
今週14日(日)から舞台が替わり、10月7日(火)までの約4週間にわたって水沢競馬が行われる。毎回のことだが、開催替わりは手探り状態。前回(6月8日~7月1日)の水沢競馬と比較して時計が速いのか、時計がかかるのか。馬場の内側が有利か外が有利か。手探り状態で臨む。
さらに前開催から格付け再編成され、格上馬が降格。時計比較も単純にできないのが頭を悩ませるところ。一つの例を上げると第1RはC2・850m戦だが、名古屋A級を経て岩手B1から降格2戦目ビップアクア、7月以来の実戦だが、B2から降格エイシンゲッコウが人気を集めるレース。通常のC2戦とは趣(おもむ)きが違い、時計比較が難しい。それでも基準を作ることが先決。馬場が軽ければ50秒台、逆にパワー競馬になったら51秒台以上が想定タイム。
予測展開は外目でもエイシンゲッコウが逃げ、2番手ビップアクア。行った切りが想定だが、そのとおりになるか否か。また1着はどちらか、それとも第3の馬が勝つのか。みなさんも仮説を立てながら馬券検討をしてほしい。
メイン11RはB2級馬による特別「セプテンバーカップ」(水沢1600m)。前走1着馬が3頭いるが、コース替わりも影響しそうなメンバー構成。ひとまず格重視で予想を組み立ててみた。
本命にドテライヤツを指名する。南関東3勝、門別4勝。2022年には瑞穂賞を優勝し、道営記念4着の格上馬。昨年12月に転入し、当初は苦戦続きだったが、赤松杯5着からA級で3着3回。前走からB2へ降格して1番人気に支持されたが、アナザークイーンの逃げ切りに屈して2着。岩手初勝利はならなかったが、今度は右回り水沢が舞台。今度こそ首位を奪取する。
クールファイブは中央ダート中距離2勝から南関東、名古屋B級を経て転入。初戦はC2最下級に編入して完勝。2戦目はB2へジャンプアップしたが、競り合いを制して2連勝。中央2勝馬の実力を見せつけた。直線で鋭く伸びる決め手が武器。ペース速くなれば逆転3連勝まで十分。
ストロングフーヴスは今季1勝3着3回。成績が示すとおり盛岡は3着3回が最高に対し、水沢3勝2着2回。実績の低い盛岡戦を3着にまとめ、得意コースを迎えたのが心強い材料。
アナザークイーンは前走4番人気だったが、絶妙の逃げに持ち込んでドテライヤツ以下の追撃を封じて完勝。前々走は差し競馬で3着だったが、持ち味の先行粘りを披露した。マークがきつくなるが、好調キープ。
テンフェリーチェは岩手デビュー2連勝から中央入り。1勝クラスでは荷が重かったが、里帰り後も2連勝。岩手の水が合う。C2からB2昇級がネックだが、勢いに乗っている。
バインドロックは門別C2から転入戦のB2でクールファイブにタイム差なし2着。クラス通用を証明した。
◎③ドテライヤツ
〇⑥クールファイブ
▲④ストロングフーヴス
△⑤アナザークイーン
△⑧テンフェリーチェ
△②バインドロック
<お奨めの1頭>
2R フェズカズマ
中央ダート短距離2勝から園田を経て転入。最下級C2編入は明らかに恵まれた格付け。初戦からいける