
中央オープンから昨年転入したサクラエールは、下級条件から勝ち上がってここまで14戦11勝。特にここ3戦のパフォーマンスが圧巻で、前走でA級の下位クラスを突破した。中央時代からダートの短距離を中心に使われてきたが、高知では1600メートル戦で2戦2勝だけに、ある程度距離にも対応できそう。
キャプテンオリオンは目下4連勝中で前走A-1特別を勝利。ここに来ての充実ぶりがうががえる。不良馬場で好タイムの好走が目立つだけに、馬場は渋ったほうがよさそう。
チャオは重賞勝ちこそないものの、重賞はここまで9戦して2着4回、3着2回、4着2回。しかも2走前のだるま夕日賞(7着)以外、すべて人気以上の着順で、常に人気の盲点になっている。人気になりそうな馬が高知での重賞経験があまりないだけに、ここでも意外な好走が期待できる。
南関東の重賞路線を戦ってきたグレナディアーズは、黒船賞JpnIIIこそさすがに相手が強かったが、まだまだ上を狙えそう。
高知では3着以内を外さずB級までクラスを上げてきたピースフルリバティ、昨年の福永洋一記念で2着だったヒロノカイザーらも馬券圏内を狙えそう。
◎4サクラエール
○11キャプテンオリオン
▲6チャオ
△10グレナディアーズ
△2ピースフルリバティ
△8ヒロノカイザー
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ここもやはりスーパージンガ、ニュールックという2強の争い。
飛燕賞ではニュールックに3馬身差の2着と完敗だったスーパージンガだが、ル・プランタン賞では高知のナンヨーオボロヅキを4馬身ちぎっての圧勝となった。距離は長いほうがいいとのことで、飛燕賞が距離不足だったと考えれば、あらためてこの馬が中心。
ニュールックは輸送で馬体重を減らしてしまった若草賞がレースにならず惨敗。佐賀に戻ったあとも影響があったようだ。その状態からどこまで立ち直っているか。馬体重には注意したい。
飛燕賞で3着だったムーンパスノキセキがここでもやはり3番手。古馬B級に入っての好走は評価でき、2強に割って入る可能性も考えたい。
近走不振だが花吹雪賞で3着だったエムティミホ、3歳特別で善戦続きのモリデンベーらは、上位3頭のいずれかが崩れたときの3着候補。
◎12スーパージンガ
○4ニュールック
▲7ムーンパスノキセキ
△2エムティミホ
△6モリデンベー
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グランダム・ジャパン3歳シーズンはここまで3戦。それぞれを制した3頭が10ポイントで並んでいるが、若草賞で1、2着だったゴールドリング、リリコがここでも有力で、ポイントを重ねることになりそうだ。
ゴールドリングは、スプリングカップがアンタエウスの2着だったが、3着のリリコに4馬身差。若草賞では大外枠からハナを取ると、3コーナーから後続との差を広げ、今度はリリコに7馬身差をつける圧勝となった。1800メートルの距離はスプリングカップで経験しており、舞台も再びゴールドリングには地元の名古屋でもあり、リリコにとってはよほどのことがなければ逆転までは難しいのではないか。
3番手以下の比較は難しい。中央未勝利から転入したミトノクリは前走3歳牝馬の特別戦で接戦の2着。これまで崩れておらず、ここでも上位が狙えそう。あとは初めての1800メートル戦がどうか。
経験的なことでは、川崎でデビューして佐賀で重賞入着実績のあるスウォードクイーンにも期待できそう。ただ前走ル・プランタン賞(4着)で1馬身先着されたチェリーフオールが、若草賞では◎◯から差のある4着だったことを考えると、ここも3着争いまでだろう。
若草賞で9着だったノーブルソレイユだが、勝つときは強いが負けるときはあっさりというタイプだけに連下では押さえておきたい。
◎2ゴールドリング
◯1リリコ
▲10ミトノクリ
△11スウォードクイーン
△8ノーブルソレイユ
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休み明け初戦または2戦目の馬や、転入初戦の馬などがほとんどで能力比較が難しいが、昨シーズンの実績からチェリーピッカーに期待する。昨年の赤松杯は6着だったが、その後は1勝のみとはいえすべて掲示板内。重賞でもみちのく大賞典2着、青藍賞3着、北上川大賞典2着と善戦。その勝ち馬はすべてエンパイアペガサスで、そのレベルの馬がいないここはチャンスと見る。あとは4カ月半ぶりの実戦がどうか。
ロジストームは昨年の赤松杯がベンテンコゾウの2着で、12月には同じ水沢1600メートルの白嶺賞を制した。南関東で2月3月にもレースを使われてきたというのもアドバンテージになりそう。
スカイロックゲートは白嶺賞がロジストームの3着で、冬休み明け初戦のスプリント特別(1400メートル)を勝利。門別時代は積極的に逃げる競馬が目立っていたが、岩手では控える競馬で結果を残している。積極的な競馬ならまた新たな一面を見せるかもしれない。ここまで3頭の勝負と見る。
連下候補としては、昨年の絆カップで3着だったニットウビクトリー、南関東B級好走から転入初戦で休み明けのパーフェクトデイ、休み明け初戦の前走度外視なら明け4歳のミスティカルなど。
◎4チェリーピッカー
○1ロジストーム
▲9スカイロックゲート
△5ニットウビクトリー
△6パーフェクトデイ
△3ミスティカル
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かきつばた記念JpnIIIを狙ってなのかどうか、川崎からバンドオンザランが遠征してきた。昨年7月以降、勝ち星から遠ざかっているとはいえ、対戦しているのは全国でも通用するレベルの馬たち。ここでは能力が一枚違う。
対するのは兵庫のキクノステラ。兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIでは、4コーナー6番手からゴール前で前に迫って3着と見せ場をつくった。名古屋では12月のマイル争覇でカツゲキキトキトの6着だったが、1400メートルなら能力を発揮しそう。
重賞でも常に好走を見せているポルタディソーニだが、今回は強力な◎○相手にどこまで迫れるか。
スムーズジャズは新春盃こそ3着だったが、A級でも連対を続け、充実ぶりがうかがえる。5歳だがまだ成長が期待できそう。
地元名古屋では崩れることなく重賞で常に善戦のサンデンバロン、笠松のドリームアローらも展開次第では馬券圏内がありそう。
◎4バンドオンザラン
○7キクノステラ
▲8ポルタディソーニ
△9スムーズジャズ
△3サンデンバロン
△2ドリームアロー
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