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2015年10月 アーカイブ

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今週の見どころ(10/24~10/26)

 10月25日(日)のメインには古馬重賞・北見記念が組まれています。帯広単独開催になってからの過去8回で、1番人気の勝利は1回のみで、3着以内に5番人気以下が9頭も入っているやや波乱傾向もあるレース。昨年は、6番人気のフクドリが重賞初制覇を成し遂げています。今年も伏兵の台頭があるのか、それとも人気馬が実力を見せつけるのか。注目の一戦です。

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【第15回開催1日目】
 10月24日(土)のメイン第10レースは、能取湖特別(A1級・20:10発走予定)
 前開催にはA1級の特別戦は組まれておらず、2開催前の秋陽特別(A1級混合)の結果が参考になりそう。同レースはオープン4頭、A1級4頭による争い。3着だったダイコクパワーに期待します。障害での腰の入りはイマイチでしたが、5番手で越えると、1着ショウチシマシタから4秒8差まで押し上げてきました。その勝ち馬はすでにオープンへ昇級しており、オープン馬である2着ホクショウマサルもここにはいません。3走前には同じくオープン混合だった玉泉館特別を制している実績を考えれば、A1級限定のここは負けられません。
 玉泉館特別(オープン・A1級混合)3着、秋陽特別4着のコウシュハクィーンも有力です。両レースともダイコクパワーより先に第2障害を越えながら終いの伸びを欠く内容。ダイコクパワーが障害で苦戦するようなら、逃げ切りも十分でしょう。
 A1級特別初挑戦の2頭が続きます。カンシャノココロはA2級の特別戦(混合戦含む)2戦2勝、9月に行われた4歳重賞・銀河賞2着の実績を考えれば、格負けはなさそう。賞金別定10キロ増は微妙ですが、4歳馬の10キロ減で相殺。流れに乗れれば押し切るシーンも。サクラリュウは今季18戦して掲示板を外したのは3回だけという堅実派。今回がA1昇級初戦でも障害力を生かし好勝負できそうです。

【第15回開催2日目】
 10月25日(日)のメイン第10レースは、第36回北見記念(20:10発走予定)。基礎重量850キロから、今季の収得賞金80万円につき10キロ増となる別定重賞戦。フジダイビクトリーが30キロ増の880キロでトップハンデ、オイドン、コウシュハウンカイが20キロ増、オレノココロ、ニュータカラコマが10キロ増での出走となります。
 昨年のこのレース2着馬ホクショウユウキに期待します。昨季連に絡んだのは2度だけですが、それが岩見沢記念(820キロ)1着、そしてこの北見記念(860キロ)とこれくらいの負担重量にいちばん適性がありそうなタイプ。今季も春から夏にかけての重賞ではイマイチでしたが、9月の岩見沢記念では第2障害ひと腰クリアから見せ場を作って4着に好走。前走のオープン-2組特別ではあっさり逃げ切って快勝と、上げ潮ムードでの参戦です。しかも昨年のこのレースより10キロ軽い850キロなら、逃げ切りが視野に入るでしょう。
 インフィニティーは今季重賞では4、4、3、3、3着と常に善戦。障害にはまったく不安がないだけに、850キロへの増量もプラスに働きそう。昨年の3着以上を目指します。
 ニュータカラコマは、7月の北斗賞(4着)以来、約3カ月ぶりだった前走のオープン-1組特別で差し切り勝ち。久々を感じさせませんでした。高重量戦になると障害が甘くなりがちですが、いざ越えてしまえば、抜群の決め手で、上位争いできそうです。
 オレノココロコウシュハウンカイの5歳の牡馬2頭は、春シーズンに重賞を1勝ずつ。ともに860キロは初の重量となるだけに試金石といえそうです。

【第15回開催3日目】
 10月26日(月)のメイン第10レースは、端野峠特別(B1級混合・20:10発走予定)
 出走9頭中7頭が4歳で、そのうち牝馬5頭は前開催の紅バラ賞(4歳牝馬オープン)で対戦しています。なかでも注目は、フェアリードールでしょう。B2級特別で5戦して2勝、2、3着各1回の安定した成績。B1昇級初戦となった紅バラ賞では、逃げ切り寸前でセンショウレディーに差されてコンマ8秒差2着も、先行して末脚もしっかりというこの馬らしいレースができました。今回は牡馬もいますが、ほぼ4歳限定といえる顔ぶれだけに、引き続き好勝負できそうです。
 キクノカンターレは前走の紅バラ賞では2番人気で7着。とはいえ障害もスムーズで、2着フェアリードールと4秒1差なら悲観する内容ではありません。
 センショウレディーは紅バラ賞が2歳時以来となる特別戦出走でしたが、シャープな末脚を見せつけました。好位で障害を越えられれば、連勝の可能性もあります。
 紅バラ賞では1番人気・6着だったセンゴクイチも差のないところ。4走前の4歳重賞・銀河賞では、3頭いた牝馬で最先着の3着に食い込んだ実績があります。
 モコトコマは9歳にして初の特別挑戦。前走までのB3級では、キクノカンターレ、センショウレディらと好勝負しており、4歳馬相手でもスピード負けはなさそう。
 7歳馬チェイスアドリームは、今季、B2級特別では2度馬券に絡んでいるものの、フェアリードールが相手ではやや劣勢。しかしそれ以外の馬となら渡り合えそうなので、流れに乗って上位進出を目指します。

今週の見どころ(10/17~10/19)

2015年10月16日(金)

 10月19日(月)のメインには、疾風賞が組まれています。定量500キロで争われるスピード勝負で、来年2月8日に行われるスピードスター賞の予選第2弾です。8月24日に実施された予選第1弾の稲妻賞は、1着キタノサムライ、2着コウシュハクィーンとも過去に同条件特別で連対実績がありましたが、3着ニシキトモエは初めての参戦でした。馬券的中のためには、初挑戦馬の適性推理も重要かもしれません。

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【第14回開催4日目】
 10月17日(土)のメイン第10レースは、ペルセウス特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級-1組(10月11日)、B1級-1組(10日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級-1組予選4着トモエエーカンに注目します。今回と同条件のA2・B1級混合の特別戦では、今季2戦とも2着の好成績。しかも、拓成湖特別(6月27日)のニシキエーカン(現オープン)、サッポロばんえい缶発売記念(9月6日)のカンシャノココロ(現A1級)と両レースの勝ち馬はかなりの強豪だっただけに、負けても収穫の多い走りでした。障害巧者とはいえませんが、特別戦の流れは向くタイプ。相手関係を考えても好勝負できそうです。
 サクラリュウはA2級-1組予選が1番人気で3着。第2障害を先頭で越えたものの踏ん張れませんでした。とはいえ、A1級との対戦だった前々走・帯広大正メークインまつり杯(9月19日)を圧勝している実績を考えれば、特別戦に変わることで巻き返し必至でしょう。
 ホクショウメジャーは、A2級-1組予選がA2昇級初戦ながら5着と目処の立つ走りでした。障害巧者ですが詰めを欠くというのはサクラリュウと同タイプ。こちらも逃げてどこまでやれるでしょうか。
 B1級-1組予選組では、2着ファイトガールに期待。最軽量ハンデの685キロを生かし先行できれば、しぶとさを発揮しそうです。

【第14回開催5日目】
 10月18日(日)のメイン第10レースは、秋雲特別(オープン-1組・20:10発走予定)
 オイドンは、目下3連勝と絶好調。前々走の重賞・岩見沢記念(9月14日)で実績のない820キロながらオレノココロとの追い比べをモノにすると、賞金別定15キロ増となった前開催のポテト特別(9月28日・オープン)では第2障害5番手クリアから先行勢をまとめて差し切りました。今回はさらに5キロ増えて賞金別定20キロとなりますが、750キロならまだまだ許容範囲。4連勝が濃厚でしょう。
 オレノココロは、4走前のとかちえぞまつ特別(8月1日・オープン)ではオイドンより10キロ重い重量で勝利。前走の岩見沢記念でもオイドンより10キロ重かったもののコンマ9秒差2着と力を見せています。今回は745キロで、こちらが5キロ軽い立場。逃げ切りも一考できそうです。
 ニュータカラコマは、7月12日の重賞・北斗賞(4着)以来となる休み明け。春シーズンは2勝を挙げ、重賞でもばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念での3着など好走続きでした。久々のぶん、割引きは必要かもしれませんが、同じく末脚勝負タイプのオイドンと追い比べになれば、15キロのハンデ差がモノを言うかもしれません。
 北斗賞、ばんえいグランプリと今季重賞2勝のフジダイビクトリーは、岩見沢記念を回避し、ポテト特別では2着。賞金別定30キロ増のトップハンデをものともせず、負けて強しの競馬でした。
 インフィニティーは、岩見沢記念が3着で、ポテト特別が5着。ともに障害を先頭で越えながら詰めを欠く内容でした。今回も勝利までは微妙かもしれませんが、上位進出が期待できます。

【第14回開催6日目】
 10月19日(月)のメイン第10レースは、疾風賞(3歳以上B級以上選抜・20:10発走予定)。定量500キロ(牝馬20キロ減、4歳10キロ減)での争いです。
 同条件特別で2戦2勝というセイコークインに注目。昨年12月の地吹雪賞では第2障害7番手で越えての差し切り、今年2月のスピードスター賞では、10頭差のない障害クリアから抜け出しを決めています。スピード自慢で、障害力も決め手もあるタイプ。ここも負けられません。
 カンシャノココロは、前々走まで7戦連続連対と好調。今回が定量500キロの特別戦には初出走となりますが、7月に行われた天の川賞(3歳・4歳混合の軽量特別)では、550キロで差して僅差の2着と適性はありそうです。
 ハクタイホウもこの条件初挑戦ですが、障害のカカリを気にしなくていいのは歓迎。スピード自慢で、いきなりの上位進出もありえます。
 ホクショウバトルは2013年のスピードスター賞を勝つなど、この条件では大崩れがありません。ライデンロックも近走不振ですが、13年7月以来となるこの条件への参戦で、変わり身に警戒が必要でしょう。

ナナカマド賞 予想結果

2015年10月13日(火)

斎藤:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円
山崎:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×10R=60,000円

斎藤 +266,250円
須田  +42,780円
山崎  -32,520円
矢野  -34,440円

10/12ナナカマド賞回顧

フウジンライデン世代最初の重賞ウイナーに!

 12日(祝・月)は2歳世代で最初の重賞となるナナカマド賞(2歳オープン)が行われ、単勝2番人気のフウジンライデンが優勝。この世代初のタイトルウイナーとなりました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.キタノリュウキ 2.9
  2.エアーシップ 6.3
  3.フウジンライデン 3.9
  4.サクラダイチ 7.0
  5.グレースゴールド 11.4
  6.アラワシキング 25.0
  7.ツルイテンリュウ 71.7
  8.ヒカルナナヒメ 10.4
  9.リュウセイイチバン 10.3
 10.オトコギ 40.5

 2走前こそ10着に敗れていたキタノリュウキが、前走できっちり巻き返したこともあって1番人気。堅実なレースぶりを見せるフウジンライデンが続きましたが、この時期の2歳戦とあって以下は混戦模様。570キロの重量と2.1%の馬場水分がどうでるか、未知の領域に挑む2歳馬たちの挑戦が始まりました。

 各馬、勢いよく飛び出しながらも、相手の出方をうかがうように横一線。一進一退を繰り返し、極端に遅れる馬もなく、全馬が差なく第2障害を迎えました。
 フウジンライデン、サクラダイチ、ヒカルナナヒメがほぼ同時に仕掛け、やや遅れて他馬も登坂開始。しかし、フウジンライデンとサクラダイチが抜群のかかりを見せて、あっさりと突破します。エアーシップ、リュウセイイチバン、アラワシキングと続き、ツルイテンリュウとキタノリュウキもこの一角でクリアしました。
 しかし、先頭の2頭の脚いろは乱れず、特にフウジンライデンは一歩一歩力強い歩みを見せます。残り10メートルを切ったところで、脚が鈍ったサクラダイチを突き放し、そのままフウジンライデンが世代の頂点に名乗りを上げました。サクラダイチは懸命の粘りを見せて2着を確保。3着にはリュウセイイチバンが入線しました。

 フウジンライデンはこれでデビューから【4・3・0・4】。掲示板を外したのは1度だけと、堅実な成績を残しています。いかにも"レースに集中している"といった力強い脚どりを見せたのが印象的で、今後もより大きな舞台での活躍が期待できそうです。

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安部憲二騎手「普段から調教していて馬の成長を感じ取ることができました。近走は満足のいくレースではなかったのですが、ここに向けて調教をつけていたので、結果を出せて良かったです。道中、横一線だったので、忙しいレースだなと思っていましたが、しっかり練習をつけてきたので思い切り行きました。これからも大きなタイトルを獲れる馬に育ってほしいと思います」

10/12ナナカマド賞予想 山崎エリカ

2015年10月12日(月)

ステーブルメイトの無念を晴らす!

 今年は昨年のセンゴクエースのような絶対王者不在。しかも、目下3連勝の青雲賞の勝ち馬ムサシブラザーが回避し、更に混戦ムードとなりました。しかし、今回の出走馬の大半は近2走でムサシブラザーに敗れていることから、現時点ではムサシブラザーがこの世代のリーダー格であることは間違いないでしょう。

 よって、◎には前々走の青雲賞でムサシブラザーと2.7秒差(2着)、前走ではムサシブラザーと3.6秒差(3着)のエアーシップを推します。この馬はデビューしてからしばらくは、中堅クラスで勝ったり負けたりで、けっしてエリートと言える成績ではありませんでした。しかし、2歳戦では勢力図が二転三転するのはよくある話。前走で先着を許したヒカルナナヒメは、エアーシップよりもハンデが20kg軽かったことを考えても、エアーシップは今回のメンバーでは最上位と言えそうです。

 ○はサクラダイチ。前走はA2クラスでしたが、青雲賞の3着馬フナノクンを相手に堂々の勝利でした。▲は牝馬からでいちい賞の2着馬ヒカルナナヒメ。白菊賞といちい賞と牝馬特別を連勝したグレースゴールドが基礎重量に10㎏加算されての出走となれば、白菊賞といちい賞で小差の2着に善戦したヒカルナナヒメに一発の魅力を感じます。

 △は積極的に行っても楽に障害を上げられるアラワシキング。この馬は近走が振るいませんが、テンに置かれながらも障害はしっかりと上がっていることから、軽馬場の速い流れは苦手と推測。高重量戦ならばペースが遅くなることはあっても、速くなることはないので、巻き返しに賭けます。

 あとは青雲賞の5着馬フウジンライデン。この馬は切れ味を生かすタイプだけに軽馬場であまり時計の速い決着になると不安な一面もありますが、高重量戦ともなると行ったっきりのレースになることもそう多くもないので押さえておくのが無難でしょう。

 他では3走前にムサシブラザーを2着に降し、4走前や前々走ではフウジンライデンの2着のリュウセイイチバン。前走は重量増が堪えたのか、他馬を見ながらレースを進めていくタイプだけに端枠が堪えたのか、敗因が定かではありませんが、重量ではないとするならば巻き返して不思議ないでしょう。

 ◎ (2)エアーシップ
 ○ (4)サクラダイチ
 ▲ (8)ヒカルナナヒメ
 △ (6)アラワシキング
 △ (3)フウジンライデン
 △ (9)リュウセイイチバン

 3連単1頭軸マルチ
 2→4,8,6,3,9 100円 計6000円

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