今シーズンの重賞優勝馬によって争われるチャンピオンカップ。オープン馬790キロで、格付けが1つ下がるごとに10キロ減。オープン馬は今シーズンの収得賞金150万円ごとに10キロ増という別定戦。
賞金で増量となるのは、フクイズミのみが20キロ増で、カネサブラック、ナリタボブサップ、トカチプリティー、アローファイターが10キロ増。
しかしトップハンデのナリタボブサップとカネサブラックが800キロで、最軽量馬が770キロ。上下差はわずか30キロ。過去5年でも、05年、06年の上下差60キロが最少だっただけに、今年はいかにも差が小さい。
となればここは素直に実績馬から狙ってみたい。
中心はナリタボブサップ。たびたび凡走があった昨シーズンと比べ、今シーズンはかなり成績が安定した。帯広記念の7着は残念だったが、その後大河原騎手に乗り替って2、1着と好調。大目標のばんえい記念に向けて、今回の重量差なら負けられないところ。
実のところ、スーパークリントン、カネサブラックまでの3頭は、どう順番をつけていいものやら迷いに迷った。迷った末に2番手はスーパークリントン。ナリタボブサップ、カネサブラックよりも10キロ軽いのは北見記念を勝ったときと同じ。早めに障害を越えられれば北見記念の再現もあるだろう。
今シーズンも3着を外したのはたった2度だけという、きわめて安定した成績のカネサブラックを3番手にするのもどうかと思ったが、あえて順番をつけたらこうなってしまった。
上位3頭、馬連複か馬連単の3頭ボックスで儲かるだろうか。
フクイズミは一昨年このレースを制したときより10キロ軽くなっているが、他の出走馬との相対比較では、当時がトモエパワーやミサイルテンリュウなどの一線級と30キロ差があったの対し、今回はトップハンデのナリタボブサップ、カネサブラックとはわずか10キロ差。これはいかにも厳しい。ただ、帯広記念でも「これはいかにも厳しい」という常識を覆しての勝利だっただけに、ここでもその常識外れな強さを発揮しないとも限らない。
軽量馬で一発があるとすれば、秋から着実にクラスを上げてきているホッカイヒカル。今の勢いならオープンでも十分に戦えそうだ。
◎ナリタボブサップ
○スーパークリントン
▲カネサブラック
△フクイズミ
△ホッカイヒカル
荒尾競馬場ではダートグレードが行われていないこともあって、なかなか行く機会が少ない。年に一度行くか行かないかという程度。それゆえ競馬場内の食べものも、食べてみたいと思いながら「次回は」と思っているものがいくつもいくつもある。
今回の荒尾競馬場は、たんぽぽ賞の取材。下のエントリのとんかつ定食は佐賀記念で行ったときのものだから、なんと2週連続での九州行きとなったのだった。
さて今回は何を食べよう、と、荒尾競馬公式サイトの「グルメ de 競馬」を見てピンときたのがコレ。
ラーメン。
場所はスタンド2階のゴールとは反対側、4コーナー側の端。
ゴールとは反対側というと、お客さんがいちばん少ない閑散とした場所。実際にスタンドのこのあたりはお客さんが少ないのだが、この「中華そば」ののれんがかかったラーメン屋さんには、ひっきりなしにお客さんが来る。
これは期待大。と思って食べたラーメンは、見事にその大きな期待にこたえてくれた。
これぞ九州!という感じのとんこつが充満したスープ。東京あたりで食べるとんこつラーメンて、なんとなく東京の人の舌に合うような味じゃないっすか。ここのラーメンは、「ああこのスープは九州に来ないと食べられないなあ」と思わせる濃厚なもの。
高菜、紅しょうが、ゴマなどは当然好きなだけトッピングできる。そしておばちゃんに「これも入れてね」と言われたのが、写真ではゴマの下になってわかりにくいかもしれないけど、茶色のつぶつぶ状のもの。食べてみると、なるほど、揚げて砕いたニンニクだった。コレはとんこつに合いますよ。
で、ラーメンのとなりにあるおにぎり。ぼくがつけていた取材証を見て、遠くからきてくれたと思ったのか、なんと!おばちゃんがサービスしてくれた。
もしかして、ラーメンには自動的におにぎりが付いてるくの?とも思ったけど、その後に来たおじさんたちにはラーメンしかだされなかったので、やっぱりこれはサービスだったみたいだ。
ありがとう、おばちゃん。
荒尾には、まだまだ食べてないものはたくさんあるけど、次回もまたここでラーメンを食べよう。
重賞の予想をするだけでほとんど一杯一杯な感じのこのブログ。毎年のことだけど2月はちょっと重賞が少ないので、久しぶりに競馬場のおいしいものをご紹介。
過去に紹介した競馬場でも、もっとも頻度が高いと思われる佐賀競馬場がまたまた登場。
佐賀競馬場というと、ここで紹介した、薩摩揚げ(天ぷら)類とかカレーパンとか、なんでも焼いちゃってくれる売店がインパクト大だけど、最近ちょっと感動(というほどでもないけど)したのが、指定エリアに入って階段を上がったすぐのところにある、カウンターだけの定食屋さん。
ところで競馬場巡りというと、まずはどうしてもその土地土地のものを食べてみたくなるわけだ。佐賀競馬場でいえば、例の薩摩揚げとか、九州ラーメンとか、ちゃんぽんとか。なので、ハンバーグとか、とんかつとか、カツ丼とか、カレーライスとか、日本全国どこででも食べられるフツーの定食とか丼類は、優先順位としてはもっとも低い。
なのだが、最近実はハンバーグがちょっとしたマイブームで、昨年のサマーチャンピオン取材のときに食べてみたのが、このハンバーグ定食(たしか800円也)。
どうせ冷凍食品かなんかを温めて出してるんだろうと、あまり期待していなかったのだが、これが食べてみてびっくり。おそらくたぶんきっと手作りしてると思われるハンバーグに、これまた本格的なデミグラスソース。これで800円は大満足。
さらにさらに、今年の佐賀記念のときに、今度はとんかつ定食(800円也)を注文してみた。
お昼の時間帯をはずしていったので、ぼくの前に注文を待っているのはひとりだけ。なのに出てくるまでに意外に時間がかかる。ここは待たされてイライラするのではなく、おそらく注文ごとにとんかつを揚げるところからやっているんだろうと好意的に解釈した。
「とんかつ」というからには、ソースをかけて食べる和食のとんかつを想像していたのだが、出てきてこれまたびっくり。
これ、ハンバーグじゃないですよ。とんかつにどっぷりかかっているのは、キノコと玉ねぎをしっかり煮込んだトマトソース。こりゃ、うまい!
ハンバーグ定食と、とんかつ定食をいただいてわかったのは、かなりちゃんとした洋食メニューだなあということ。ケチャップで味つけしたスパゲティの付け合わせも、なんとなく昭和テーストでなつかしい。
で、このエントリを書いてる今は午前4時。あ〜、お腹減ってたまらん。
九州地区の3冠を占う一戦となる飛燕賞。
ここは九州ジュニアチャンピオンを制し、九州地区の2歳チャンピオンとなったパスカルが堅い中心。前走古馬B2-3組に格付けされてのレースは、4コーナー離れた7番手という絶望的な位置どりから直線追い込み、勝ったエスワンダッシュから1+クビ差の3着。3歳のこの時期に、古馬のB級で好勝負の実力は断然。
相手は、一応順番はつけたものの○(対抗)以下は混戦。12月のカペラ賞でパスカルのクビ差2着、年明けの3歳1組(初夢特別)を勝ったオヤビンが、再びパスカルに迫れるかどうか。
ティピカルは、前走3歳1組(筑紫野特別)が転入後3戦目の初勝利。好位から直線抜け出しての完勝で、力をつけている印象がある。
古馬C1級で2着のグレートトップガンも3歳馬同士なら上位争い。岩手から転入初戦の3歳1組(日峯特別)でクビ+クビ差3着だったクラガリレイは、2戦目での上積みに期待。
◎パスカル
○オヤビン
▲ティピカル
△グレートトップガン
△クラガリレイ
JRAヴィクトリアマイルのトライアル代表馬選定レースとして行われる福山牝馬特別。福山でJRAGIトライアルへの選定レースが行われるのはこれが初めて。
昨年のヴィクトリアマイルへの選定レースは園田競馬場で2月6日に行われた兵庫牝馬特別で、今年そのレースは兵庫にはない。主催者間で重賞を移動して行うというのはめずらしいが、事実上そう考えてよさそうだ。
で、昨年の兵庫牝馬特別を制したのがキーポケット。出遅れて最後方追走からほとんど持ったままで4コーナー先頭、ゴール前で抜け出すという強い勝ち方だった。ここ2戦はA1で3、4着と足踏みしているが、昨年の兵庫牝馬特別や、同じように後方から進出して差し切った11月の兵庫クイーンカップと比べても、今回はそれ以上のメンバーが揃ったという感じもなく、連覇の可能性大と見る。
相手筆頭は、大晦日の笠松・東海ゴールドカップを制したオグリシルク。かつて東海ゴールドカップといえば、笠松では最高峰のレースのひとつだった。しかしダートグレードがレース体系の中心になった今では、メンバー的に普通の地区重賞という感じは否めない。オグリシルクはその東海ゴールドカップも含めここ4戦は連続連対だが、相手関係を考えると、今回牝馬同士とはいえあまり強気にはなれない。
サチコゴージャスは、勝つときは圧勝だが負けるときはあっさりというタイプ。かつては逃げてどこまでというレースぶりだったが、ここ何戦か好位に控えている。昨年10月の秋桜賞では、3歳ながら同斤量の古馬牝馬相手に大差圧勝というレースもあり、今回も展開と気分(?)次第だろう。
地元の大将(女帝か?)格は、前走クイーンカップを制したトミノプラネット。南関東時代は東京プリンセス賞3着という実績もあり、福山に移籍してからは5戦2勝、2着2回。ただ福山では他地区所属馬との対戦はなく、レベルを考えると押さえまで。
2007年7月ののじぎく賞以来勝ち星から遠ざかっているエンタノメガミだが、3走前にはS1特別で牡馬相手に2着があり、連下なら可能性は十分。
2008年の正月以降16戦連続して3着を外していないサンディナナも注目されそうだが、他地区の一線級との対戦はこれが初めてだけに、今回は見送る。
◎キーポケット
○オグリシルク
▲サチコゴージャス
△トミノプラネット
△エンタノメガミ