠征して揉まれたことはこの馬にとってプラス。
さらに進化した姿を見せてくれるのではないでしょうか。
対抗は【クーヨシン】。
『福山ダービー』はスタート後ダッシュがつかずに中団からとなりましたが、最後はさすがの追い上げを見せてくれましたね。
ここ最近は勝ち切れませんが、実績、能力共に上位の存在です。
◎9、アグリノキセキ
〇1、クーヨシン
▲7、クロクモ
△6、フクノツール
*24日帯広 第11R『柏林賞』 20:00発走*
4歳世代の三冠初戦、ここはトップハンデでも【オイドン】から。
唯一のオープン馬ということで、牝馬とは50キロ差、他の牡馬とも30キロ差の荷物を曳きますが、2走前の『ライラック賞』でも同じ斤量差で勝っているように、ここでは力上位の存在。
2着争いが難しいところですが、牝馬【ブラックパール】に注目。
最軽量の670キロを生かして積極的な競馬を期待しています。
◎3、オイドン
〇2、ブラックパール
▲4、レットフジ
△8、アアモンドマツカゼ
第4戦は園田『東海ダービー』。
勝ったのは牝馬の【メイレディ】でした☆
ここまで無敗の成績を誇る【ポワゾンブラック】が1番人気、【メイレディ】が2番人気で迎えたこのレース。
【メイレディ】がロケットスタートを決めてハナに立ち、対する【ポワゾンブラック】は中団外の位置取り。
道中は【メイレディ】のキムタケ騎手が後続を見ながら引きつけて逃げ、【ポワゾンブラック】は他馬と馬体を併せたくないのか、4番手のかなり外を進みます。
レースが動いたのは2周目の向正面。
【ポワゾンブラック】が持ったまま2番手に上がり、先頭を行く【メイレディ】に馬体を併せて行きます。
3コーナーの入り口で少し気合いを付けられた【メイレディ】のエンジンが掛かり、3,4コーナーは持ったままの手応え、
対する【ポワゾンブラック】はかなり追っ付けている状態で、手応えは【メイレディ】が優勢。
直線に突入したところで【メイレディ】が突き離すと、そのまま押し切るかに思われましたが、ここで【メイレディ】の脚色が一杯になり、一度は突き放された【ポワゾンブラック】が盛り返す...
それでも、【メイレディ】が粘って3/4馬身差で逃げ切りました!!
いや~本当に見ごたえのあるレースでした。
キムタケ騎手、さすがですね!
3コーナー入口で一度エンジンを掛けてから、3,4コーナーでは息を入れる。
対する【ポワゾンブラック】は終始追い通しでしたから、直線に向いてからの差が出ましたね。
【メイレディ】は、福山『若草賞』2着、佐賀『ル・プランタン賞』1着、園田『のじぎく賞』2着という成績で、グランダム・ジャパン3歳シーズンの女王にも輝きました☆
この後は休養して秋に備えるということですから、暑い夏をゆっくり過ごして、さらなるパワーアップを期待しています。
今回初めて黒星がついてしまった【ポワゾンブラック】も休養に入るそうです。
じっくりとリフレッシュして、再びパワフルな走りを見せて欲しいですね!
最終戦の第6戦は、名古屋『東海ダービー』。
勝ったのは23歳の今井貴大騎手騎乗、【マイネルセグメント】でした☆
最初は中団後方にいた【マイネルセグメント】でしたが、1周目のホームストレッチで積極的に動いて3番手まで進出。
3コーナー入口でゴーサインを出すと、4コーナー先頭から直線へ。
【ブライトシンプー】との激しい叩き合いに、後ろから【ネオンオーカン】が伸びて来たところがゴール。
結局、3着までがアタマ・アタマ差という大接戦でした!!
若きダービージョッキーとなった今井騎手は...
「まさか...とは思いましたけど、すごく嬉しかったですね。
前走の『駿蹄賞』の時、外に出せなくて詰まって詰まって負けてしまったので、ダービーでは思いっきり乗ろうと思ってました。
最後、僕の追い方がバラバラになってしまいカッコ悪かったです(苦笑)
4コーナー手前で、もしかしたら勝てるかも?!と思って、直線は気持ちが先走っちゃって...。
馬が最後まで本当によく頑張ってくれましたね。
この馬は最初のうちは腰がゆるかったり、気難しいところもあったんですけど、レースを使いながら変わって来てくれました。
調教も毎日つけているし、僕にとって初重賞も獲らせてくれた馬で、すごく想い入れが強いです。
レース後も元気だし、この後は大井に行く予定だと聞いてます。
ジョッキー人生の中で、一度はダービーを勝ちたいと思ってたけど、まさかこんなに早く勝てるとは思ってなかったです。
周りもすごく喜んでくれたし、ダービージョッキーの名に恥じない騎手になりたいです!」
日本初の平成生まれジョッキーとして話題になった今井騎手が、23歳にしてダービージョッキーの称号を手にしました。
同じく23歳の本橋孝太騎手もそうですが、今年のダービーウイーク、若さみなぎる新しい力を見せつけてくれましたね。
7月11日の『ジャパンダートダービー』が楽しみです♪
第3戦は、門別『北海優駿』です!
ここは1番人気【ニシノファイター】が、3/4馬身押し切って勝利☆
好スタートを決めた【ニシノファイター】でしたが、外から【ハイタッチ】が行くのを待って、外2,3番手につける展開。
3コーナーでは他の馬たちの手が動くも、【ニシノファイター】はもったままでジワッと先頭に並びかけます。
直線入り口で先頭に立つと、ゴール前は粘る馬追い込んで来る馬が押し寄せて大接戦になりましたが、【ニシノファイター】は終始先頭を譲らずに、着差以上に強い印象でした。
これで堂山調教師は『北海優駿』4連覇!!
これはものすごい記録ですね。
「いやいや、まぐれですよ(照)
ニシノファイターはレース後の疲れもなく、すごく元気ですよ。
昔はやんちゃなところがあったし、ムキになって走ってたけど、今回はだいぶ大人になって落ち着いていましたね。
この後のローテーションは、いろいろ考えているところです。
8月23日の門別『王冠賞』と、11月25日の水沢『ダービーグランプリ』を目指したいですね。
ちょっと間隔が空くので、『王冠賞』の前に地元OPを使うかもしれません。
狙ったレースはきっちり獲って行きたいです!!」
『JDD』には向かわない予定だそうですが、真夏の『王冠賞』、そして秋の『ダービーグランプリ』と、すでに先を見据えている堂山調教師。
大人になった【ニシノファイター】が、どんなレースを見せてくれるか楽しみです♪
第4戦は、大井『東京ダービー』でした。
ここは6番人気【プレティオラス】が、直線豪快に差し切って勝利☆
2着も同厩舎・同馬主の【プーラヴィーダ】が頑張ったため、口取りは珍しく2頭で行われました!
こういう光景は、微笑ましいですね。
それにしても...
鞍上の本橋孝太騎手は23歳、管理する森下淳平調教師は32歳という、実に若いコンビでのダービー制覇。
これからの地方競馬をリードしてくれるであろう、強烈なパワーと勢いを感じました!!
今年のダービーウイークも、各地それぞれ盛り上がりましたね!!
怒涛の一週間開催だったので、1つ1つのレースを落ち着いて振り返ることが出来ないでいましたが、
ダービーウイークが終わって一週間、ここでじっくりと振り返りたいと思います。
まず第1戦は、佐賀『九州ダービー・栄城賞』。
荒尾が廃止になってしまったし、唯一の遠征馬だった高知の【サンダーボーイ】が出走取り消しとなってしまい、今年は佐賀勢のみでの戦いとなりました。
レースは圧倒的な1番人気に支持された【エスワンプリンス】が圧勝☆
スタートはそれほど良くなくて遅れを取るも、すぐに上がって外2番手につけます。
押して上がったにもかかわらず、すぐに折り合いがつくところがさすがだと思いました。
2周目の向正面でハナに立つと、強気に後続を離しにかかります。
直線を向いたらもう独走。
最後さらに突き離して、8馬身差の勝利でした。
鮫島騎手が行けと言ったら行くし、待てといったら待つことも出来る。
鞍上の意図に素直に従うことは、大きな強みです。
馬体重が計量不能だったりと、まだまだ精神的な課題はありますが...
レース後も順調に調整を重ねて『JDD』を目指しているそうですから、九州代表として期待しています!!
そして第2戦は、盛岡『岩手ダービー・ダイヤモンドカップ』。
このレースは、【アスペクト】VS【ロッソコルサ】の人気2頭の一騎打ちになり、【アスペクト】が渋太く粘って逃げ切り勝ち☆
スタートして、【アスペクト】は外から押して押してハナへ、対照的に【ロッソコルサ】は持ったままで2番手に取り付きます。
道中は【アスペクト】が軽快に飛ばして逃げ、【ロッソコルサ】がマークして、後続馬たちは離される一方。
3,4コーナーで【ロッソコルサ】が持ったままで並びかけると、【アスペクト】は手が動いて苦しい展開に見えましたが...
直線2頭の叩き合いに、最後の最後【アスペクト】がグイっと伸びて2馬身差で勝利!
3着以下を大差で引き離す、2頭の激しい戦いでした。
勝った【アスペクト】は、圧倒的な力で岩手2歳チャンピオンに輝いた馬。
その後南関東に移籍しましたが、これで岩手に戻って2連勝。
名実ともに岩手を代表する馬になりましたね。
この後は、24日の水沢『みちのく大賞典』を目指す予定。
1月の水沢『金杯』で大敗したこともあり、右回り克服が課題。
このレースの様子を見て『JDD』も考えるということですから、まずは『みちのく大賞典』で好レースを期待したいですね。
昨日の『関東オークス』は、船橋の【アスカリーブル】が快勝でした☆
強敵を相手に、本当に強いレースを見せてくれましたね。
ゴール直後、今野忠成騎手は大きく右手を上げて喜びを表現!!
「どうだ、見たか!と思って手を上げました(照)
今日は思った通りのレースが出来ましたね。どんなレースでもこなせるところがこの馬の強みです。
短い距離だと忙しいけど、長いぶんには大丈夫。すごく乗りやすい馬です」
とパートナーを称えていました☆
川島正行調教師は、
「次走はまだ未定ですが、クラーベセクレタに匹敵するような馬になって欲しい」
と言っていましたから、今後のさならる活躍に期待したいです。
このレースには、話題の【マシュマロ】も出走しましたが、残念ながら4着という結果に。
パドックではナイターの光を背に、本当に白く輝いていました。
【ユキチャン】は鼻のあたりが少しピンクがかって見えましたが、【マシュマロ】はまさに真っ白。
レース後、上気した肌が少しピンクがかって、さらに神秘的な光を放っていました。
今回は残念だったけど、まだ3歳春シーズンですから、また成長した姿を見せて欲しいですね。
そして今日は、門別で『北海道スプリントカップ』が行われます!!
*14日門別 第11R『北海道スプリントカップ』 1200m 20:00発走*
注目しているのは【タイセイレジェンド】。
まだタイトルがありませんが、重賞でもあと一歩のところまで来ている馬。
今回は初の地方遠征になりますが、門別は広めのコースなので上手にこなしてくれるでしょう。
内枠に入ったので、積極的な競馬を期待してます。
【セレスハント】は脚の使い所が難しい馬で、勝つ時は強いんだけど脆い面も持っています。
今回は前に行く馬がけっこういるので速い流れになると見て、楽に追走出来るようなら昨年の『東京スプリント』の再現もあるのではないでしょうか。
【サマーウインド】は久しぶりだった『東京スプリント』が7着ながら最後いい脚で追い上げて来て、次は...と期待させる内容でした。
だからこそ、前走は案外なレースでガッカリでしたが、体調さえ戻れば格が違う能力を持っています。
トップハンデでも侮れないでしょう。
◎2、タイセイレジェンド
〇10、セレスハント
▲13、サマーウインド
△9、トウショウカズン