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斎藤修NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。

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【10/15笠松・岐阜金賞】地方同士ならトーコーヴィーナスに期待

 笠松を舞台に兵庫からの遠征2頭が、まさに雌雄を決する一戦。
 地方同士ではいまだ連対を外していないトーコーヴィーナスに期待する。3歳になって負けたのは、浦和・桜花賞での接戦の2着と、中央馬相手の関東オークスJpnII(7着)だけ。4カ月の休み明けで成長しているのかどうかも楽しみなところ。田中学騎手が療養中につき、大山真吾騎手がどんな手に出るのかも見どころ。
 バズーカの成長ぶりには驚かされる。菊水賞5着まではあまり目立つ存在ではなかったが、一時的に名古屋に移籍して東海ダービーを制してからは、一躍注目の存在となった。大井の黒潮盃(7着)はともかく、名古屋の秋の鞍では大差圧勝。短期間にこれだけ充実する馬というのもめずらしい。
 地元(所属は名古屋だが)東海勢の期待はコスモアルバトロス。秋の鞍ではバズーカから2秒5も離されての3着だったが、川西毅調教師だけに同じような負け方はしないはず。ただこれまでの勝ち星がすべて1400メートルで、さらなる距離延長がどうかという疑問はある。
 金沢のアイナは、秋の鞍ではコスモアルバトロスにハナ差の4着。勝ち負けまではどうかだが、連下争いにはからんでくる。
 スプリングウィンズは中央未勝利から転入後5戦4勝。3歳の条件戦だがまだ底を見せていない。とはいえ笠松1400メートルの走破タイムからすると、上位争いまでは相当なパワーアップがあれば、ということになる。
 駿蹄賞での逃げ切り圧勝までは強かったハナノパレードだが、その後はさっぱり。復活が待たれるところ。
 ◎6トーコーヴィーナス
 ◯10バズーカ
 ▲7コスモアルバトロス
 △5アイナ
 △4スプリングウィンズ
 
 岐阜金賞の出走表はこちら

2015/10/14
重賞予想
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【10/14門別・瑞穂賞】連覇を狙うウルトラカイザー

 星雲賞で連勝が途切れ、エルムステークスGIIIでも残念ながら10着に敗れたウルトラカイザーだが、門別の1800メートルが舞台なら巻き返すと見る。いずれも大接戦だったコスモバルク記念、赤レンガ記念、星雲賞の上位との再戦だが、連覇の可能性大。
 相手筆頭にはグランプリブラッド。2着のコスモバルク記念、3着の赤レンガ記念は、ともに勝ったウルトラカイザーにコンマ1秒差。そしてマイルの星雲賞を制した。展開ひとつで着順はどうにでも変わりそう。
 新興勢力といえるのがビービーレジェンド。昨シーズンの最終戦、最下級条件から8連勝で、今回が重賞初挑戦。1800メートルの持ちタイム的には十分に通用する。
 押し出される形での△がキタノイットウセイ。昨年末の東京大賞典遠征を除けば、昨年9月から門別ではすべて3着以内。赤レンガ記念、星雲賞も、やはり紙一重の決着。ここでもチャンスは十分。
 さらに押し出されて、△2番手評価になってしまったのが3歳のオヤコダカ。星雲賞では1番人気に期待されるも4着で、そのレースぶりからは、上記古馬たちが相手だとやや分が悪い。ただ3歳だけに急激な成長があれば可能性がないわけでもない。
 ニシノファイターは春のコスモバルク記念でやや離されての4着以来の重賞。マイペースの逃げに持ち込んでどこまで粘れるか。外枠に入ったが、11頭立ての10番枠ならそれほど不利にはならないだろう。
 ◎8ウルトラカイザー
 ○2グランプリブラッド
 ▲1ビービーレジェンド
 △3キタノイットウセイ
 △11オヤコダカ
 △10ニシノファイター
 
 瑞穂賞の出走表はこちら

2015/10/13
重賞予想
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【10/13門別・サンライズカップ】門別3戦3勝のタービランス断然

(延期にともなう再掲)
 
 タービランスはここまで4戦3勝。負けたのは中央の芝だけ。前走中1週で臨んだウィナーズチャレンジは直線突き放しての完勝。3着のストレートアップはブリーダーズゴールドジュニアカップの勝ち馬で、4着のスティールキングは栄冠賞4着でブリーダーズゴールドジュニアカップ2着という実績馬たちを問題にせずということでは、期待を感じさせる勝利だった。今回、そのウィナーズチャレンジと比べて強敵といえるような相手はなく、ここはさらに大きな舞台へ向けてのステップになりそう。
 スティールキングの前走は、道中外々をまわったコースロスに加え、直線では2着馬に前をカットされる不利があった。とはいえ、たとえそれらがなくてもタービランスに勝てたかどうか。今回はどこまで差を詰められるか。
 ラプレシオーサも中央の芝では結果を残せなかったが、門別では2戦2勝。6月になるが、1700メートルのウィナーズチャレンジでは7馬身差の圧勝があり、さらに距離伸びても力を発揮しそう。
 ジャーニーマンは、札幌芝のすずらん賞で勝ち馬から0.3秒差5着と好走。ただサウスヴィグラス産駒で、これまで1200メートル戦しか使っていないことから、距離延長でどうか。
 ここまで6戦3勝で3着以内を一度も外していないモリデンルンバだが、2走前にはタービランスに2秒差をつけられており、どこまで詰めてこられるか。
 1800メートル戦を制して2戦2勝のヴェルミオンは一気の相手強化でどこまでやれるか。
 ◎4タービランス
 ○3スティールキング
 ▲2ラプレシオーサ
 △5ジャーニーマン
 △7モリデンルンバ
 △8ヴェルミオン
 
 サンライズカップの出走表はこちら

2015/10/12
重賞予想
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【10/12ばんえい・ナナカマド賞】善戦続きも一発期待ヒカルナナヒメ

 今年は昨年のセンゴクエースのような絶対的な存在がいない2歳戦線。青雲賞を勝って目下3連勝中のムサシブラザーが不在となってますます混戦模様。
 ここのところ勝ち切れないレースが続いているヒカルナナヒメだが、白菊賞、いちい賞ではともに5キロ重いグレースゴールドの2着。そのグレースゴールドが今回唯一別定10kg増なのに対してヒカルナナヒメは増量なしの550kg。一発目の重賞で逆転のチャンスが巡ってきた。前走とかちアーチ橋賞で前記ムサシブラザーにコンマ3秒差2着ということでも期待がもてる。
 ここまで7戦して6連対と、メンバー中唯一底を見せていない成績なのがキタノリュウキ。休み明けや端枠など不安な要素はあるが、この負担重量で唯一馬体重が1トンを超えているということでも有利。
 フウジンライデンは、ここ2戦、5着、4着と馬券にからめていないもののあまり差はなく、それまでのレースぶりからこの世代の上位安定性力であることは間違いない。ここは巻き返してくると見る。
 グレースゴールドは、不出走のムサシブラザーと並んで目下のところ最多の5勝。白菊賞、いちい賞を制しているとはいえ別定10kg増はいかにも厳しい。とはいえその特別2戦でも5kgハンデを背負って勝っていただけに、さらなる増量でも克服という可能性も捨てきれない。
 青雲賞2着、とかちアーチ橋賞3着と安定のエアーシップも上位争いに食い込んでくる。
 リュウセイイチバンは、3走前にムサシブラザーを負かし、2走前にはフウジンライデンの2着。前走の7着に目をつぶればここで勝ち負けでも驚けない。
 ◎8ヒカルナナヒメ
 ○1キタノリュウキ
 ▲3フウジンライデン
 △5グレースゴールド
 △2エアーシップ
 △9リュウセイイチバン
 
 ナナカマド賞の出走表はこちら

2015/10/11
重賞予想
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【10/12盛岡・マイルチャンピオンシップ南部杯JpnI】古馬JpnI狙うハッピースプリント

 ハッピースプリントは、ここでなんとか古馬になっての初GI/JpnI制覇とならないだろうか。ジャパンダートダービーJpnIでハナ差2着だったあとに落ち込んだが、今年になってかしわ記念JpnI、帝王賞JpnIでともに3着。その2戦で先着された4頭はすべてGI/JpnI勝ち馬。充実ぶりがうかがえる。特にかしわ記念はベストウォーリアに抜群の手ごたえで並びかけながら、4コーナーで外に膨れてしまったのは残念だった。そのとき先着されたワンダーアキュート、ベストウォーリアとは実力的に差はない。
 連覇を目指すのがベストウォーリア。昨年のこのレースでは、自身も含めてGIII/JpnIII勝ちまでというメンバーに恵まれた感じもあった。とはいえ今年になってフェブラリーステークスGI、かしわ記念JpnIはともに僅差のレースで充実ぶりを見せている。南部杯は、連覇する馬が多いレースだけに、チャンスは十分。
 ポアゾンブラックは、中央在籍のままでは地方のダートグレードで除外されることが多く、出走機会を求めての北海道移籍。昨年は逃げてベストウォーリアの2着。移籍後もダートグレードを2戦してともに2着と上昇気配。マイペースで先行できればチャンスはある。
 ワンダーアキュートは押し出されての△だが、JpnI・3勝と実績は断然。輸送も苦にすることがなく、かしわ記念JpnIからのマイナス要因もない。
 サマーチャンピオンJpnIIIを制したタガノトネールは、このメンバーに入ると勝ち負けまではやや力不足。
 過去にこのレース3着2回で、今年で4年連続出走となるアドマイヤロイヤルだが、2年以上勝ち星がなく、今年も3着争いまで。
 ◎13ハッピースプリント
 ○12ベストウォーリア
 ▲6ポアゾンブラック
 △14ワンダーアキュート
 △1タガノトネール
 △2アドマイヤロイヤル
 
 マイルチャンピオンシップ南部杯の出走表はこちら

2015/10/11
重賞予想
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