
9月28日に行われた3歳牝馬三冠路線の最終戦『オータムティアラ』は3番人気ミナトミナイトが4馬身差で勝利。ひまわり賞に続いて牝馬二冠を獲得しました。
逃げたサンカリプソの2番手につけたミナトミナイト。鞍上・高橋悠里騎手にとっては「ゲートの出方次第では2,3番手でもいいと考えていた。スタートが決まったのでそのまま馬のリズムで行こうと思いました」とそれも想定の範囲内。2周目の3コーナーで外からプレシャスアセットが迫ってきた時も「馬が見えたらまたひと伸びしてくれた」ミナトミナイトが競り合い寄せ付けず、最後は4馬身まで差を拡げてゴール。ひまわり賞に続いて二冠目を手にしました。
2着はプレシャスアセットが確保、3着には2番人気ナムラクレープが直線浮上する形。4着に7番人気オールニッポン、1番人気クラリティーは5着でした。
早くも9月最終日。秋の水沢開催も後半戦の半ばを過ぎて残すは今日と次週の3日間。盛岡開催に変わればすぐに南部杯ですし、朝晩の冷え込みもはっきりしてきましたし、今シーズン自体も終盤戦に入ってきた印象ですね。
さて9月30日のメインレースは12Rに行われるB1級一組ダート1600mの『アレキサンドライト賞』。本命は(4)タカマキファイブです。
既にお気づきの方もおられるでしょうがこの開催から3歳馬が古馬と同じ格付けに編入されており、このタカマキファイブもここが初の対古馬戦となります。
活きの良い3歳馬が組み込まれて大活躍・・・なのですが、その多くはC級以下の下級条件で、B級やA級になるとベテラン古馬の壁はそれなりに高く厚い・・・というのが例年の傾向。なので3歳馬の本馬がここでどれだけやれるか?は過信はできないのですが、直近のタイムでみてこのメンバーと互角、夏前頃から力を付けて重賞でも2着に食い込むくらいの成長を見せていた点、これらをみれば古馬B1級に入っても通用の期待をかけてみたいもの。逆に言うとこの馬のここでの走りがこの後に続く"上位クラスに入った3歳馬"たちの走りを占う事にもなるでしょう。
対抗は(1)タイセイモンストルを狙ってみます。芝ではもうひと押しが足りなかったですがダートに挑んだ前走が、自身としては二度目のダート戦でしたが、これがなかなか悪くない走り。ダートの長めの距離の方がこの馬の持ち味である粘り強さを活かせそうな手応えがありました。なので距離は、マイルよりもっと長い方がより良いとは思いますが、前走をフロック視するのは危険と考えての敢えての対抗評価。
(9)メイショウタニカゼが三番手。どうしても展開に左右されるタイプ、そして今季は水沢も盛岡もあまり差し馬に優しい馬場傾向ではなかった点は考慮するべき点。時計比較で差は無いようにもっとやれて良い馬。
(6)クリコマも降級してあっさりと強い競馬を見せており、▲にちかい△の一番手。もう一頭は(2)サンエントジアスタ。水沢だと外目の枠の方が流れに乗りやすいのではと考えて印はここまでに留めましたが、力量では全く遜色ない存在です。(横川典視)
●12Rの買い目
馬単(4)=(1)、(4)=(9)、(4)=(6)、(4)→(2)
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