日曜日に行われた『第79回日本ダービー』、本当に感動的でしたね。
ゴール後、岩田ジョッキーの涙を見て、改めて競馬の素晴らしさを実感しました。
当日は朝から一日検量室前でレポートを担当したのですが、岩田騎手は新人騎手に次ぐ2番乗りで検量室にやって来て、体をほぐしたり過去のダービー映像を見たりしていました。
1Rには騎乗がなく2Rからでしたから、かなり早めに検量室に来たことになります。
その辺りからも、ダービーに賭ける熱い想いを感じました。
『さつき賞』から大きな成長を見せてくれた【ディープブリランテ】。
パドックに登場した姿は、筋肉が内側から張り出していて、タテガミもびっくりするくらいサラサラ。
鋭い目つきで周りを見渡していましたが、感情が高ぶることなく、落ち着いて歩いていました。
管理する矢作芳人調教師は大井出身。
安藤貴英調教助手は、名古屋の元ジョッキー。
そして園田が生んだ天才、岩田康誠騎手。
地方競馬に縁の深い方たちが、日本の最高峰のレースを勝ったこと、とても嬉しく想いました。
この後は特にレースを決めずに、馬の成長に合わせて様子を見るということですから、順調に夏を過ごしてまたパワフルな走りを見せて欲しいですね。
さて、明日は浦和競馬場で『さきたま杯』が行われます!!
ここはダービージョッキーとなった岩田騎手騎乗の【セイクリムズン】の4連勝に期待しています。
*浦和11R 『さきたま杯』 1400m 17:45発走*
ここ3戦は本当に強い内容だし、岩田騎手が自信を持って騎乗していますね。
斤量も56キロだし、今回も強いレースを期待しています。
◎6、セイクリムズン
〇4、トウショウカズン
▲10、スターボード
△12、ダイショウジェット
☆5、ナイキマドリード
今日18:00から、新馬券『7重勝単勝式』の発売が開始されます!!
当初は12日からの発売を予定していましたが延期となり、ついに今日から発売が実現します。
7重勝単勝式についての詳細はこちら → 7重勝単勝式発売開始
発売競馬場は佐賀のみ、そして発売はオッズパークのみの新馬券。
佐賀の後半7レースの1着を当てるということで、最大2億円のチャンスです☆
これまで競馬を楽しんで来た人もそうでない人も、ぜひチャレンジしていただきたいですね。
今日の18:00から発売されるのは、明日の開催の前売りです。
明日の対象レースは、第6R~第12R。
早速予想してみたいと思います。
*第6R C1-5組C1 1400m 13:30発走*
本命は【シルキーカレント】。現在佐賀で4連勝中、その前の笠松も合わせると5連勝中。
タイムも優秀だし、ここも通過点でしょう。
◎5、シルキーカレント
*第7R 3歳―4組3歳 1400m 14:00発走*
1枠に入った【ロングストライド】。好位から競馬が出来る馬だし、内を利用してハナを主張することも出来そう。
終いがちょっと甘いけれど、このクラスなら力上位。
【ロクイチグローリー】は中団から競馬する馬で、道中楽に追走出来るといい脚を発揮してくれる馬。
50キロで騎乗出来る、小山騎手の【シゲルノイチゴ】も気になる存在。
◎1、ロングストライド
〇6、ロクイチグローリー
▲9、シゲルノイチゴ
*第8R C2-10組C2 1400m 14:30発走*
前走1番人気ながら伸びきれなかった【イサミスマイル】の巻き返しに期待。
快勝した【サマーパステル】、引き続き好勝負してくれるのでは。
◎3、イサミスマイル
〇7、サマーパステル
*第9R 3歳-2組3歳 1400m 15:30発走*
中央からの転入初戦を快勝した【リバーデュランダル】、このメンバーに入っても十分通用するはず。
相手は【ライムフレーバー】。佐賀ではまだ底を見せていません。
◎6、リバーデュランダル
〇7、ライムフレーバー
*第10R C2-8組C2 1400m 16:05*
大崩なく安定して走れる【トウショウエルスト】が本命。
なかなか勝ち切れないけれど、【タイガープリンセス】の一発も警戒。
◎9、トウショウエルスト
〇8、タイガープリンセス
*第11R あやめ特別B1-1組 1750m 16:40発走*
佐賀初戦となる【アティロン】に期待。
これまで戦って来た相手を考えると、いきなりでも即通用出来そう。
相手は【マイネルサンリット】。このクラスはいつ勝ってもおかしくない存在です。
◎7、アティロン
〇8、マイネルサンリット
*第12R B2-2組B2 1400m 17:15発走*
本命は【メイショウブリッジ】。長期休養明けから佐賀へ転厩、2戦戦って走り頃。
対抗は【カシノアベベ】。あと一歩足りず勝ち星を逃しているけれど、ここでは能力上位の存在。
◎3、メイショウブリッジ
〇2、カシノアベベ
ということで48通りとなりました。
さぁ7重勝初日はどんな結果になるでしょうか♪
そして、第3回福永洋一記念のお話。
第10Rに組まれているため、すでに日が沈んで完全なナイターに。
パドックではたくさんのファンの皆さんが馬たちを見つめました。
1番人気は赤岡修次騎手騎乗の【シーアクロス】、2番人気は中西達也騎手騎乗の【チュニジアンブルー】。
レースは中西【チュニジアンブルー】が好スタートを切りますが、内枠を利用して宮川実騎手騎乗【コスモワッツミー】がハナを主張。
道中は半馬身差で先頭をキープし、【チュニジアンブルー】【シーアクロス】と人気馬が続きます。
勝負所の3コーナーでは、逃げる【コスモワッツミー】の宮川実騎手の手が盛んに動いていましたが、4コーナーでは引きつける余裕もあり、直線は後続を突き離しての勝利☆
ゴール手前で宮川実騎手のガッツポーズが炸裂する完勝劇でした。
宮川実騎手
「本当に勝ちたかったんで、最後まで頑張りました。
すごく行きっぷりもよかったし、これしかないかなと思って逃げる形になりました。
並ばれてからまた反応してくれて...本当に馬に感謝です。
怪我から復帰する前に第一回の福永洋一記念があって、自分がまだ復帰する勇気もなかった時で。
あの時TVで洋一さんの姿を拝見して、本当に感動と共に涙が溢れてきました。
僕の背中を押してくれたのは洋一さんです。
感謝の気持ちでいっぱいで...今日このレースを勝てて本当に嬉しいです。
(福永洋一さん・祐一さんへ)
上手くしゃべれないんですけど...
本当に復帰する、復帰してからもなんですけど、常に自分の気持ちを奮い立たせてくれる存在で、毎年こうやって競馬場に足を運んでいただき、さらに洋一さんと祐一さんの前で勝てたことが本当に嬉しいです。
感謝の気持ちでいっぱいです。
(ファンのみなさんへ)
今日は一日中、遅くまで本当にありがとうございました。
今日、2回もこの場に立てたのは、本当に温かい声援のお陰です。
これからももっと面白いレースをします。
応援よろしくお願いします」
2010年6月2日の記事『宮川実騎手復活!!!』で書かせていただきましたが、左目失明という大きな怪我を乗り越えてジョッキーとして復帰する時、力をくれたのが『福永洋一記念』であり、洋一さんの姿だったそうです。
だからこそ、このレースを勝ちたいと強く思っていた宮川実騎手。
橋口アナが言っていた通り、まさに気迫の騎乗でした。
『第3回福永洋一記念』は、花の15期生たちの同窓会で大いに盛り上がり、武豊騎手・福永祐一騎手によるカツオの叩きの振舞いでみんなが笑顔になり...
そして、宮川実騎手の勝利で大きな大きな感動をもらいました。
また来年もこの場所で、伝説の続きを見たいです。
続いては競馬場での出来事です。
この日は『福永洋一記念』を盛り上げるために様々な出来事がありました!!
まず第3Rには中央交流戦が組まれ、JRAの武豊騎手が登場☆
パドックにはたっくさんのファンが集まっていました!
レースは、高知所属の【レーザーブレイド】が、2番手から抜け出して快勝。
鮮やかなレースぶりにさらなる可能性を感じたし、今年4月に開業したばかりの打越勇児調教師、大きな怪我を乗り越えて進化し続ける宮川実騎手と共に、高知を代表するような馬になって欲しいです。
騎乗を終えると、武豊騎手&福永祐一騎手がトークショーを行いました。
レースの時とは違った穏やかな表情で、仲良しのお2人ならではのエピソードを交えながらのお話はとても面白かったです。
さらにファンの方々が喜んでいたのが、福永祐一騎手による「カツオの叩きの振舞い」です!!
かなり煙そうですが...
武騎手と一緒に、美味しいカツオの叩きを作って下さいました♪
檀上でたくさんのファンに注目されているにも関わらず、お2人とも真剣にカツオを頬張る姿に、よっぽど美味しいんだろうな~と感じました笑
高知のカツオは最高ですよね☆
一人一人に手渡しで振る舞って、ファンの方々がみんな笑顔になっていましたよ!!
こういうファンとの交流は、見ている方も心が和みます。
そして、大きな注目を集めていたのが『花の15期生』たちの同窓会。
岡部幸雄さん、柴田政人調教師、伊藤正徳調教師、作田誠二調教師、武永祥さん、丸山雅夫さん、目黒正徳さん、星野信幸さん
という超豪華メンバーです。
もともとみんな仲が良く、今回が44回目の同窓会なんだそう。
福永洋一さんを囲んでの記者会見では、それぞれの方の洋一さんとのエピソードや想いを語って下さいました。
話ながら、少年のような笑顔になっているのがとても印象的。
いくつになっても、同期生が集まると昔に戻るんでしょうね。
今年も昨年と同じく、『福永洋一記念』に合わせて高知の旅を実行!
まずは、引退馬たちの養老牧場『土佐黒潮牧場』に行って来ました♪
高知空港から車で約40分。
山の中の林を切り開いて作られたこの牧場に来ると、本当に心が癒されます。
ニューフェイスの【ヘッドライナー】くんも、すっかり馴染んでいましたよ。
どうにもアゴが痒い様子の【アドマイヤスバル】くん☆
ラチにアゴをぐいぐい押しつけて遊んでました。
ちょっと斜に構えて上から目線している【チャンストウライ】氏!!
スーパーオンザまゆ毛な【ラガーチャンピオン】くん。
お部屋に戻ると、う~う~言いながら気持ち良さそうに寝転がってました。
こちらは【エイシンガイモン】氏。
まるで容疑者のように、常に目線を隠していました笑。
覗き込んで目を見ようとすると...
地団太踏んで怒られました。
ガイモン氏、邪魔してごめんね。
遊んでくれた【レガシークレスト】くん。
私の手の匂いをクンクンしていました笑
他にも愛らしくてのんびりした馬たちがいっぱい!!
現役時代とはまた違った、穏やかな生活を送っています。
競走馬の余生というのはなかなか難しい問題ですが、現役の競走馬たちを心から応援するためにも、引退馬たち、功労馬たちには穏やかな余生を過ごしていて欲しいです。
こういう養老牧場の存在は大きな心の拠り所になっていて、私にとって黒潮牧場はパラダイスのような場所。
滞在時間は2時間もありませんでしたが、吹き抜ける風も心地よくて、本当に癒されたしパワーをもらって来ました!!