松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。
松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。 12月9日に行われたリーディング上位騎手による対抗戦『オッズパーク杯ゴールデンジョッキーズシリーズ』。11R・12Rの2戦の結果、第1戦5着・第2戦では優勝した佐々木志音騎手が総合優勝。副賞賞金50万円を獲得しました。
まず11Rの第1戦。ここまで5連勝中、菅原辰徳騎手騎乗のショウナンナスカが前売り段階から単勝オッズ1倍台の人気を集めていて最終的にも1.0倍の"元返し"。レースでも3番手追走から勝負所で一気にマクる形で決めて圧倒的な人気に応えました。
12Rの第2戦もダートでは連勝している佐々木志音騎手騎乗カナオールウェイズが単勝1.4倍の断然人気。そしてレースでも、スタートで僅かに出負けして序盤は最後方追走になりましたが向こう正面で外から急上昇、直線に向く頃には持ったままで先頭に並ぶ勢いで快勝。こちらも人気通りの強さを見せつけました。
この2戦の結果、総合優勝は佐々木志音騎手、同2位は第1戦を制した菅原辰徳騎手、同3位には2戦とも上位でまとめた村上忍騎手が入りそれぞれ副賞賞金を手に。佐々木志音騎手は「去年は最後に怪我をして乗れずに終わったので今年は乗り通したい。賞金は冬休みの旅行に使いたいです」と残り僅かとなった今シーズンに意気込み新たな勝利となりました。
さて12月10日のメインレースは12Rの『アロースタッド特別』B1級二組のダート1600m戦。本命は(3)ブラックレーションを採りました。
JRA3歳未勝利から9月に転入、初戦こそ2着でしたがその後は4戦4連勝。古馬編入、相手強化に距離延長と様々条件が強化されている中で勝ち続けるだけでもなかなかのものなのに、さらに着差を拡げながらなのですから地力の高さは相当なものと思っていいでしょう。今回もB2→B1の昇級戦、元A級馬もいて相手関係はさらに強力に。ここは確かに課題になるでしょうが、それでも突破してくれそうな勢いを感じさせても来ました。素直に信頼の本命視で。
(6)ネオネオモッズが対抗。昨年の後半戦はA級で苦戦しましたが今季の後半戦でC2降級してから再浮上。ここまで7連続馬券圏内でB1まで戻ってきました。この馬の場合千四とかでは流れが合わなくて、持ち味のしぶとさ・粘りを発揮するにはマイルがベスト。水沢マイルはもちろん悪くないですし今週の先行有利な傾向が強い馬場も味方になってくれそう。
三番手は(10)ファルヴォーレを。こちらはこの春にJRA障害オープンから転入してきてA級でも結果を出し始めたところでB2降級。前走はスローすぎる展開が合わずに9着に終わったもので力量による敗戦ではないはずで、見直す意味も込めてのこの評価。
以下は少し穴っぽく、まず(1)タイキクラージュ。どうしても展開とか外部の要因に左右されがちですがそれでも上位安定な点には注目と注意を。(9)ゴールドジャンパーは現状ダートでは距離に課題あるイメージですが、芝馬だけに今の馬場が合う可能性を狙って。(横川典視)
●12Rの買い目
馬単(3)=(6)、(3)=(10)、(3)→(1)、(3)→(9)
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